平成27年 第3回定例会(9月定例会)-09月04日

平成27年 第3回定例会(9月定例会)-09月04日

◆小川利彦
皆さん、こんにちは。議席番号3番、会派創進の小川利彦でございます。初質問の前に少しだけお話をさせていただきます。
私は、本年4月の選挙後初の登壇となり、若干の緊張をしております。地域住民の方々はもとより、多くの印西市民の皆様方の生活の満足度を上げることのできるように取り組んでまいりますので、板倉市長はじめ執行部の皆様方にはご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
さて、この場所は、私にとっては夢にまで見た場所であります。またこの場所から見た議場内の景色は最高のものであると今感じているところであります。なお、本日は傍聴席に地元本埜地区の大先輩であります方々はもとより、私の同志でもあります近隣自治体の議員さん、白須賀代議士事務所より秘書の方も傍聴にお越しいただきまして、より一層の緊張感を感じている次第であります。また前期の大塚輝男元市議会議員の取り組みや、これまでの先輩議員さんの一般質問や取り組み、今定例会での会派代表質問並びに個人の一般質問との重複質問もございますが、自分なりに角度を変えて伺いたいと思います。
それでは、通告に従いまして一般質問を始めさせていただきます。今回の質問は、大きく分けまして3つの質問をさせていただきます。
まず、第1項目の1の印西市と農業について。
印西市にとっての基幹産業とも言える農業の位置づけが、印西市にとりまして高いものなのか、低いものなのかと考えた場合に、農業地域の基盤整備や外的要因の排除などを印西市はどのように考えますでしょうか。また、富里市のスイカ、八街市の落花生のように、主となる農畜産物が見当たらないこの印西市では、自治体としての農業への力の入れぐあいが低いと言われているのも現状であると認識をしております。米価の下落、TPP問題と農畜産業を取り巻く問題は山積しておりますことから、印西市と農業という点で伺います。
(1)、農業地域のインフラ整備について、市としての対応について伺います。ここで農業地域のインフラ整備、特に道路修繕について、市としての対応について伺いたいと思います。
(2)、有害鳥獣や外来性植物等についての市としての考え方について伺います。
(3)、地域の農産物特産品の販売促進について、市としての対応を伺います。
(4)、農業従事者の担い手育成について、市としての考え方を伺います。
(5)、多面的機能支払交付金制度について、市としての対応を伺います。
(6)、千葉県との調整状況及び市としての対応について伺います。
続きまして、大項目の2の市村合併後の予算についてであります。
印西市と印旛村、本埜村の市村合併により、早いもので5年が経過いたしました。合併協議会での各種の取り組み事業が決定されたものの、いまだに事業が進んでいない状況にあるものも数多く見受けられているところでございます。市村合併後は、地方交付税として2つの村の分が5年間にわたりまして、村当時の金額の満額が印西市に地方交付税として交付されております。確かに交付税でありますことから、性質上一般会計予算内に歳入として入ります。ですから、これは印旛村分、これは本埜村分と明確に分けられてはおりませんが、合併した2つの村の地域の水準を上げるための交付税であるということは間違いのないことではないでしょうか。これらのことについては、合併の調印をした私の亡き父からもいろいろと聞いておりました。それらのことを踏まえまして伺わさせていただきます。
(1)、市村合併後の地方交付税の支出状況について伺います。
(2)、地域要望書の把握、検討について、市の今後の対応について伺います。これについては、道路等が修繕が多いということがありますので、その道路の問題について取り組みます。
(3)、今後インフラ整備(公共交通含む)について市の検討中を含めて伺います。
続きましては、大項目の3でございます。印西市と北総鉄道株式会社についてでございます。この北総線問題については、市長はじめ執行部の皆様、先輩議員さん、各種団体の皆様方がそれぞれの形においていろいろな形で取り組まれている高運賃是正を推し進めていることを理解した上で質問をさせていただきたいと思います。
民間会社が利益を出すことは、会社にとっては重要なことであります。しかし、地域住民を含む鉄道利用者にとっては大変に大きな問題でもあります。会派創進の代表質問の際にも、酢﨑代表は利用者増とならなければ運賃を下げることはできないのではないかという質問をされております。私も同じ考えを持っております。グッドマンジャパンをはじめとする千葉ニュータウン内の企業において多くの雇用が生まれるということは、板倉市長の答弁でも伺っております。企業に通勤する方や地域の皆様方の足としていることを考えますと、印西牧の原駅を特急の停車駅とすることにより、今よりもより多くの方々が移り住んでくるということも考えられると思います。永住の地、ついの住みかとなるのではないでしょうか。これらのことを踏まえまして伺います。
