平成30年 第1回定例会(3月定例会)-02月23日

平成30年 第1回定例会(3月定例会)-02月23日

◆小川利彦
皆さん、こんにちは。議席番号3番、小川利彦でございます。
質問に入る前に、本埜地区の学校を考える会より約1カ月前、1月25日に要望書と、それと署名簿のほうが提出されております。そして、そのことについて今回質問させていただきまして、私も含めまして会の趣旨にご賛同をいただいて、署名を書いていただいた皆様方が納得のいくような答弁を聞き出せるように努めてまいりたいと思います。
それでは、通告に基づきまして一般質問を始めさせていただきます。まず、本埜地区の学校問題について伺ってまいりますが、平成28年3月、印西市学校適正配置審議会の答申が出され、本埜第一小学校は滝野小学校と、本埜第二小学校は小林北小学校と統合する案が示されました。この審議会からの統合案策定には、地域、地元の意見が全く反映されておらず、市教育委員会は審議会からの答申案が全てとして市民へ提示されたものと思われました。審議会からの統合案が認められれば、本埜中学校区内には小学校は一校も残らなくなります。学校は、地域の伝統や文化の中心となり、地域住民のよりどころとなっております。もし学校がなくなれば、若者の流出や地域の衰退となることも考えられますことから、本埜地区の住民としては到底納得することのできない統合案となっております。
そして、市教育委員会は、平成28年10月に印西市学校適正規模・適正配置基本方針を各戸配布し、同年11月に本埜地区小学校の保護者を対象に説明会を開催していただきました。その後、1年以上が経過する中で統合案を提示したままとなっております。子供たちや保護者、これから就学する子供たちを持つ方々や地域住民には大きな不安を残したままとなっていることから、小学校の保護者さんが審議会の統合案に関するアンケートを速やかに実施していただき、結果的には本埜第一小学校と本埜第二小学校での統合を望む保護者が多い結果となりました。
そこで、保護者、区長、本埜地区地域審議委員、教育関係者などが集まりまして協議し、話し合いの結果として、本埜地区学校を考える会という団体を立ち上げることとなり、学校統合や地域の今後について、より多くの方々とともに考えていこうということになりました。学校適正配置の考え方は、小規模校化する課題だけを取り上げておりますが、本埜地区の学校は小規模校のマイナスの課題をプラスに転化する努力を続けていることから、教育成果も上がっていると伺っております。本埜第一小学校と本埜第二小学校を統合することで、複式学級にならない規模の学校が維持できるものと考え、児童の一人一人のよさを磨くとともに、きめ細やかな学習ができる学校となることを私としては考えております。義務教育は、学校、家庭、地域が連携なくしては成り立たないものと考え、学校運営の効率化や経済性が優先された隣接校との統合案は、地域として受け入れることのできない統合案となっております。地域の意見を取りまとめ、地域の総意、民意というものを考慮して統合案の見直し、再検討すべきであると感じております。このことを踏まえまして伺ってまいりたいと思います。
大きい1番から入ります。本埜地区の小学校統廃合の問題について。平成30年1月25日に本埜地区の学校を考える会から印西市教育委員会に提出された要望書及び署名簿の件について、その後の対応を伺います。
(1)、教育委員会では約3,700名もの第一小学校と第二小学校の早期統合を求める署名を受け、どのように感じているか。
(2)、本埜第一小学校と本埜第二小学校の統合については、どのように考えているか。
(3)、小学校の開設に当たり、本埜中学校の施設を利用することについてはどのように考えているか。
(4)、本埜地区の学校を考える会の代表者との話し合いはいつごろより始める予定なのか。
(5)、児童数の増加策として、他地区からも児童の受け入れができる特色のある学校にすることについてはどのように考えているか。
(6)、統合校が開校した後、スクールバスの運行についてはどのように行う予定か。
(7)、市長部局への要望についてはどのように考えているか。
①、イノシシ対策について。
②、市道の拡幅について。
③、普通財産となる学校校舎の利活用について。
④、学童保育について。
この(1)から(7)番、①、②、③、④につきましては、これは全て提出された要望書をそのまま質問として提出をさせていただいております。
続きましては、屋外焼却行為についてとなります。大きい2番です。市内の屋外焼却行為について。市内で行われている屋外焼却行為、いわゆる野焼きについて伺いたいと思います。野焼きといえば違法行為であるということは承知しております。しかし、幾つかの例外規定というものもあることから、農業、林業を営む方々や自宅の敷地内の樹木の剪定や伐採を行う方々にはやむを得ない行為であると思います。このようなことから、以下を伺います。
(1)、例外規定にある行為をどう考えているか。
(2)、例外とされている農業、林業関係の焼却処分について、焼却処分をしていたことについてのリサイクルとするようなことを考えているのか。
