令和元年 第4回定例会(12月定例会)- 12月05日

令和元年 第4回定例会(12月定例会)- 12月05日

◆小川利彦
皆さん、改めましてこんにちは。議席番号7番、小川利彦でございます。これまでも多くの方々が発言されておりますが、私からも一言申し上げさせていただきたいと思います。台風15号、19号、それから台風の爪跡が残る中、21号からの温帯低気圧による10月25日の豪雨となり、2つの台風及び豪雨では死傷者が発生し、市内でも多くの家屋や農業施設等の被害が発生いたしました。また、台風や豪雨により長時間にわたる停電など、これまでの予想をはるかに上回る被害が発生いたしました。亡くなられた方々やけがをされた方々に対しまして心からお見舞いを申し上げますとともに、我が家のようにブルーシートが屋根にかかっているような家屋も多く見受けられますので、一日も早い復旧、復興を願うものでございます。

それでは、印西市議会会議規則第62条に基づき、議長に許可をいただきましたので、通告に基づきまして一問一答方式にて一般質問を行わせていただきます。
まず、大きい1番のほうから入らせていただきます。自然災害発生時の対応について。台風15号、19号、21号からの温帯低気圧による10月25日の豪雨により、我が印西市においても甚大な被害が発生いたしましたことは言うまでもありません。そこで、自然災害発生時における印西市の対応と印西市の備えについて伺いたいと思います。
まずは、(1)、公助について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
板倉市長。

◎市長(板倉正直)
お答えいたします。
市民の皆様の安全を確保し、安心な生活を取り戻せるよう災害発生時の初動対応はもとより、その後の復旧、復興支援についても全庁挙げて取り組むことが公助の役目であると認識をしております。しかしながら、公助の力だけでは災害に対応することが困難であることから、自助としてはみずからの命はみずから守る、共助として地域の皆様で互いに助け合うことにより、初めて被害を最小限に抑えることができると、このように考えております。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。自助、共助が最も重要なことは、これまでの質問の答弁でも私の個人的な認識でも同感でございます。
では、自治体としての公助はどうなのかというところでございますけれども、再質問に入ります。公助が必要な災害発生時では、担当課ではない、総合窓口は災害対策本部だと認識しております。台風15号、19号、25日の大雨の災害時において、この災害対策本部はしっかりと機能していたのかということについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) 
お答えいたします。
台風15号、台風19号につきましては、災害対策本部において情報収集や電話対応などの総合的な窓口を設置し、対応を行い、特に台風19号では災害に備え、千葉県職員、陸上自衛隊、印西地区消防組合などと連携を図り、いち早く情報収集ができる体制がとれたことから被害を最小限に抑えることができ、おおむね適正に機能したものと考えております。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。市民の方々が報告、相談に来られた際も、どこに行ったらいいのかということで、そんな話も伺うことがありました。ワンストップ窓口として対応していただけることがよいことだと思います。
続きまして、避難所について伺いたいと思います。これも、これまでも質問がありましたけれども、もう一度私のほうから質問させていただきます。(2)、避難所について、よろしくお願いいたします。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明)
お答えいたします。
避難所につきましては、土砂災害や洪水、または河川等の氾濫の警戒等において市民の生命の安全を確保するための役割と、大規模地震や土砂災害等により家屋の被害に遭われた方の一時的な生活をする施設としての重要な役割を果たすもので、避難者の安全、安心の場の提供を目的として設置するものと考えております。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。避難所開設が早期に今回開設されたことは、本当によかったことだと思います。不安な気持ちを持ったまま自宅にいるよりも、近くに行けば避難所がある、そういったことを思うだけでも安心はできるのかなというふうに感じたものでございます。だから避難がおくれてしまってというところが全国的にあったのですけれども、印西市の場合は早目に開設したということは本当によかったことかなというふうに私は感じております。
続きまして、また再質問に入らせていただきますけれども、この避難所、一時避難と長期的避難時の対応について異なるとは思うのですけれども、その部分について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明)
お答えいたします。
