令和元年 第3回定例会(9月定例会)- 09月05日

令和元年 第3回定例会(9月定例会)- 09月05日

◆小川利彦
皆さん、改めましてこんにちは。議席番号7番、小川利彦でございます。印西市議会会議規則第62条の規定に基づき、議長に許可をいただきましたので、通告に基づきまして、一問一答方式にて一般質問を行わせていただきます。今回は、大きく3つの質問をさせていただいております。 まずは、大きい1番、印西市内の公立小・中学校についてとなりますが、(1)、公立小・中学校のセキュリティー対策について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  公立小・中学校のセキュリティー対策につきましては、全ての学校とも警備会社に委託し、夜間及び休日等の警備を行っております。異常を感知した場合は、警備会社、警察と連携し、必要に応じて学校職員も対応することとしております。また、各学校に対しまして昇降口等の施錠や個人情報等の保管、管理につきまして指導徹底を図っているところでございます。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。去る6月22日のことでした。印西市教育委員会より閉校となっている旧本埜第二小学校を借用し、本埜地区の学校を考える会の会議の機会がありました。私は会場準備の関係でほかの方と一緒に早目に学校内に入りましたら、侵入者があった形跡を発見し、ほかの方と一緒に状況を確認した後、直ちに市教育委員会の職員さんに連絡をして、その後の対応をお願いしたものでございます。今回の侵入窃盗事案では、現実に被害が発生しております。侵入方法は、閉校した学校でも、また現在使用されている学校でも簡単にできるやり方で侵入することができます。セキュリティーがありますから、なかなかそうはいかないのですけれども、入ろうと思えば入れるということです。今この場で侵入方法を説明しますと、全世界に侵入する方法をお知らせすることになりますので、控えさせていただきますけれども、幼稚園や小学校、中学校の特徴とも言えるものであります。ですから、警備が本当に重要だと私は考えます。
  そこで、再質問となりますけれども、閉校した旧本埜第二小学校で侵入窃盗事案が発生しておりますが、その日の警備状況はどうだったのか、こちらについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  旧本埜第二小学校につきましても、警備会社に委託して夜間及び休日等の警備をしておりました。今後再発防止のため、警備会社及び警察との連携を一層強めてまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。その本埜地区の学校を考える会の会議の終了後に警察の方と話す機会がありましたので、状況を確認させていただきましたら、警備会社と警察との連携がなっていなかったという情報でありました。これは警察の見解ですけれども。今警備会社と警察との連携を一層強めてまいりたいと考えますという答弁がありましたので、今回実害がありましたので、より一層の連携をお願いしたいと考えます。
  続きまして、(2)のサウンディング調査に移りますけれども、(2)のほうになりますね。閉校した旧永治小学校ではサウンディング調査が行われ、調査結果も市ホームページに掲載されておりました。このことから伺いたいと思いますけれども、閉校した旧宗像小学校や旧本埜第二小学校においても旧永治小学校のようにサウンディング調査を実施するのでしょうか、伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  旧宗像小学校及び旧本埜第二小学校の校舎につきましては、印西市公共施設跡地等活用方針で示されております跡地等の活用についての考え方によりまして、いずれの建物も耐用年数が十分に残っていないことなどから、サウンディング調査は行わないものと考えております。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。要するに資産価値がなく、売り物件でもなく、調査する条件を満たしていないということですね。学校として活用するならばあと7年ですし、公共施設としてもあと10年は延命措置をしなくてもよい物件だと思うのですけれども、ましてや、近藤議員の質問にもありましたけれども、まだ使えるエアコン、トイレの改修工事も終了しておりまして、価値のある物件だなとは個人的には思いますけれども、サウンディング調査は行わないということですね。わかりました。
  続きまして、(3)の閉校した小学校の利活用の検討状況について伺ってまいりたいと思いますけれども、このことは以前にも質問させていただいておりました。前回の定例会より進展があったように聞いておりますので、伺いたいと思いますけれども、(3)、閉校した小学校の利活用の検討状況について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  旧宗像小学校及び旧本埜第二小学校につきましては、市内のスポーツ団体から利用申請がございまして、健康子ども部スポーツ振興課を通じまして体育館及び校庭を活用していただいているところでございます。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。