(3)、農林業従事者に限らず、有害鳥獣対策、病害虫駆除、火災予防対策という観点ではどのように考えているか。
(4)、済みません、これ「破砕機」を「粉砕機」にかえてください、お願いいたします。個人の家庭に貸し付けをしている粉砕機があるが、農林業を営む方々への貸付粉砕機については検討されているかということを伺いまして、私の最初の一般質問を終わらさせていただきます。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 板倉市長。
〔市長、登壇〕
◎市長(板倉正直) 小川利彦議員の個人質問に対し答弁をいたします。2の(1)については私から、その他については担当部長から答弁をいたします。
屋外焼却行為につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律により、廃棄物の焼却は原則として禁止されております。
なお、公益上、もしくは社会慣習上、やむを得ない廃棄物の焼却または周辺地域の生活環境に与える影響が軽微である廃棄物の焼却である場合、同法施行令に例外規定が掲げられておりますが、例外に当たる行為であっても苦情が寄せられた場合、周辺地域の生活環境に与える影響があると考えられることから、消火をお願いしているところでございます。
私からは以上でございます。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
〔教育部長、登壇〕
◎教育部長(山﨑正之) 1の(1)についてお答えいたします。
ご質問のございました署名につきましては、本埜第一小学校区及び本埜第二小学校区の地区が2,266名、市外を含めたその他の地区が1,449名、計3,715名の状況でございました。教育委員会が印西市学校適正規模・適正配置基本方針でお示しした学校適正配置シミュレーションに対しまして、既存地区に学校を残してほしいという方がたくさんいらっしゃると感じたところでございます。
次に、(2)についてお答えいたします。本埜第一小学校と本埜第二小学校の統合につきましては、印西市学校適正配置審議会におきまして、本埜中学校を含めた義務教育学校の設置として検討をした経緯がございます。しかしながら、小学校部分は統合しても小規模校の状況が改善されず、また中学校部分は現状の学校規模の維持にとどまりますことから、学校規模の適正化を図れないということで、基本方針の学校適正配置シミュレーションとしてお示しする結果には至らなかったものでございます。
次に、(3)についてお答えいたします。要望書にございました本埜第一小学校と本埜第二小学校の早期統合という点を踏まえますと、本埜中学校ではなく、両校いずれかの施設を使用する形で学校を開校することが最善の選択ではないかと考えております。
次に、(4)についてお答えいたします。会の代表者との話し合いにつきましては、要望書に対する回答がまとまりましたら、直ちに調整に入りたいと考えております。
次に、(5)についてお答えいたします。特色のある学校づくりについてのご質問ですが、まずは本埜第一小学校と本埜第二小学校の統合に関する検討を行うことが先決と考えております。
次に、(6)についてお答えいたします。スクールバスの運行につきましても学校の統合に関する方向性が決まりましたら検討を行いたいと考えております。
次に、(7)、③についてお答えいたします。学校校舎の利活用につきましても学校の統合に関する方向性が決まりましたら検討を行いたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 五十嵐環境経済部長。
〔環境経済部長、登壇〕
◎環境経済部長(五十嵐理) 1の(7)、①についてお答えいたします。
通学路及び学校周辺の山林等の裾刈り等につきましては、土地所有者の方が現状を正しく捉えていただき、地域全体として取り組んでいただくことが重要と考えております。市といたしましては、学校関係者と連携した被害防止対策及び広報、ホームページによる情報提供等を引き続き実施してまいります。また、平成30年度から新たにイノシシ対策に係る耕作放棄地等の刈り払いなどを対象とした事業が県において計画されておりますので、状況を注視しながら検討してまいりたいと考えております。
次に、2の(2)についてお答えいたします。農林業関係の廃棄物として、一般的な枝葉や枯れ草などの廃棄物につきましては、堆肥化やチップ化などによるリサイクルが可能なことから、自己による自己利活用や一般廃棄物の処分業を営む市の許可業者での処理を推奨しているところでございます。
次に、(3)についてお答えいたします。廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行令第14条の焼却禁止の例外となる廃棄物の焼却に該当するか否かで判断し、指導しているところでございます。焼却禁止の例外に当たる行為であっても、苦情等があった場合は消火していただくようお願いしてまいります。
次に、(4)についてお答えいたします。粉砕機の貸し出しにつきましては、営利を目的としない一般家庭や自治会、町内会などの市民団体を対象として行っており、農林業を営む方を含め、営利を目的とする事業者への貸し出しについては、現在実施や検討は行っていないところでございます。