一時的避難につきましては、土砂災害警戒区域、浸水想定区域付近の市民の方が身の危険を回避するため一時的に避難する場所と考えております。また、長期的な避難につきましては、災害により住家の全半壊、消失、浸水等により自宅に居住が困難となってしまった被災者の方を一時収容し、保護するための場所であると考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。私は、今回避難所開設されたときに地元、私の家の近くの本埜公民館のほうの避難所に行き、地元の方、避難されている方々とちょっとお話をさせていただいてご意見を伺ってまいりましたので、ここで少しだけご報告というか、お知らせしたいと思うのですけれども、ある家庭、大きな会議室のところにいろんなご家庭が入っていまして、テレビで見るような間仕切りのあるような、ああいったのがここにはないのかなということを言われまして、ちょっとそれも今後の課題でございますねと。一時避難なのでということで、あしたの朝には帰れるから。私が言ったのは、あしたの朝には帰れるから、ちょっと1日我慢してくださいというような形で言ったのですけれども、実際にそうやって一時避難とはいえ、地元の方でプライバシーの保護のためというか、テレビで見るような仕切りがあるといいねということを言っている方もいました。
また、あと本埜公民館なのですけれども、これは施設の問題なので、避難所としての話ではないかもしれないですけれども、エアコンがきかなかったということで、暑かった、夏場ということもあって、そういったこともあって、次からは避難所ではなくなったので、そういうことも理由があったのかなというふうには感じておりますけれども、最初のときにエアコンがちょっと調子悪いのではないのということでした。
また、あと飲み物をいただけたので、これはありがたかったということで、喉が渇いてしまってどうしようかなというふうに思っていたけれども、自動販売機はあるけれども、飲み物をいただけてよかったということで言っている女性の方がいらっしゃいましたので、ここでちょっと一部をご紹介させていただきました。
続きまして、(3)のほうに入りますけれども、(3)のほうは印西市だけでは解決できないということではございますけれども、広域連携という観点で質問となります。(3)、印旛沼や印旛沼周辺の利活用について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明)
お答えいたします。
印旛沼につきましては、治水のほか利水として上水、工業用水、農業用水と幅広く利活用されているものと認識しておりますが、現在市として防災上の観点から、印旛沼及び印旛沼周辺を含めた利活用については検討していないといった状況でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
では、もう少し伺いたいと思いますけれども、印旛沼をダムのように見立て、そもそもの水位を下げるような取り組みを印旛沼周辺の近隣市町へ働きかけをすべきと思うがどうか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明)
お答えをいたします。
印旛沼の水位を下げる取り組みといたしましては、水資源機構千葉用水総合管理所などの関係機関と連携を図っているところでございます。また、印旛沼をダムのように見立てること等につきましては、近隣市町への働きかけということについては現在考えていないところでございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。今回の台風、あと豪雨のときも印旛沼、試験的に予備排水をして、若干ですけれども、水位を下げていた経緯も実はあって、それは大きく取り上げていなかったのですが、そういった対策も実はしていた。だけれども、それでもやっぱりこのような状況になってしまったということで、今期の自然災害において降雨等により印旛沼の水位の上昇が予測されることから、八千代市の大和田機場から東京湾へ、栄町にある酒直機場から長門川、利根川に排水をしていたということを聞いております。先ほども申し上げました。ただ、その予想以上の水量が印旛沼に流入し、佐倉市では印旛沼水系の河川より越水して洪水が発生してしまったということです。この発生した後に、栄町消防本部の付近の水門のところで国土交通省のポンプ車が長時間にわたり強制排水を行い、印旛沼水位が下がったということでございます。ですから、印旛沼そのものの水位を下げて、流入する雨水排水を受けとめるということを検討すべきではないかなということをこの場でちょっとご提案させていただきたいと思います。

続きまして、また再質問となるのですけれども、印旛沼、手賀沼も印西市内にはあり、同様に考えるべきかもしれませんけれども、自分が印旛沼の近くに生まれ育って47年でございますので、印旛沼に焦点を当てて質問させていただいておりますけれども、10月26日の印旛沼の水位はかなり高くなっておりました。これについては、印西市のほうもそれは把握されていると思うのですけれども、その際印旛沼の堤防が決壊するのではといったような情報もあり、私も印旛沼へ見に行ったときにそんな感覚を感じたものでございます。また、印旛沼のほうに行きますと、印旛沼に入り切らない水、雨水排水が水田地帯、田んぼの中に流れ込みまして、自然にできた大きな湖状態が印西市の和地区、下井と言われる地区のほうで見られまして、本当にすごく大きな自然な湖ができていたことがありました。これは10月26日です。
このことを逆手にとって伺いたいと思いますけれども、印旛沼周辺を遊水地として利活用することを考えるべきと思うがどうか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明)
お答えをいたします。
印旛沼周辺、議員ご提案の趣旨はよくわかるところなのですが、今のところ遊水地としての利活用につきましては、市として現在のところは具体的に考えているところではございません。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