  続きまして、再質問となりますけれども、体育館や校庭の活用としてスポーツ団体が活用しているということは理解いたしました。一方で現役を引退した校舎本体はどうかというところになりますけれども、そこで伺いたいと思います。体育館や校庭の活用は今ご答弁をいただきましたので、わかりましたが、校舎本体の利活用はどうなっているのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  学校跡地等活用部内検討委員会におきまして検討しているところではございますが、現段階で校舎本体の利活用案は示されていない状況でございます。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。
  千葉県のホームページに商工労働部企業立地課の部分によい情報がありましたので、ちょっとご紹介をさせていただきます。千葉県では、平成28年度から市町村と連携して廃校などの空き公共施設を活用した企業誘致に取り組んでおり、今年度、平成31年度ですね、は4市町において10件の企業進出が決定、これにより本取り組み開始以降企業進出件数は延べ9つの市町、22件となりました。今後は関係市町とも連携を図りながら、企業の早期操業への支援に取り組み、雇用創出など地域経済の活性化に努めますというふうに書いてございます。
  ちょっと数例を申し上げますと、平成29年3月にはお隣、栄町の酒直小学校が成田市の会社、カオリハートという会社でございます。ストレッチスタジオということで閉校した学校が使われております。また、ちょっとおもしろいのは、平成29年も幾つかありまして、平成30年4月の勝浦市の小学校ではドローンのパイロット養成学校ということで開校したというふうに、企業が使用してやっているということで、これを見ますと平成28年度5件、平成29年度7件、平成30年度10件、合計22件が民間により活用されております。県内の22の校舎を企業等が活用しており、印西市の方針どおりに歳出削減となり、民営の施設で市民が利用することができるとすればそれはよりよいことだと思います。このことについてもご検討いただけたらと思いますけれども、我が会派の代表質問の際、増田議員は空き校舎で宿泊体験ができる場所ということで質問をされておりました。その答弁では前向きな答弁ではなかったと思います。やはりそれは予算面、公共施設縮減ということがありますので、公設公営は厳しいと考えます。そこで、先ほども申し上げましたけれども、県のホームページにもありますように、民間企業に貸し出しを行いまして、公設民営とする考えで進めるという点で伺いたいと思います。
  そこで、伺います。公設民営で宿泊体験などの施設を運営することはできないものかについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  公設民営となりますと、校舎の施設改修などさまざまな課題もございますので、現段階では難しいものと考えております。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
簡単に答弁されて、私個人的には納得には至りませんが、わかりました。
  印西市では、さまざまな業務をコンサルに委託していることが多いと思います。そちらに相談するとか、何かしらのアクションを行い、検討していただきたいと考えます。公設民営により市内の幼稚園児から小・中学校の児童生徒が宿泊体験や体験学習の場として利活用されればなおよいと考えますし、先ほども話しましたけれども、まだ使えるエアコン、そして洋式トイレが無駄にならないのではないかなと私は考えます。また、この旧本埜第二小学校の土地は部分的に個人所有の民地であるという土地であることから、勝手に売却することもできないと伺っておりますけれども、校舎を取り壊さなければならないときまで何らかの利活用をさまざまな角度でご検討いただきたいと考えます。
  続きまして、(4)のほうに移りたいと思いますけれども、こちらは学校規模適正配置シミュレーション結果を資料配付されておりまして、それに基づきまして本埜中学校区内の保護者説明会が開催されたと伺いました。
  そこで、伺います。(4)、本埜中学校区内の保護者説明会の状況について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  平成31年4月の本埜小学校の開校に伴いまして、印西市学校適正規模・適正配置基本方針における本埜中学校の学校適正配置シミュレーションを変更いたしましたことから、変更後の本埜中学校の学校適正配置シミュレーションや考え方につきまして、令和元年8月29日に本埜中学校の関係児童及び生徒の保護者を対象に説明会を実施したところでございます。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。保護者さんからの質疑応答はどのようなものがあったのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  本埜中学校につきましては、統合先を滝野中学校としたことによりまして、通学距離が遠距離となる場合には通学区域制度の弾力的な運用を行うことにより、隣接する小林中学校及び印旛中学校に通学を許可するという学校適正配置シミュレーションをお示ししたところでございます。保護者の皆様からは、本埜中学校の存続にかかわるご意見や通学距離が遠距離となることへのご意見など多数ございました。教育委員会といたしましては、引き続き意見交換などを実施していきたい旨お答えをしたところでございます。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