○議長(藤代武雄) 鈴木都市建設部長。
〔都市建設部長、登壇〕
◎都市建設部長(鈴木俊明) 1の(7)の②についてお答えいたします。
通学路の安全確保として要望のありました通学バスの運行や自転車通学による道路整備につきましては、学校や関係部署と調整を図り、整備が必要とされる路線や整備箇所の抽出を行い、進めていく必要があると考えております。
○議長(藤代武雄) 伊藤健康福祉部参事。
〔健康福祉部参事(社会福祉課長事務取扱)、登壇〕
◎健康福祉部参事(社会福祉課長事務取扱)(伊藤哲之) 1の(7)、④についてお答えいたします。
学童クラブは、就労等で昼間保護者等がいない家庭の児童を放課後や長期休業日等に預かり、生活の場を提供するところとなっております。学童クラブに入所する保護者等が就労している場合は、月曜日から金曜日の間に1日4時間以上勤務が3日以上あり、勤務終了時刻が15時以降の方などの要件を満たす方が対象となっております。本埜第一小学校には本埜第一学童クラブを開所しておりますが、今後の小学校の動向を見守り、状況に合わせて引き続き学童クラブを運営していきたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員の質問の途中ですが、ここで休憩したいと思います。
午後1時5分まで休憩します。

休憩  午後零時4分

再開  午後1時3分

○議長(藤代武雄) 再開します。
休憩前に引き続き会議を開きます。
3番、小川利彦議員の質問の続きを行います。
3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
休憩を挟みまして、私の再質問となるわけですけれども、先ほども申し上げましたように、私も含めまして署名をいただいた皆々様方が納得いけるような答弁を聞き出したいと考えますので、よろしくお願いいたします。
それでは、一問一答方式にて再質問をさせていただきます。まず、1の(1)の再質問となりますが、最初の部分の繰り返しとはなりますけれども、約3,700もの方々が教育委員会が提示した統合案には反対という民意を出しました。この民意というものは一番大事なことであるという認識から再質問となりますけれども、今回の署名運動は教育委員会が基本方針で示した統合案について、地域住民が納得できなかったために起きたことだと考えます。対象者として、本埜中学校区内に住民票のある小学生以上の方々の約7割が署名したことについてどのように受けとめているか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
先ほどの答弁と同趣旨となりますが、約7割もの方々が本埜第一小学校と本埜第二小学校の早期統合を望んでいると受けとめたところでございます。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
この署名、7割の方がやっていただきまして、また地元の地域だけでなく、本埜地区以外の方からも応援署名という形で頂戴しております。それもあわせて提出させていただいているわけですけれども、なお今現在も応援署名というものはどんどんふえ続けておりまして、皆さん、本埜地区に小学校を残してほしいという気持ちがあるのだなというところでございます。
続きまして、(2)の再質問となりますが、私の今回の一般質問において最大のポイントとなる質問の再質問となります。教育委員会として、基本方針や統合案の変更はどうかという点について伺ってまいりたいと思います。本埜第一小学校と本埜第二小学校の統合については、本埜中学校を含めた義務教育学校の設置として既に検討済みとの答弁がありましたが、今回の要望書及び署名簿の提出を受け、改めて基本方針の見直しに向けた検討を行うつもりはあるのでしょうか、伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
基本方針につきましては、印西市学校適正配置審議会から答申を受けまして、教育委員会の基本的な考え方をお示ししたものでございますので、基本方針の見直しを図る考えはございません。
しかしながら、本埜第一小学校と本埜第二小学校の統合につきましては、このたび本埜地区の学校を考える会から要望書及び署名簿をいただきましたことから、再度検討を行いたいと考えているところでございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
基本方針というのは時間も、また審議委員の方々の人件費、また印刷物、先ほども話したように各戸配布しておりますので、基本方針というのはそのままですけれども、統合案に向けた検討案を示したものをかえるということだと思うのですけれども、それで本埜地区の学校を考える会の代表の方にちょっとお手紙が届いておりまして、応援の署名と一緒に届けられたものをちょっと一部読ませていただきます。本埜幼稚園を卒園した保護者さんより、本埜地区の代表へ応援する署名とともに届けられたものを一部ですが、ご紹介させていただきます。「本埜地区の保護者の方々、優しいお友達、温かい地域の方々のおかげで子供たちは成長することができました。本埜の方々には本当に感謝をしています。いつまでも本埜の学校に子供たちの元気な声が響き渡るよう、本埜地区のすばらしい環境が将来に残せるよう願っています」ということでお手紙の一部を紹介させていただきましたけれども、よその地区の方も今言っている地域、本埜第一小、第二小学校の地域に学校を残したほうがいいということで思われていらっしゃる方もいらっしゃるということでご紹介をさせていただきました。