(1)、6月定例会後の印西市としての対応について。
(2)、運賃値下げ、牧の原駅特急停車等の問題について、印西市としての検討状況と対応状況について伺います。
(3)、千葉県との調整等、印西市としての対応状況を伺います。
以上でございます。明快な答弁をお願い申し上げまして、最初の質問を終わらさせていただきます。
○議長(小川義人) 板倉市長。
〔市長、登壇〕
◎市長(板倉正直) 小川利彦議員の個人質問に対し答弁をいたします。1については私から、その他については担当部長から答弁をいたします。
1の(1)についてお答えをいたします。農業地域の道路修繕につきましては、土木管理課印旛支所及び本埜支所で要望を受理し、現地の状況確認を行い、軽微な修繕につきましては当年度の予算の範囲内で対応をしております。また路線として修繕が必要な箇所については、土木管理課へ地区要望が上がっておりますので、その箇所につきましては次年度以降予算要求し、対応していきたいと考えております。
1の(2)についてお答えをいたします。はじめに有害鳥獣につきましては、1日の会派新政、板橋睦議員と3日の櫻井正夫議員の質問にお答えしたとおりでございます。
次に、外来植物につきましては、もともとその地域に存在しなかったもので、人の手によって運びこまれた植物であり、繁殖能力も高く、既存の在来植物の生育区域を脅かすなど、生態系に悪影響を及ぼすとされています。平成23年度に市が実施した自然環境調査では145種の外来植物が市内で確認されており、うちナガエツルノゲイトウを含めた4種の特定外来植物が確認されております。このため市ではホームページや広報等により外来植物の防除について周知しており、特に家の敷地内や農地などの管理する土地に外来植物を見かけた場合、種子等が飛散することがないよう適切に抜き取り、ごみ袋に入れ、燃やすごみとして処分をお願いしているところでございます。
次に、(3)についてお答えをいたします。市では、地元農産物の地産地消の推進を図るため、農産物直売所の販売促進事業等に対する補助として、印西市農産物地産地消推進事業を実施しております。これまで市のマスコットキャラクターであるいんザイ君のロゴを使用したラベルや販売袋の作成に助成し、直売所等における印西産農産物の認識度のアップを図ってまいりました。また今後につきましても、西印旛農業協同組合や生産団体、販売農家の方々と連携しながら農産物の販売促進及び地産地消を推進してまいりたいと考えております。
次に、(4)についてお答えをいたします。市では、農業の担い手であり、各種農業施策の中心に位置づけられている認定農業者制度の活用を推進しております。農地の集積や制度資金の優遇措置などメリットが多く、地域の担い手として一人でも多くの農業経営者がこの制度を活用していただければと考えております。また新規就農者の関連としましては、安定した農業労働力を確保し、農業経営力の向上を図るため、農業版ハローワークや市民農業講座の実施、青年就農給付金事業などにより新規就農を促進し、将来の担い手を育成する取り組みを実施しております。
次に、(5)についてお答えをいたします。現在市内では、発作カワセミ会、中ノ口ホタル会、将監環境保全会、笠神地区環境保全会の4組織が活動を行っております。また来年度からの新規要望地区として、酒直卜杭地区と埜原干拓地区の2地区から相談を受けているところでございます。市としましても、今後も土地改良区、印旛農業事務所等の関係機関と連携し、制度の推進を図ってまいりたいと考えております。
次に、(6)についてお答えいたします。千葉県が平成25年1月に策定した千葉県イノシシ対策計画では、地域区分による目標設定や目標を達成するための対策が定められており、有害鳥獣の被害防止対策に役立てているところでございます。現在もイノシシの生息数は増加傾向にあることから、県、市、地域がそれぞれの役割を分担し、効率的なイノシシの駆除及び防止対策に努めているところでございます。また、外来植物につきましては、県の生物多様性センターと県内の外来生物対策等についての情報共有、市内の特定外来生物の効果的な駆除方法に対する助言をいただくなど、協力しながら対策を進めているところでございますが、特にナガエツルノゲイトウについては、大変繁殖力が強い植物でございますので、土地管理者による早期発見と防除はもちろんですが、市においても県と協力しながら対策に取り組んでまいりたいと考えております。
その他につきましては、担当部長から答弁をいたします。
○議長(小川義人) 伊藤企画財政部長。
〔企画財政部長、登壇〕
◎企画財政部長(伊藤隆) 2の(1)についてお答えをいたします。