この遊水地の話をさせていただくときに、今回渡良瀬遊水地だったり、我孫子市、柏市の遊水地だったり、また茨城県のほうの遊水地だったりというところで、かなり遊水地の機能で下流域が助かったというような、その上には八ツ場ダムとかいろいろありますけれども、遊水地の機能もかなり有効ではないかなということでご提案させていただいたものでございます。
この水の問題で、印西市でも低地のほうに住む私としては、ニュータウンなどの市内の高台地域から雨水排水が市内の低地部の河川に流入して、私ども低地部に住む地元のほうにあります、この印西市農政課の管理の河川では、小規模ながら河川の越水、これがありました。また、10月25日の夜ですけれども、現地を確認したところ、土手、堤防から水がしみ出ているというのも地元の方より、地元の消防団員さんより情報をいただきまして、そんな小さな小規模河川ながら決壊してしまうのではないかなというふうに考えていたこともあります。翌日の26日は、市の職員さんにも見に来ていただいて、状況は写真等で撮っていただいていると思うのでわかると思うのですけれども、先ほども申し上げましたように高台の地域から雨水排水は低地部分に流れ、流末は印旛沼でございます。印旛沼までの河川もあふれています。予算や管理者が異なるなどさまざまな問題はあると思いますけれども、今後とも市内でそういった水害が起こるということを念頭にしていただいて、よりよい方向で考えていただけたらなと思いますけれども、この辺についてはどうでしょうか、いかがでしょうか。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明)
全体的な治水の問題になってくるかと思います。市の中でできることというのもなかなか限度はあるのかなというふうに考えているところでございますが、一定のそういったような状況、趣旨については理解できますので、今後何ができるのかということも含めまして検討していくべきだと、そのように考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
続きまして、広報という部分になります。(4)の防災無線についてでございます。これもよく質問されておりましたけれども、もう一回ちょっとお答えいただきたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明)
お答えいたします。
防災行政無線につきましては、市内185カ所設置しております子局スピーカーにより市民に対し、災害時の緊急放送等を行っております。しかしながら、災害時は建物の気密化や高層化などによりまして、市民から聞き取りにくいなどとの問い合わせも多く寄せられているところでございます。市といたしましては、防災行政無線と並行いたしまして、防災行政無線テレフォンサービス、防災メール、ホームページなどを活用いたしまして情報発信に努めているところでございますので、それらの情報発信ツールの活用につきましては、さまざまな機会を捉えて市民の皆様に周知してまいりたいと、そのように考えております。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。防災行政無線185カ所、支柱のあるもの、また学校の上等についているもので185カ所あるわけですけれども、子機となる柱やスピーカーを用意するのは予算的にも大変でありますし、高いところに185カ所もあれば、そのメンテナンスやら保守点検とか、いろんな意味で大変なことになります。それで、これ以上ふやせということではなくて、もしものときの停電ならば、バッテリーは72時間ですか、もつのは。ただ、災害が発生したり台風であれば何度も何度も放送しますから、そんな72時間ももつわけがないので、もっと短くなってしまいます。
こういったことから、ちょっとさらに伺いたいと思いますけれども、防災無線、やっぱり聞かせなければならないという防災無線の放送だと思いますので、市民にお知らせする目的の防災無線が聞こえなくてはなりません。そのほかのツールということで、聞かせる方法と伝達、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明)
お答えいたします。
その他のツールということで、先ほどさまざまなツールのほうをご紹介させていただいたところなのですが、音で聞かせる伝達方法といたしましては防災行政無線テレフォンサービスがございます。防災行政無線によりまして放送いたしました緊急情報等を指定された電話番号へ電話することで、防災行政無線で24時間以内に放送した内容を繰り返し聞くことのできる無料テレフォンサービスとなります。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。これまでも質問の答弁でテレフォンサービス、これが重要だということで答弁があって、それは理解しているところではございますけれども、インターネット、触れられる人はいいのですが、なかなか高齢者は触れられません。私の近所からも、何言っているかわからないよということで電話がかけられまして、私はお知らせしたのですけれども、ということは電話は使えるということなのです。ネットはできなくても、電話は私の携帯にかけられる、家にかけられる、そういったことなので、テレフォンサービスが重要かなというふうには思うのですけれども、電話のことも重要で、海老原議員のときにも紙媒体の告知のものについてありまして、それもすごく重要なことだなというふうに私も感じているところでございますけれども、ちょっとその前にもう一個、防災行政無線機による戸別受信機や防災無線が流れる防災ラジオの放送について、これについて印西市としてはどのように考えるか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明)
お答えいたします。