ただいま本埜第一小学校と本埜第二小学校の統合については再度検討を行うという旨の答弁を部長よりいただきました。今後は教育委員さんの会議でその方向性を検討することとなると思いますが、教育委員会の事務局としてはどのような方向性で進めようと考えているか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
保護者や地域の皆様との話し合いの中で、よくご意見等をお伺いしながら、検討を進めていきたいと考えているところでございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
それでは、教育委員会の質問でございますので、教育長のほうに伺ってまいりたいと思いますが、教育委員会が策定した基本方針では、第一小学校は滝野小学校へ、本埜第二小学校は小林北小への統合が示されております。しかしながら、今回の要望書及び署名にあったとおり、地域住民は本埜第一小学校と本埜第二小学校の早期統合と小規模校のよさを生かした学校づくりを求めております。ぜひ本埜第一小学校と本埜第二小学校を早期に統合する方向で進めていただきたいと思っておりますが、教育長としてはどのようにお考えなのか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 大木教育長。
◎教育長(大木弘) お答えいたします。
基本方針にあります学校適正配置シミュレーションにつきましては、検討対象校の望ましい配置として教育委員会の基本的な考え方としてお示ししたものでございます。また、学校適正配置の推進に当たりまして、保護者や地域の方々と課題を共有し、理解と協力を得られるよう努めることとしております。
そのような中、このたび本埜地区の学校を考える会から本埜第一小学校と本埜第二小学校の早期統合を求める要望書及び署名をいただきました。しかしながら、まだ保護者や地域の皆様との話し合いを行っておらず、まさにこれからという段階でございますので、現時点ではその方向性につきまして明確にお答えはできませんけれども、ご署名いただきました皆様のご意向や今後保護者や地域の皆様からいただくご意見等を踏まえながら、検討を行ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
今の答弁でちょっとは前向きに考えていただけるのかなというふうには聞けますけれども、ちょっと再度教育長に伺いたいと思いますけれども、民意というものを重んじてくださるような答弁をいただきましたけれども、本埜地区の学校を考える会より提出された要望書に沿う内容で検討を進めていただけるというような理解でよろしいでしょうか。
○議長(藤代武雄) 大木教育長。
◎教育長(大木弘) お答えいたします。
繰り返しの答弁になりますが、現時点ではその方向性につきまして明確なお答えはできません。しかし、このたびご署名いただきました皆様のご移行や今後いただきます保護者や地域の皆様からのご意見等を踏まえながら、要望書の内容について検討を行ってまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
教育長の答弁は今後検討していくということですけれども、一方で学校設置者である市長のほうにもちょっと伺いたいと思いますけれども、教育委員会が示した基本方針については、今回の要望書及び署名により、結果として地域住民はノーを突きつけた形となりましたが、このことについて学校設置者である市長としてはどのように考えますか、伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 板倉市長。
◎市長(板倉正直) お答えをいたします。
先ほどの教育長からの答弁にもありましたとおり、教育委員会においてはご署名いただきました皆様のご意向、保護者や地域の皆様からいただくご意見等を踏まえて、本埜地区における適正な学校配置のあり方について検討していただきたいと、このように考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
学校設置者であります市長という立場ではなかなか踏み込んだ答弁にはならないのかなと思うのですけれども、市長個人的に板倉市長の心づもりという部分については、どのように考えておりますか。
○議長(藤代武雄) あくまでも個人ではなくて市長として答弁を求める、そういうことでよろしいですか。
◆小川利彦
はい、いいです。
○議長(藤代武雄) 板倉市長。
◎市長(板倉正直) お答えをさせていただきます。