普通交付税につきましては、市全体の需要に対し、不足する財源を補うという意味合いで交付される一般財源となります。ただいま議員のご質問の中でも十分ご理解をいただいておりますが、支出という観点での色分けはできないというところでございます。
なお、普通交付税の算定につきましては、平成22年度からの5年間は、合併の特例措置といたしまして、旧団体ごとに算出した額の合計が交付され、平成27年度からの5年間は、その特例措置分が段階的に縮減をされるものでございます。
2の(3)の公共交通についてお答えをいたします。平成27年第2回定例会でお答えいたしましたように、本埜第二小学校付近も交通不便地域であると認識をしているところでございます。交通不便地域を解消し、持続可能な公共交通を導入するためには、利用動向を的確に把握しながら費用対効果を検証する必要がありますので、今後アンケート調査も含め検討していきたいと考えているところでございます。
3の(1)及び(2)については関連がございますので、一括してお答えをいたします。平成27年第2回定例会でお答えをいたしましたように、高水準にあります北総線の運賃は、当市のまちづくりを進めていく上で解消すべき課題であると認識をしているところでございます。このようなことから、本年7月に北総鉄道株式会社の役員が市を来庁した折にも、北総線運賃のさらなる値下げについて要望をいたしました。また、印西牧の原駅を利用される皆様の利便性向上の一つといたしまして、アクセス特急の停車が当駅圏の発展に大きく寄与するものであると認識をしております。この件につきましても本年7月に北総鉄道株式会社の社長が市を訪問した折に、社長が京成電鉄株式会社の役員も兼ねていることから、アクセス特急の印西牧の原駅停車について要望をさせていただきました。
現在のところ、印西牧の原駅へのアクセス特急停車については、その予定がないという状況でございますが、今後とも印西牧の原駅の利用状況等も把握しながら、さまざまな機会を捉えまして、引き続きアクセス特急の印西牧の原駅停車について、京成電鉄株式会社に対し働きかけてまいりたいと考えております。
次に、(3)についてお答えをいたします。平成27年第2回定例会でこちらもお答えをいたしましたように、北総線の運賃問題を解決するためには千葉県との関係を強化していく必要がありますので、今後も千葉県と連携を図っていきたいと、このように思っております。
以上でございます。
○議長(小川義人) 鶴岡市民部長。
〔市民部長、登壇〕
◎市民部長(鶴岡敏明) 2の(2)について、地域からの要望のある物木・滝線の防犯灯の設置につきましてお答えをいたします。
物木・滝線につきましては、電柱がない箇所がございますので、現状では電源の確保ができないことから、防犯灯の設置に至っていない状況でございます。この場所の防犯灯の設置につきましては、議会におきましても今まで何度も同様のご質問をいただいておりまして、また多方面からのご要望等がございましたので、市といたしましても種々検討を進めてまいりました。その結果、現在のところ防犯灯の設置に向けた具体的な調整を関係機関等と協議をしているところでございます。
以上でございます。
○議長(小川義人) 鈴木都市建設部長。
〔都市建設部長、登壇〕
◎都市建設部長(鈴木俊明) 2の(2)についてお答えいたします。
各町内会や団体などから提出されています道路に関する要望につきましては、建設課、土木管理課、印旛支所及び本埜支所で受理しております。受理した要望につきましては、関係課で現地確認を行い、軽微な改修等の要望につきましては、当年度の予算の範囲内で対応しているところでございます。また予算措置が伴うような改修、改善要望につきましては、次年度以降予算要求し、対応しているところでございます。
次に、(3)についてお答えいたします。今後の整備についてでございますが、主要施策の市道00―031号線整備事業ほか5事業以外の路線につきましては、主要事業の整備が終わり次第検討してまいりたいと考えております。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
それでは、私のほうから一問一答にて再質問をさせていただきたいと思います。
まず、大項目1の(1)です。この農業地域のインフラ整備について先ほども申し上げましたが、軽微な修繕というお話がありました。これは道路の穴割れ等は、職員さんとか再任用の方々にお願いをしていると思いますが、それ以上の修繕が必要な場合においては業者にお願いしていると思いますが、どのくらいのエリア、地域ごとに分けているのか教えていただけますか。
○議長(小川義人) 鈴木都市建設部長。
◎都市建設部長(鈴木俊明) お答えいたします。
補修工事につきましては、印西地区を県道千葉・龍ケ崎線を境にいたしまして、西と東地区に分けてございます。そのほか印旛・本埜地区を1地区としまして、合計3地区に分けて発注し、対応しているところでございます。