今の答弁でわかりました。説明会に出席されました職員さんならばその場の空気感というものはご理解いただけたと思います。今の答弁の中の保護者さんの意見というのが大まかなご意見であると思います。とはいっても教育委員会さんの考え方とは異なりますので、伺いたいと思いますけれども、保護者さん方の意見よりも審議会の意見を優先するのかというところを伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  このたびの本埜中学校の学校適正配置シミュレーションにつきましては、これまでの印西市学校適正規模・適正配置基本方針の考え方を基本といたしまして、印西市学校適正配置審議会での審議結果を踏まえ、教育委員会において決定をしたところでございます。保護者の皆様にその決定したものをお示ししたところでございます。今回の説明会におきまして保護者の皆様からさまざまなご意見などがございましたので、今後も引き続き意見交換などを行ってまいりたいと考えております。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。意見交換を重ね、保護者の皆様方の意見をよく聞いていただきまして、よりよい方向に進めていただけたらなというふうに考えます。これから意見交換を行っていくということではございますけれども、保護者さんの生の声を聞いていただきたいと考えます。時間帯とか曜日とかの問題で説明会に出席したくても出席できない方々、いわゆる声なき声を聞くということについてはどのように考えているかということになりますけれども、そこで伺いますけれども、当該地区の保護者さんに対するアンケートを行うというものは現在検討されているか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  アンケートの実施につきましては、現時点では考えてはおりませんが、今後保護者の皆様と意見交換をする中で検討してまいりたいと考えております。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。私個人的には実施する方向でご検討いただきたいなということを申し添えさせていただきたいと思います。
  続きまして、(5)のほうに移らせていただきますけれども、去る7月18日、藤代議員、玉木議員、梶原議員、私の4名で佐倉市の弥富小学校に視察研修に行ってまいりました。そこでは小規模校ならではのすばらしい取り組みがなされており、また小学校と公民館が同一敷地内にあるというすばらしい環境、立地条件であると感じたものでございます。佐倉市では、現在の弥富小学校に続いて、来年4月より新たに小規模特認校が和田小学校で開校する予定だと伺っております。印西市では小・中学校の小規模特認校の開校について検討は行わないものなのかということでございます。
  そこで、伺います。(5)、小規模特認校について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
  学校や地域の実情に応じて他市では小規模特認校を採用しているものと認識はしております。しかしながら、本市教育委員会では子供たちの教育環境の整備と教育の質の向上を図るため、学校規模の適正化を目指しておりまして、また小規模特認校では適正な学校規模を確保することが困難でございますので、小規模化によって生じる諸課題を解消できないものと考えております。そのため、小規模校の存続を前提とした特認校制度の導入につきましては、現時点では考えてはおりません。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。しかし、地元の意見としては小・中学校を何とかして存続させたい、そのような意見が多いということも先ほどの説明会の中でという話でご理解いただけていると思います。小規模特認校として開校することで市内の不登校児童生徒が転校してくるかもしれません。現に学区外就学の生徒は不登校から立ち直り、本埜中学校で楽しく学校生活を送っている生徒さんもいると伺いました。確かに児童生徒が転校してくるかこないかはわかりません。しかし、いつでも受け入れ可能な学校が市内に1校ずつあってもよいのではと私は考えます。ぜひこのことを申し添えさせていただきまして、今後の小規模校のことや不登校児童生徒のことも含めまして今後ご検討いただきたいと思います。これについての再質問はございません。
  続きまして、大きい2番のほうに入らせていただきたいと思います。2番、印西市内の道路についてということで伺ってまいりますけれども、まずは計画において整備を促進するとされている市道の現状について伺いたいと思います。
  (1)、第2次基本計画内の道路計画について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 板倉市長

◎市長(板倉正直) お答えいたします。