防災行政無線機の戸別受信機につきましては、戸別受信機本体や設置場所の電波状況によりましてアンテナの設置等の整備費用等の課題があることから、現在普及啓発を行っていないところでございます。
また、防災行政無線機によるラジオ放送につきましては、当市においては防災行政無線の回線がデジタル方式を採用しており、技術的にも難しい状況となっております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。今総務部長からご答弁いただいたところではございますけれども、ちょっと防災ラジオについて私調べてまいりましたので、ご紹介させていただきます。県内ですが、旭市となります。こちらは、3.11の東日本大震災で発生した津波により被害を受けたということで、国費で、国のほうから全戸に導入してくださいということで、旭市さんはそういった意味で全戸に入っているのですけれども、では近隣ではどうかというと佐倉市と酒々井町がありました。こちらはアナログ方式でございますので、印西市のデジタル方式とは異なるので、ちょっと違うかなというふうには感じますけれども、佐倉市ではデジタル方式にしても、今後防災ラジオで、防災ラジオというのはAMなりFMなりラジオを聞いているときに、防災無線が流れれば勝手に自動にスイッチが変わって防災無線の放送が流れるというラジオですけれども、その防災ラジオをデジタル方式になっても導入するように今現在協議中だということでした。
では、デジタル方式でどこの自治体が入っているのかなというふうに調べましたら、お隣、茨城県ですけれども、取手市のほうでもう既にデジタル方式で防災ラジオが導入されておりまして、茨城県の取手市でできて、何で印西市でできないのというふうな気持ちもちょっとあるのです。ですから、やっぱり業者さんとよくご相談をいただいて、デジタル方式だからできないというのではなくて、何かしら、デジタルだからこそできるということもあるかと思いますので、ちょっと検討いただければなと思います。それで、さらに取手市は聴覚障がい者の方々への対応をする防災ラジオも導入されているということで、本当に印西市にとっては先進自治体として調査研究するときの題材というか、聞く自治体としては取手市がいいのではないかなというふうに考えますので、ちょっとご紹介をさせていただきます。
それで、続きまして防災無線のほうのさらに再質問をさせていただきますけれども、先ほどちょっと触れました海老原議員の印刷物の配付の発言が質問のときにありまして、すごく大事なことだなというふうには思うのですけれども、私はあえていろんな配りものとか集金とか地区の担当をしていまして、その紙すらを大事だ、大事だと言って、しまい忘れることが多くあるのです。だからこそ高齢者の方々のことを言うわけではないのですが、しまい忘れてしまってどこにあるかわからないというのであれば、ここから質問ですけれども、防災行政無線のテレフォンサービスの普及啓発用のマグネットシートや普通のシール、電話機に直接張るような、そういったのを作成してはどうかということをちょっと質問させていただきたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明)
お答えいたします。
防災行政無線のそういったテレフォンサービスの普及啓発につきましては、ただいま議員のご提案の件も含めまして、さまざまな啓発に努めてまいりたいと、そのように考えております。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。予算の絡むことでもありますけれども、やっぱり知らせる、見せる、聞かせる、こういったことを考えていただいて、よりよい方向で検討していただけたらと思います。
次、(5)の今後の自然災害発生時の対応について、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) 
お答えいたします。
今回の一連の災害の教訓を生かしまして、今後想定される台風などの自然災害に対しまして、第1に市民の安全の確保に努めるとともに地域防災計画の見直しなども含め、被害を最小限にとどめられるよう対応に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
さらにちょっと伺いたいと思いますけれども、どんなにすばらしい計画を立てても、1回の災害対応で全て見直すべきことが多々あると思います。これでもか、これでもかと多額の予算が必要なのは理解しますけれども、印西市としては発生時、どこまで災害対応する予定なのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
市の対応といたしましては、事前の災害予防対策のほか、災害が発生した場合の災害応急対策及び災害復旧などに関しまして、市及び関係機関が処理すべき事務または業務を定めまして、防災活動の総合的かつ効果的な実施を図ることと考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。

続いて、質問させていただきます。今回の災害発生時に会派創進で視察研修で伺った自治体でもあり、また会派の印刷物でもお配りをさせていただいた、またあと質問でも取り上げさせていただきました北海道北竜町から救援物資が本埜支所に送られてまいりました。印西市としての対応はどうだったのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) 
お答えいたします。
北竜町よりいただきました支援物資につきましては、市民に還元させていただいたところでございます。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