以上です。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
地区ごとに分けて業者さんにお願いしているということでございますが、やはりそれなりに広い面積でございますので、より予算をつけるなり、業者を多くするなりといって、迅速にやっていただけるようにお願いしたいと思います。
次に移ります。この道路の問題、また後ほど同じようなことがありますので、そのときに再度ちょっと深くやりますけれども、(2)の有害鳥獣や外来植物、まずもっての有害鳥獣です。いろんな小動物あります。しかし、今回印西市においては、千葉県のホームページを見ましても、北部では印西市がイノシシに関してはホットスポットと言われるぐらい色分けがされているような地域でございます。本当に印西市の農家さんも含めて嫌な思いというか、本当に苦痛な思いをされております。イノシシのことがありますが、農家の方からイノシシによる被害の相談とか、そういったのはあったのでしょうか。どうしてほしいとかという、何をしてほしい、かにをしてほしいという相談とかありますか。
○議長(小川義人) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
イノシシ被害、そういう被害相談というのはございます。そうした場合、市は現地を確認いたしまして、状況に応じて印西市の猟友会に箱わなやくくりわなの設置についてお願いしているというところでございます。また被害に遭われた農家で、農作物共済に加入されている方には、農業共済組合のほうに手続を申請していただくよう周知をしているところでございます。
以上でございます。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
確かに今ご答弁いただいた、要するに頼むということになっていると思います。印西市猟友会の方々、本当に皆さんお忙しい中一生懸命取り組んでいただいて、数も今定例会においても前年度よりも増えているという答弁をいただいております。数が増えているということで答弁していただいたのを聞いていますが、やはり確かに地元も含め、自分の土地、管理している土地ですから、自分がイノシシに入られないようにというように対策をする、駆除するというのはわからなくもないです。やはり自分のつくったお米がやられないようにということで、市内でも自分で有刺鉄線を張ったり、フェンスを張りめぐらせたりというのをお見受けしますが、土地の所有者、管理者が防除すべきと私は思うのですが、印西市としてもその考えで間違いありませんか。要するに行政がやらないと、自分の土地なのだからそっちでやってくださいという考え方でよろしいですか。
○議長(小川義人) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
イノシシの防除については、今電気柵、こういうものについて地域と協力しまして、一体となって進めているところでございます。これはこれまでもご答弁申し上げましたけれども、地域全体でイノシシに近寄らせないといいますか、環境整備という、こういう全体で取り組むものだということが重要になってきます。電気柵、侵入させない、近づかさせない、それで捕獲すると、総合的にみんなで協力してイノシシ対策というのは取り組んでいくものだというように認識しております。
以上でございます。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ただいまの部長の答弁で、電気柵と、あとわなという言葉からちょっと質問をさせていただきたいと思いますが、この電気柵、国庫補助を使う場合は3件以上の同意があったり、地域でやるというようになっておりますが、個人でやる場合の補助、これについては印西市としては検討しておりますか。要するにみんなでやらずして、1個ずつ、田んぼ1枚ずつ、畑1枚ずつとかという小さな範囲での電気柵を設置する場合の補助、これについてはどうでしょうか。
○議長(小川義人) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
これもご答弁したのですが、国の補助要件、電気柵の設置について、今議員がおっしゃったような補助要件がございます。この補助要件に該当しない市独自の補助について、これについてもこれから検討していきたいというように考えております。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
本当に補助金を使わずして市の一般財源から補助できるように考えていただけたらなと思います。
続きまして、先ほどの答弁の中で、わなの免許、わなということがありました。この免許についてちょっとお尋ねしたいと思います。わな免許の試験については、ただいま受け付けは印旛地域整備センター、印旛の合同庁舎で受け付けはしていると思います。試験については市原市で県がやっているということでございますが、この試験も講習とかも印西市、または合同庁舎に出先機関での対応するというようなことはないのかどうか、ちょっと伺いたいと思います。