  第2次基本計画で整備を促進することとしております地区幹線道路や生活道路として示されている路線といたしましては、市道00―031号線、市道00―116号線、市道00―026号線延伸区間、市道松崎・吉田線、市道笠神・中田切線、市道竜腹寺線及び市道師戸・江川線などがございます。このうち市道00―116号線と市道00―026号線延伸区間では早期完成に向け整備工事を進めており、市道松崎・吉田線では事業用地の確保や埋蔵文化財調査などを進めておるところでございます。また、市道00―031号線では粘り強く用地交渉を継続しておりまして、市道竜腹寺線におきましては平成30年度に事業用用地の取得が完了したところでございます。なお、市道笠神・中田切線と市道師戸・江川線に関しましては現在未着手となっておりますが、先行している事業の早期完成に努めまして、順次事業着手してまいりたいと考えております。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。市長ご答弁いただきまして、いつも同じ内容という感じがいたしております。印西市がぶれていないということはよいことかもしれませんけれども、少し深く伺ってまいりたいと思います。
  再質問に入りますけれども、第2次基本計画における道路計画の進捗を見ますと、毎回同じような答弁となっております。計画も残りわずかとなったこの時期になっても同じような進捗状況を伺っておりますと、計画期間内の完成や着手ができるのかという疑問になります。次期計画に先送りすることなく、スピード感を持って事業を実施していかなければならないと思いますが、市の考え方を伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  第2次基本計画において整備を促進することとしております路線につきましては、既に着手している路線では早期開通に向け、また未着手の路線につきましては先行している事業の早期完成に努めまして、順次着手してまいりたいと、このように考えております。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。さらにちょっと続けて質問させていただきますけれども、先ほど市長の答弁で早期完成に向け整備工事を進めているという答弁の市道の開通見込みはどうなのでしょうか、伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  早期開通に向けて整備を進めております市道00―026号線延伸区間では、主要地方道千葉竜ケ崎線から主要地方道船橋印西線までの約0.9キロメートルにおいて令和元年度中の供用開始を予定しており、令和3年度の全線開通を目指しているところでございます。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。やるべきものはやるということで、早急に工事着手、そしてまた全線開通を目指していただきたいということを、スピード感を持った感覚で行っていただきたいと思います。
  続きまして、2の(2)のほうに移りますけれども、今度は雑草です。市道脇の雑草が繁茂しており、交通の妨げとなっている箇所が多々見受けられます。業者さんに委託されて、対応していただいておりますけれども、まだまだ不十分な場所も見受けられます。
  そこで、伺いますけれども、(2)、市道脇の雑草等の除去について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  市道脇の繁茂した雑草等の草刈りにつきましては、幹線道路や主要な生活道路など、年2回から3回を基本とし実施しているところでございます。また、その他の路線における市民からの草刈り要望等につきましては、その都度現地を確認いたしまして、できる範囲で対応しているところでございます。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。
  続きまして、再質問させていただきますけれども、地域からの要望や道路パトロールで雑草繁茂が確認された場合はどのような対応をされているかについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  地域からの要望や道路パトロールにより雑草が繁茂している箇所が確認された場合につきましては、交通状況や周辺の状況等によりまして、通行に支障を来すおそれのある箇所等からできる範囲で草刈り等の対応をしているところでございます。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。とにかく雑草の繁茂が見られます。以前はここも草刈りしてくれたのに、旧本埜村時代ではございますけれども、役場でやってくれたのだけれども、印西市になったらやってくれなくなったねというようなことも耳にする機会がふえました。もしもその市道が教習所の路上教習コースだとしたら、キープレフトにはならないような場所もございます。県管理部分ではございますけれども、市内を走る国道356号線では雑草等の繁茂が原因で交通事故も発生しており、県に対して除草をお願いされた市民の方がおりました。標識、ガードレール、白線、ミラー、これらを見えるようにお願いされたそうです。ということは、民地の部分でも行政からお願いをして対応されたものと思います。ぜひ、これは特別な例だったかもしれませんけれども、印西市としてもそういった形で標識、ガードレール、白線、ミラー、これが見えないものは全くよくないことだと思います。事故があってからでは遅いので、しっかりと市内の業者、市内ですよ、市内の業者に委託をしていただきまして、ご対応いただきたいと考えます。これについては再質問はございません。ご理解いただきたいと思います。