このたび地元の皆様から何とか存続をしてほしいと、2校とも廃校するのは困るのだと、やはり私はよく理解できます。やはり今まで100年以上にわたっている伝統校、そこで育った多くの卒業生、そして卒業されたみんなが地域で活躍されている。それと同時に、学校というのはやはりコミュニティーの場所でございますので、なかなか今まで100年以上にもわたってあった学校が消え去るということは、これは大変なことでございます。その辺のことを考えますと、今回要望の上がった皆様方の声はしっかりと受けとめて、私は教育委員会がこれから判断して進めていくわけでございますけれども、やはりその辺のところをしっかりとよく皆さんの声を聞いて、よく話し合った上で結論を出していただきたいなと、こんなふうに私とすれば思っております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。
それでは、(4)のほうに入らさせていただきますけれども、こちらの本埜地区の学校を考える会の代表者との話し合いはいつごろから始めるのかということでご答弁いただいておりますけれども、要望書への回答はいつごろのタイミングとなるのか、この辺について検討されているようでしたらお知らせください。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
要望書への回答の時期につきましては、現時点では明確にお答えすることはできませんが、なるべく早い段階でお示しできるよう、努めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
回答書を出していただくのと同時に、会の代表者との話し合いについては、要望書に対する回答がまとまったらということで最初にいただいております。直ちに調整に入るとの旨、答弁ありましたけれども、どのような段階になったら内容がまとまったということになるのか、これについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
教育委員会といたしまして、意見の集約が図れた段階ということでご理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
今明確な状況という形ではまだなっていないということで、検討するということで答弁いただいておりますので、そういう答えになるのかなとも思いますけれども、続きまして(5)番のほうの再質問に入らさせていただきますけれども、検討の結果、本埜第一小学校と第二小学校の統合を進めることになった場合を想定してということでお答えをいただきたいと思います。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
本埜第一小学校と本埜第二小学校の統合の方向性が決定しない段階でございますので、その先のことにつきましては、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
何はともあれ、統合が先ということであることで理解をいたしました。要望書にある統合案となりましたら、統合のほうに進めるということになりましたら、地域の方としっかりとよりよい方向で検討をいただければなと考えております。
(6)、(7)については再質問はございません。
続きましては、大きな2番のほうに入りたいと思います。大きい2番、市長の答弁に対する再質問はございませんけれども、(2)につきましては再質問をさせていただきます。こちらは先ほども申し上げさせていただきましたこと、繰り返しとなりますけれども、農業、林業を営む方々にも個人でみずからの敷地内の清掃管理、地域活動において発生した廃棄物の処理という観点で質問をさせていただいておりますが、農業、林業従事者に対してどのような周知を行っていくつもりですか。
○議長(藤代武雄) 板倉市長。
◎市長(板倉正直) 担当部長からお答えしたとおりです。
○議長(藤代武雄) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
市といたしましては、稲わらについては田畑へのすき込みやマルチ材としての利用、もみ殻については堆肥、すき込み、マルチ材や暗渠での利用、剪定枝につきましては暗渠で利用できますことから、パンフレット、それから市ホームページ等により焼却以外での有効活用について推奨しているところでございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
超高齢化している農家さんが多いところに対して、大きい文字の印刷物とかならば理解はできるのですけれども、ホームページとなると、ちょっと難しいのかなという気もしております。
(3)については再質問はありません。
(4)のほうの再質問に入らさせていただきますけれども、市内には梨などの果樹生産農家さんも数多くいらっしゃいますが、果樹の剪定枝の処分についてはどのように考えているのでしょうか、伺います。
○議長(藤代武雄) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