○議長(小川義人) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
狩猟の免許の試験につきましては、鳥獣保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律に基づき県が開催しているところでございますが、千葉県は県のほぼ中央に位置している市原市にあります千葉県射撃場を試験会場にしているところでございます。例えばイノシシでいえばほとんど市原市よりも南の地区にそういう生息被害が数多くあります。北総地域においては印西市、それと成田市の一部というようなことでございますが、今年度の印旛管内の免許の受験者数は、県全体の1割程度にとどまっております。ほとんどそういうような現状でございますので、例えば印旛地域のほうでというようなことについては難しい状況にあるものと考えております。
以上でございます。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
そうですね、確かにイノシシのとれる数も全く印西市、成田市と下のほうでは違いますし、数が違うからやっぱり下のほうになってしまうかなと思うのですが、免許を取る方も市原市までは遠いよという方もちょっと聞いたことがあります。ですので、できればパスポートのように出先機関で申請等ができればなということを私は考えまして、今の質問をさせていただきました。
それで、このイノシシですが、千葉県南部の方では食肉として出荷をされております。数が本当に全然印西市とは違う、レベルの違う話であれなのですけれども、せっかく取られた、免許を取得され、わなで捕獲したイノシシ、殺処分だけではなく、その方々、大変ですけれども、ちょっと食肉として売ることにより利益が得られるのではないかというところから、イノシシを出荷して食肉用にしない限り、印西市のイノシシは減少しないのではないかなというように考えますが、その辺はどうでしょうか。
○議長(小川義人) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
捕獲したイノシシの利活用につきましては、資源の利用、被害防止対策の費用補填など利点もございますけれども、処理加工施設の整備、それから安全性の確保、それから特に数という点でいえば肉の安定供給などの課題もございます。そういうようなことから、他の自治体の状況等を調査研究してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
そうですね、採算という形になると、全然頭数が違いますから、量が違うのでとれないかなとは思いますけれども、ただ、イノシシ、今までちょっと出荷制限がかかっていたと思うのですけれども、イノシシの放射能のサンプル調査とかはされておりますか。
○議長(小川義人) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
これは放射線のセシウムの検査につきまして、これは平成26年の9月に県の自然保護課が主体となりまして、印西市で捕獲されたイノシシ2頭含めて6つの市町村の野生鳥獣の検査を行っております。その中で全て放射性セシウムについては基準以下でございました。
以上でございます。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ありがとうございました。今も言ったようにセシウムが入っていない、サンプル調査して結果が基準値以下であれば出荷もできないこともない、そうなると、やっぱりお金が動くので、皆さん一生懸命とっていただけるのかなということで、なればなということで、そうすることにより数が減少するのかなと思いますので、ぜひそういう印西市のほうで免許とかやるようなことがありましたら、ぜひよろしくお願いを申し上げます。
続きまして、(3)の地域の農産物の特産品の販売促進についてですが、これは農協と協力して訪問販売、移動販売車ということで、市のほうからも助成を出すということを答弁しているのを伺いました。ここで主だったのがないというように先ほどもお話ししました。確かにそうだったなとは思いますが、やはり印西市はお米あります。旧本埜でもやっぱり本埜米というか、ブランド米もありました。ですので、さらに訪問販売の際、買い物困難な地域の方、ちょっと団地とか行くと思いますけれども、せめて印西産のお米、これは提案になりますけれども、うんまい印西米でいんザイ君とかよかっぺ印西米とか、ちょっと何か印西をPRするかのような袋をつくってということをご検討いただければなと思いますが、その辺についてはどうでしょうか。何か印西市をPRするような方法があれば、ちょっと考えているようなことがあればよろしくお願いします。