北海道の北竜町と、これを機に遠隔地での友好都市として、災害発生時の協定を結ぶといったような自治体としては考えられないかについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) 
お答えいたします。
遠隔地の災害協定につきましては、発災時の復興につきまして有効なものと考えておりますが、協定を結ぶ自治体の地域や協定を交わす内容など、さまざまな点において考慮していくべきものと考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。ぜひ遠隔地の協定を結ぶ自治体として前向きにご検討いただきたいと思います。
続きまして、ごみのほうの質問をさせていただきたいのですが、今後災害発生時においては災害ごみの仮置き場を設置しないのかということについて伺いたいと思います。今後です、今後の災害発生時においては災害ごみの仮置き場を設置しないのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
髙橋環境経済部長。

◎環境経済部長(髙橋政勝) 
お答えいたします。
印西市災害廃棄物処理計画では、被害の規模により仮置き場を設置するよう定めております。
今後でございますが、災害が発生した際には仮置き場の設置について、状況に応じ、柔軟に対応してまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
仮置き場に余計なものを不法投棄されるかもしれないということで、今もそういったことがあったのかなというふうに個人的には感じているところですけれども、ちょっと質問させていただきますけれども、千葉県内で南房総市ですか、仮置き場に警察官が配置されたことと伺いました。今後仮置き場を設置する場合、そういった協議を警察と事前に行っていくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(板橋睦)
髙橋環境経済部長。

◎環境経済部長(髙橋政勝) 
お答えいたします。
仮置き場の運営につきましては、今後研究してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
では、続いて大きい2番のほうに入らせていただきたいと思います。印西市成人式についてということで、民法の一部改正による成人年齢の引き下げとなり、印西市の成人式について伺いたいと思います。
(1)、民法の一部改正による成人年齢が引き下げとなり、印西市の成人記念式典開催の方向性について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
12月2日の浅沼議員の質問にお答えしたとおりでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
公明党、浅沼議員の質問で理解しましたので、再質問はこれについてはございません。
続きまして、(2)のほうに入りたいと思います。市外居住の対象者への成人式への参加状況について、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
平成29年の成人記念式典参加者754名のうち市外居住参加者は54名、平成30年は参加者701名のうち57名、平成31年は参加者704名のうち40名の方に参加していただきました。成人記念式典の対象者は、市内在住の方となりますが、市外に転出された方も希望により出席していただいておりますので、問い合わせがあった際には参加いただける旨をお伝えし、案内状を送付しているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。せっかくの成人の記念式典でございますので、市外在住の新成人であっても希望者には柔軟に対応していただけたらと思います。
続きまして、(3)のほうの記念品の予算と品物についてというところに入りたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
予算につきましては税別800円程度で、品物の選定につきましては毎年成人記念式典運営スタッフ会議において決定しているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。新成人が運営スタッフとしておりますので、全て最初から最後までかかわることで成人式をつくり上げた感を味わっていただきたいと思いますので、そういったことから再質問とさせていただきますけれども、令和3年の成人式から運営スタッフが記念品選定から携わることはできないのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
記念品の選定につきましては、成人記念式典運営スタッフ会議におきまして、予算内で購入できる品物の提示やここ数年の状況などを説明した中で現在決定しているところでございますが、1回目の運営スタッフ会議までにどのような記念品がよいかを考えてもらうなど、より選定にかかわっていただけるよう検討してまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。実行委員の方、運営スタッフの方、また市の担当職員さんがこんなのどうだろうかというふうに道をつくるのではなくて、新成人であるがゆえに、大人になるわけですから、そういったものも自分の意見を言わせるような、そんな場をつくっていただけたらなというふうに考えます。
では、(4)のほうの今後の課題について、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