剪定枝などにつきましては、処理業者へ搬入するなどの対応をお願いしているところでございますが、粉砕機による処理も含めまして、より有効な処理方法につきまして、生産組合などの方々と情報交換をしてまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
こちらの担当する課は農政課さんだと思いますけれども、地域の農家さんが負担増になることのないような形となるようによく農家さんと話をしていただきたいと考えます。
続きまして、もう少し質問させていただきますけれども、一般の方や地域の方々がボランティア活動でカーブミラーを見やすくするなど防犯灯の照明対策で樹木を伐採しても、処分業者に持ち込むように指導するのかということについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
個人が所有する土地から伸びている枝の伐採などにつきましては、いわゆる家庭生活を営む上で発生する一般廃棄物につきまして、市のごみ出しルールに基づき、ごみ集積所へ排出することができますので、そのような説明をさせていただきます。
また、しかし枝などが事業用地から伸びているものであれば、事業系一般廃棄物として堆肥化やチップ化など事故による利活用のほか、廃棄物の処理及び清掃に関する法律などにより事業者みずからが処理施設へ運ぶか、市の一般廃棄物処理業の許可業者へ処理を委託するかとなります。
また、伐採する樹木が市の所有に係るものにつきましては、それぞれの用地の所管課に事前にご相談をしていただければと存じます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
焼却行為を中止または禁止させるとの答弁となるわけですけれども、では市としてはほかの代案となる対策を考えているのでしょうか、伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
ごみ処理の観点で申し上げますと、あくまで適正な処理をお願いするというものでございますので、ごみ出しルールに基づきまして排出をお願いしたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ごみの話ではなくて、各種のやむを得ないものについてでございます。あれもだめ、これもだめという規制をするなら、ではどうすることがよいのかという点なのです。処分業者に委託するとか持ち込むとかということができる方ばかりではないので、それで農地や山が荒れ果ててしまったり、山や竹林がイノシシの楽園となってしまうものだと考えます。民地の管理を市にお願いをすると言っているわけではなくて、市有地であったり地域活動で使用するものを、または使用できるものや対策についての代案として何か用意していただけないかということであります。市として大型の粉砕機を購入し、個人や市民団体、地域に貸し出すようなことは考えていないのでしょうか。
○議長(藤代武雄) 五十嵐環境経済部長。
◎環境経済部長(五十嵐理) お答えいたします。
現在市で貸し出しを行っている粉砕機につきましては、電動式のものとエンジン式のものが1台ずつございます。重量が電気式のものが25キロ、エンジン式は107キログラムございます。さらに高性能な大型の粉砕機となりますと、それ以上の重量となりますので、市で購入し、貸し出しを行ったとしても、個人や市民団体の方が機器を持ち運び、運転作業をするのは難しいと考えられますので、今のところ、さらに大型のものを購入するということは考えていない状況でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
市で貸し出しをしている粉砕機を借用して使用された方から伺った話ですけれども、持ち運べてよいのはよいのだけれども、細い枝レベルしかできないということで、剪定枝ぐらいしかできないのだということでした。まさに剪定ではなくて、議場の私から見て左側、執行部から見ると右側のほうになりますけれども、大きい木があるうちも市内にはあります。
伐採レベルで機械を使えるようなものも用意してはどうかというところなのですけれども、クリーン推進課さんのほうで配付されております印刷物こちらにありますけれども、やっぱり細い枝が中心のご案内となっているわけで、ちょっと大き目の木でも粉砕するような機械を導入したらどうかなというところでの質問でございます。市長へちょっと伺いたいと思いますけれども、屋外焼却行為を全て認めてほしいということではなくて、伸び放題となっている樹木や竹を処分するための大型粉砕機を導入して、個人または市民団体による地域活動で使用させるといったことを検討するべきではないかと思いますが、市長としてはどのように考えているか伺いたいと思います。
以上で私の一般質問を終わらさせていただきます。
○議長(藤代武雄) 板倉市長。
◎市長(板倉正直) 先ほど環境経済部長がお答えをしたとおりでございますので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。
○議長(藤代武雄) これで小川利彦議員の個人質問を終わります。