○議長(小川義人) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) 印西市の特産物、その販売の促進につきましては、先ほど市長がご答弁いたしましたけれども、いんザイ君のロゴを使用したラベル、それから販売袋の作成等を助成して、直売所等で知名度アップを図っているわけですけれども、そのほか販売促進策どのようなものがあるか、これについては関係機関との知恵もおかりしながら、いろいろ考え、調査研究してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ありがとうございます。ぜひ印西市の農家のためというか、農畜産物のPRのためにいろいろとご検討をお願いしたいと思います。
ちょっと時間も進んでまいりまして、その後次、4番の農業従事者の担い手育成については、ちょっと再質問は控えさせていただきます。
5番の多面的機能支払交付金制度、これについて再質問をさせていただきます。これは私ども笠神地区環境保全会においても、これで3年目になりました。やはりこの制度を利用促進、印西市としても一生懸命PRしていただいて、農業地域全域の農家の方々、なかなか難しいとは思います。本当に事務的なこととかいろいろあって大変だとは思いますが、これをぜひ印西市で全て農道の整備やら何やらできないということがあると思いますので、ぜひこれは推し進めていただきたいのですが、どうでしょうか。今先ほどの答弁の中で、何カ所か問い合わせはあったというものの、やはり逆にどうでしょうかというPR、これについてはどうでしょうか。
○議長(小川義人) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えします。
今小川議員おっしゃったように、多面的機能支払交付金、この制度については、農地や水路の草刈り、それから農業用施設、水路とか、こういう改修など地域の活動に対して支援するもので、担い手農家の負担軽減でありますとか、農地を含めた地域資源の適正な保全管理を促進していくためには非常に有効な制度だと認識しております。これは各地区へ出向いた説明会、説明する機会もあったり、あるいは関係機関と連携を図ったりする中でこの制度の推進を図ってまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
今の答弁で、やはりこの制度は国が2分の1、千葉県が4分の1、印西市が4分の1という支出により、その地域の方々にお願いする制度でございますので、本当に全て印西市でやらなくても、満額やらなくてもいい制度ですので、この制度をどんどんPRしていただいて、この地域全体をよくしていただけたらと思います。
続きまして、6番は再質問はいいです。
市村合併後の予算について、今後の1、支出状況ということで、毎年どのくらい入ってきているのか、各年度どのくらい入っているのか教えていただけますか。
○議長(小川義人) 伊藤企画財政部長。
◎企画財政部長(伊藤隆) お答えをいたします。
普通交付税の算定の内訳といたしましては、合併後の平成22年度から平成26年度までの5年間の累計で、それぞれ旧印西市、印旛村、本埜村ということでご回答いたしますと、旧印旛村につきましては約67億円、旧本埜村につきましては約54億円となっているところでございます。なお、旧印西市につきましては、不交付という状況でございます。
以上です。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ただいま金額の話がありました。相当な額がこの印西市に入ってきていると思います。それで2番のほうになりますが、この(2)では、地域の要望書ということでいろんな道路の、基本的に田舎の農業地域というか、本埜、印旛の方は道路の問題が多いと思いますが、それだけのお金が入ってきているのですけれども、先ほども言ったように、これは本埜の分だ印旛の分だというように色分けがない、そして道路の物だという色分けはないですが、地域の要望書を取り組んではいただけないものなのでしょうか。交付金、地方交付税を使って。どうなのですか、その辺は。
○議長(小川義人) 伊藤企画財政部長。
◎企画財政部長(伊藤隆) お答えをいたします。
ただいまお答えをさせていただきましたように、交付税については一般財源充当という形で行っております。各毎年度の予算編成時期におきまして、各担当からそれぞれ要望いただきまして、財政部局のほうで査定をさせていただいて毎年度の予算が決定しております。それぞれの担当部署でそれなりに市民の皆様等といろいろな団体等と要望があったものにつきましては、それらも踏まえて予算要求のほうはしていただいているということで、こちらとしては認識をしているところでございます。