成人記念式典終了後に成人記念式典の実行委員や協力職員に対しましてアンケート調査を行い、課題や改善点等を洗い出し、次年度の式典で実施できるものは取り入れるなど、よりよい記念式典となるよう努めているところでございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。運営スタッフの方、協力職員さんということで、そこは内側の人というふうに考えております。こういったことで考えていきたいと思いますけれども、令和2年の成人式から変更することは絶対無理だと思います。ただ、ぜひ令和3年の成人式から検討していただけたらなと思います。
ちょっと伺いたいのは、今後の課題等について、いろいろと課題や改善点の洗い出しということで先ほどありましたけれども、参加者や保護者から意見を伺ったらどうかというところをちょっと伺いたいと思うのですけれども、内側ではなく、運営スタッフでもない普通に参加された方とか、その保護者から意見を聞いたらどうかということについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
今後につきましては、参加者や保護者からの意見につきましても、聴取方法等につきまして検討してまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。せっかくの記念式典でございます。すばらしいものができるように検討いただきたいと思います。
続きまして、大きい3番のほうに入らせていただきます。学校給食事業について、これについてとなりますけれども、学校給食は市内で3センターにて1日約1万食、人口の約1割が食べている状況であり、1年間では約190回の給食が児童生徒、教職員等に提供されており、問題なく給食が提供されていることは本当に喜ばしいことであります。しかし、給食事業について幾つかの疑問点がありますので、伺いたいと思います。そこで伺います。
(1)、牧の原学校給食センター改修工事について、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
牧の原学校給食センターの改修工事につきましては、令和2年度に予定をしているところでございます。工事内容につきましては、食器等洗浄室内における洗浄機械ダクトの接続、外壁改修及び屋根の防水改修工事等を予定しているところでございます。工事期間といたしましては、令和2年6月から12月ころまでを予定しているところでございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。ことしの第1回の定例会の際の予算審査常任委員会においてこの質疑応答がありまして、そのときのことをちょっと思い出しますと、これは予定ですけれどもということで、夏休みの1カ月を中心として前後の1カ月間ずつ工事期間が必要という答弁がありました。ということで、私も含め、何名かの方々は7月、8月、9月だというふうに解釈していたのですけれども、今の答弁ではちょっと長くなったのだなというふうに感じているところでございます。とはいっても入札等々でいろいろ期間が変わりますので、入札と、あと契約によって変化すると思いますので、ちょっとさらに伺ってまいりたいと思いますけれども、改修工事関連の事務の進捗状況について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
令和2年度の工事実施に向け、現在工事設計業務委託により設計を進めているところでございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
続きまして、さらに伺ってまいりますけれども、改修工事実施期間については東京オリンピック・パラリンピックの前後となることからオリンピック時期の開催時を避けるなど、どのように工事に関して考えているか、印西市は関係ないよというふうに考えているのかどうかについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
学校への給食提供の影響を考えまして、夏休み期間中を利用する必要があると考え、現在進めているところでございます。

○議長(板橋睦)
残り時間を考慮の上、質問を行ってください。
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。やはり夏休み期間中なら給食の提供もありませんので、よい時期だと思います。
続きまして、(2)のほう、改修工事期間の給食提供について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
施設内部での工事を夏休みの最初から始めまして、11月の初めころまでを予定しており、そのため9月から11月の初めころまでは給食の提供ができないこととなります。なお、これ以外の工事の間は給食の調理業務に支障がございませんので、通常どおり給食を提供してまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
給食提供でないときについてどうするかということの観点でさらに伺いたいと思いますけれども、給食が提供されない期間は、教育委員会としてはどのように対応されるのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
給食の調理業務が行えない期間の対応といたしましては、各学校長とも相談を行いまして、教育委員会としてどのような対応ができるのか検討を重ね、今後判断してまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