  続きまして、(3)のほうに移りますけれども、道路関係、町内会、自治会からの整備要望や舗装修繕の状況について伺ってまいりたいと思います。
  まずは、(3)、市道の整備について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  市道の拡幅や排水整備などにつきましては、町内会等から大変多くの要望をいただいておりますが、幹線道路等の整備との調整や補助金等の活用が難しく、限りある予算の中で対応している状況でございます。幹線道路の舗装修繕につきましては、路面の傷みがある路線が相当量確認されておりますことから、交付金等の活用により財源を確保しつつ、計画的に修繕を進めているところでございます。また、生活道路につきましては道路パトロールや市民からの情報提供によりまして舗装の状況把握に努め、道路の損傷状況や利用状況等を勘案し、修繕の必要が高いと思われる路線から修繕を行っているところでございます。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。
  道路の補修といった部分でちょっと伺ってまいりたいと思いますけれども、再質問させていただきます。早い段階で修繕することで、道路の割れとか傷みの部分で、早い部分で修繕することで最小限のコスト、予算で効果的に修繕できるのではないかと思いますので、その部分について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  議員ご指摘のとおり、基本的には早い段階で修繕することで長期におけるコストを低く抑えることができるものと認識しているところでございます。しかしながら、市の舗装の現状といたしましては、路面の傷みが進んだ路線が多く、軽微な修繕では対応が難しい場合や、中には軽微な修繕であっても費用が高くなる場合もございます。市といたしましては、比較的交通量の多い主要な路線につきましては舗装が損傷する頻度も高く、損傷時の交通に与える影響が非常に大きいため、安全性確保の観点においても早い段階での修繕が効果的であると考えているところでございます。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
今の答弁でも部長より早い段階での修繕が効果的であると考えているということであるならば、少しでもやっていただけたらなというふうに考えております。
  それで続きましては、舗装の未着手という部分で伺っていきたいと思いますけれども、地元要望が上がっている箇所で補修に関して未着手の理由は何かという部分について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  市道の路線的な修繕につきましては、路面に傷みのある路線が相当量ございますことから、限りある予算の中で全てを早期に対応することは難しい状況でございます。そのため道路の損傷状況や利用状況等を勘案し、修繕の必要性が高いと思われる路線から順次行っているところでございます。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。町内会、自治会から大変多くの要望をいただいているということでございますけれども、よく聞く話で以前からも質問させていただいておりますけれども、市に要望してもいつまでたっても対応してもらえないというようなことをよく耳にすることがございます。少しでも多くの要望を解決するために拡幅や整備要望をどのように実施しているかを伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  市といたしましては、道路拡幅の必要性や緊急性などを考慮いたしまして、他の幹線道路等の整備事業との調整を図りつつ、順次整備を実施しているものでございます。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。道路に支障があり、事故やけががあってはならないことだと思いますので、しっかりとした整備を市内業者でやっていただけるようにお願いしていただきたいと思います。
  続きまして、(4)のほうに移ります。市内の県道整備に関しまして印西市と千葉県はどのような連携をしているかを伺いたいと思います。
  そこで、伺います。(4)、道路に関しての千葉県との連携についてを伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  市内の県道整備との連携といたしましては、新設される県道と市道の接続形態や道路排水に関する協議、事業用地を確保するための交渉などで情報を共有し、連携を図りながら進めているところでございます。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。印西市と千葉県が連携することでより早く事業が進むと思います。ピンポイントの道路につきましては、本日この後米井議員が質問されますので、そちらでお願いしたいと思います。