以上です。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ありがとうございます。道路の補修が本当に多いと思います。この道路の補修の地区別の要望件数とかというのは把握はされておりますでしょうか。
○議長(小川義人) 鈴木都市建設部長。
◎都市建設部長(鈴木俊明) お答えいたします。
今年度でございますけれども、8月末時点までの補修の要望件数といたしましては、市内全域で69件の要望を受理しております。地区別の要望件数といたしましては、印西地区45件、印旛地区11件、本埜地区13件となっております。
以上です。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ありがとうございます。かなりの件数が、要望が上がっていると思いますが、その要望の中で、舗装等の著しくよくない悪い道路の状況の箇所については、確認はされておりますか。
○議長(小川義人) 鈴木都市建設部長。
◎都市建設部長(鈴木俊明) お答えいたします。
舗装の破損等の著しい箇所につきましては、現地を確認いたしまして、現在発注しております道路補修工事で対応しているところでございます。また、路線として修繕が必要な箇所につきましては、新年度予算要望等しまして対応するところでございます。また、来年度4路線につきましては、社会資本整備総合交付金の活用を考えており、対応してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ありがとうございます。ぜひとも要望のあったところ、早急にできるように予算措置をお願いしたいと思います。
続きまして、先ほどの要望のところの中で防犯灯の話がありました。これも数々の先輩議員の方々が取り組んでおられます。物木・滝線の防犯灯の設置についてはいつごろを予定しているのか教えてください。
○議長(小川義人) 鶴岡市民部長。
◎市民部長(鶴岡敏明) お答えをいたします。
設置時期につきましては、今年度中に設置をできるのではないかというように考えております。
以上でございます。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ありがとうございます。防犯灯が設置、今年度中にできるということですが、やはりここ最近いろんな子どもの絡む事件があります。せっかくつくるのですから、木を伐採していただくとか、草はつい数日前にきれいになっていました。歩道もきれいになりましたけれども、やはり木は垂れ下がって、竹とかあります。防犯灯がより有効的な防犯灯となるように、その地主さんとかとご相談をいただいて、設置に向けて取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いします。これはいいです。
次に、インフラ整備というところの公共交通含むというところで、あと1点、バスになります。このふれあいバスの東ルートをせめて本埜支所まで延伸できないかという質問をさせていただきたいと思いますが、今小林のところで曲がってしまって、本埜支所、もうちょっと数キロメートル、往復しても何キロメートルでもないと思うのですが、できませんか。
○議長(小川義人) 伊藤企画財政部長。
◎企画財政部長(伊藤隆) お答えをいたします。
現在ふれあいバスのルートにつきましては、市役所での乗り継ぎを考慮したダイヤで運行をしているところでございます。改正につきましては、現段階では難しいものと認識をしておりますが、今後調査研究をしてまいりたいと考えております。
○議長(小川義人) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ありがとうございます。やっぱり地域の要望のバスを使いたい、バスに乗りたいという地域の高齢者の方々もおりますので、ぜひともご検討いただけたらと思います。よろしくお願いします。
続きまして、大項目の3番、印西市と北総鉄道についてでございます。これについては本当にいろいろな方々が一生懸命取り組んでおります。再質問ということで、これはもう本当にあと市長しかないと思います。本当に市長の本気度が必要だと思いますが、これについて地元の滝田県議とともに一緒になって県と調整をするのは、本当に最後は市長だと思います。市長のご判断、ご決断をここで、本気度を聞きたいと思いますので、よろしくお願いします。その答弁をいただきまして、私の一般質問を終わらさせていただきます。
○議長(小川義人) 板倉市長。
◎市長(板倉正直) お答えをいたします。
私といたしましても北総線の運賃値下げ、それに牧の原への特急の停車につきましては、今後まちづくりを進めていく上で大変重要なことであると、このように認識をしております。私としても、これは本当に県、または鉄道事業者、これと本当に真剣に取り組んで、この運賃問題、特急停車の問題、これは真剣にやっていかなければならないと、このように思っておりますので、頑張っていきたいと、このように思います。