予算委員会のときだったと思うのですけれども、給食停止期間中は弁当持参となるかもしれないというようなお話でしたけれども、このことを観点に伺ってまいりたいと思いますけれども、印西市教育委員会としては給食にかわる食事が教育委員会において提供するとなった場合、具体的にはどのようなものを想定しているのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
教育委員会といたしましては、給食にかわる食事等の提供をすることとした場合を想定いたしまして、現在食事等の提供が可能な業者を確認しておりますが、非常に少ないのが実情でございます。このような状況でございますので、引き続き検討してまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
続きまして、先ほどの答弁にありましたけれども、私が聞いていたことよりも、当初の予定より給食停止期間が延びたように感じたのですけれども、理由について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
当初は、ダクトの工事のみを予定しておいたところですが、設計業務を行う中で外壁や屋根の改修工事も必要となりまして、期間が延長となったものでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
先ほどもちょっと触れましたけれども、児童生徒が持ってくるお弁当だとすると、高温時期でもあることですので、お弁当の置き場ということで、その対策はどのように考えているか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
まだ弁当持参と決定してはおりませんけれども、仮に弁当持参となった場合には温度管理をした教室で保管することも考えられるところでございます。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
現実的に毎日3,000食もの弁当を業者が用意できるかについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
先ほどもご答弁いたしましたが、現在提供が可能な業者を確認しているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。お弁当については、各ご家庭ごとにさまざまな問題があって、用意ができないとかいろいろあるかと思いますので、ぜひ食育という観点で給食にかわるもの、これを用意することをすべきと私は思いますので、申し添えさせていただきます。
続きまして、大きい3番のほうの業務の管理体制について、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
学校給食センターといたしましては、毎日約1万人の児童生徒に安全で安心な給食を提供しているところでございますが、これは日々栄養士を中心とした給食の提供業務と給食センターの施設及び設備を中心とした管理業務がともに十分機能していることが前提であると考えております。
また、当然でございますが、衛生管理につきましては食品を扱う工場としての役割を担っておりますので、給食センター職員及び委託の会社の社員全員が常に最良の衛生状態を保つよう細心の注意を払って業務に当たっているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。
あと再質問として、会計の事務の問題等がありました。その後のチェック体制、確認体制というのはどうなったのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
給食センター所長を中心といたしまして関係職員で情報を共有いたしまして、指導課長への報告を定期的に行っているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。会計事務、給食提供に関して綿密な連携が必要だと思います。何よりも人の目が重要だと、必要だと思いますので、人員の配置等についてもよく考えていただけたらなというふうに考えます。
続きまして、(4)の今後の課題について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
今後の課題といたしましては、施設面におきまして印旛学校給食センター及び牧の原給食センターがともに開設後20年以上経過しておりますので、計画的な改修等の工事が必要であると認識しているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。施設の老朽化等改修を実施する上で、チェック体制を含め、人的状況はどうなっているのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) 
お答えいたします。
給食センターの施設及び設備に係る管理面につきましては、給食提供に支障が生じないような管理体制が必要であると考えております。なお、施設管理業務のチェック体制も含め、人員等につきましては市長部局と協議を行いまして体制強化に努めてまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(板橋睦)
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
わかりました。先ほども申し上げましたけれども、職員さんの人が少なければ事故は起こってしまう、そういった意味で人員は必要だと思います。
以上で私の一般質問を終わらせていただきます。

○議長(板橋睦)
これで小川利彦議員の個人質問を終わります。