  続きまして、2の(5)のほうになりますけれども、道路施策の今後についてということで伺いたいと思います。道路整備に関する過去の答弁の中で出てくる財源の確保の課題とはどのようなことなのかを伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  市道の幹線整備に当たりましては、極力社会資本整備総合交付金を活用いたしまして整備を行っているところでございますが、近年では交付金の配分が要望額を下回っており、財源の確保が難しい状況となっているところでございます。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。
  引き続き再質問しますけれども、第2次基本計画の残り期間が約1年、いまだに未着手で、整備を促進するとされております道路があります。そこは財源の確保が課題であるとすると、この状況を打開するためには交付金の活用にこだわらず、一般財源のみで事業を進めるという考え方もあると思いますが、市の考え方はどうでしょうか、伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  補助対象となる事業につきましては、積極的に交付金を活用した上で事業を実施してまいりたいと、このように考えているところでございます。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。
  では、もう少し伺いますけれども、補助金を活用することの重要性は理解しますけれども、市道竜腹寺線や市道角田線などが第2次基本計画に示されていることの意味を考えていただきまして、市民との約束や地域発展のため、状況によっては積極的に一般財源を活用することも必要だと思うのですが、こちらについても市の考え方を伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  第2次基本計画で地区幹線道路に位置づけられております市道につきましては、市民生活を支える道路網の整備を進める上で大変重要な路線であると認識しておるところでございますが、先ほどお答えいたしましたとおり、補助対象となる事業につきましては、社会資本整備総合交付金を活用いたしまして、事業の推進に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。交付金がいつおりてくるかわからない状況でもありますから、財源に若干でも今余裕があると思います。事業を進めるチャンスだなというふうに思います。交付金が来なければ何もしないで待つだけなのでしょうか。その部分については私はちょっと理解できません。
  続きまして、さらに再質問させていただきますけれども、県道佐倉印西線と市道竜腹寺線の交差点では事故が頻発しております。これまでもほかの議員さんが質問されておりますけれども、過去には死亡事故も発生しておりまして、千葉県や印西市でさまざまな安全対策を実施しているようですが、抜本的な解決には至っていない状況であります。これには竜腹寺線を開通させることが重要ではないかなというふうに私は考えますけれども、そこで竜腹寺の早期完成の必要性について市の考え方を伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 川嶋都市建設部長

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
  市道竜腹寺線につきましては、第2次基本計画や新市基本計画などで地区幹線道路に位置づけられており、その重要性は認識しておるところでございますので、早期完成に向けて取り組んでまいりたいと、このように考えております。
  以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。この交差点では、印西地区消防組合警防課に確認しましたら、近々の4年間で救急出動件数は5件、搬送人員は9名となっております。この救急出動件数、搬送人員と事故件数がイコールではないのですけれども、負傷者がいない交通事故も頻発しております。このような状況でありますから、交付金を待つことなく事業を進める必要があるのではないかと私は考えます。これを質問としても結局は交付金の活用をして整備するという答弁になると思いますので、質問とはいたしませんけれども、交通事故が頻発し、負傷者が出続けている交差点があるということだけでもご理解いただけたらと思います。
  続きまして、大きい3番のほうに入らせていただきたいと思います。

○議長(板橋睦) 再開します。
  休憩前に引き続き会議を開きます。
  7番、小川利彦議員の質問の続きを行います。
  残り時間を考慮の上、質問を行ってください。
  小川利彦議員

◆小川利彦
続きまして、大きい3番となります。3番、印西市内の農地についてということで伺ってまいりたいと思います。前定例会と同様な感じもございますけれども、やはり地域からの声は大きいものがありますので、再度の質問とさせていただきます。
  農地の雑草繁茂による近隣農地などへの被害は拡大する一方であり、土地所有者が適切な管理をすることとなっているものの、現状は異なっております。この状況で農業委員会としての対応について伺いたいと思います。
  (1)、前定例会後の耕作放棄地、遊休農地対応について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 渡邊農業委員会事務局長

◎農業委員会事務局長(渡邊文秀) お答えします。
  耕作放棄地、遊休農地の未然防止の一助となる農地管理では、農地パトロール等で管理されていない農地があった場合は、利用状況を確認した上、所有者に対し適正管理いただけるよう通知しております。また、前定例会後におきましては、8月の農業委員会だよりの発行で呼びかけ記事としまして農地の適正な維持管理を掲載し、各農家へ配布して周知したところでございます。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。今事務局長より答弁ありました内容についての印刷物が、農業委員会だよりがこちらにございます。ちょっと今ご紹介いただいたところを申し上げますと、遊休農地をなくしましょうということで記事が書かれております。遊休農地とは、耕作を目的とされない農地であり、また引き続き耕作の目的に使用されるとは思われないような農地、またはその利用の程度が周辺地域の農地に比べ著しく農地となっていないと認められる農地ということとなっております。遊休農地はなぜ問題かというところも書いてありまして、不法投棄の増加や火災、病害虫の発生等により、近隣農作物への被害や住民への悪影響が考えられますということで書いてあります。また、農地の適正な維持管理をお願いしますということも書いてありまして、雑草等が繁茂している場合は周囲の土地所有者に迷惑がかかります。そして、除草、耕うん等を実施し、適正な維持管理をお願いしますということで、農業委員会さんのほうからは農家の方々に対する印刷物により啓発しているということではございますけれども、なかなか現状そういったことではないのも見受けられると思います。以前の質問において、耕作放棄地、遊休農地となっている部分の土地所有者、地主に対しまして通知文を発送するとありました。適正な農地管理をお願いする通知文の発送後の対応はどうなっているかについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 渡邊農業委員会事務局長

◎農業委員会事務局長(渡邊文秀) お答えいたします。
  本年4月から7月まで9件の通知を発送しまして、農地利用最適化推進委員が現地の確認を行った結果、3件の所有者に対応いただいております。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
9件という通知文書ということは、苦情件数が9件ということかと思いますけれども、市内の農地で耕作放棄地、遊休農地でひどいところは9件以上あると思います。農家の皆さんは優しいから、農業委員会のほうに通報しないのかなというふうには感じておりますけれども、もうちょっと伺いたいと思いますが、9件の通知出したということですけれども、3件対応していただいて、6件は未対応ということなのですけれども、農業委員会事務局としてもう一歩踏み込んだ指導というものはできないものかということについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 渡邊農業委員会事務局長

◎農業委員会事務局長(渡邊文秀) お答えいたします。
  通知に対する罰則規定はございませんけれども、農地利用最適化推進委員により農地パトロールや所有者への働きかけなど、現場での実践活動を行ってまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。
  続きまして、(2)のほうの今後の対応についてというほうに入りたいと思いますけれども、印西市内の農地で耕作放棄地、遊休農地に対する今後という部分になりますけれども、今後の対応について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 渡邊農業委員会事務局長

◎農業委員会事務局長(渡邊文秀) お答えいたします。
  耕作放棄地、遊休農地については、高齢化や担い手不足など、全国的な課題として国も対策に取り組んでいるところでございます。農地所有者がみずから対応いただくことが基本となりますが、個々のやむを得ない事情により農業生産活動が困難となっているため、解決に向けては継続性を持って適正な管理への働きかけに取り組んでいく必要があると考えております。
  以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。さまざまな手法で対応していただけるということではございますけれども、やはり土地の所有者との対話が必要なのではないかなというふうに考えます。農業委員会だよりも配られてはいますけれども、読んでいない方とかもいて、そういった方が前も言ったように遊休農地、耕作放棄地をつくっているのかなというふうに地主さんは思っております。だからこそ土地所有者さん、地主さんとの対話が必要ではないかな、問題解決の近道ではないかなというふうに考えます。
  そこで、伺います。土地所有者宅に訪問して現況説明等を指導できるかどうか伺います。

○議長(板橋睦) 渡邊農業委員会事務局長

◎農業委員会事務局長(渡邊文秀) お答えいたします。
  農業委員、農地利用最適化推進委員と今後協議してまいります。