06 6月 平成30年 第2回定例会(6月定例会)-06月05日
◆小川利彦
皆さん、こんにちは。議席番号3番、小川利彦でございます。
印西市議会会議規則第62条の規定に基づき、議長の許可を得ましたので、通告に従いまして一般質問を始めさせていただきます。今回の質問は、大きく3つの項目を印西市第2次基本計画を参考にし、伺ってまいります。印西市は、平成24年度より「ひと まち 自然 笑顔が輝く いんざい」を将来都市像に掲げ、印西市第2次基本計画では平成28年度より平成32年度までの5カ年での政策の実現化を目標としているものとされております。このことを念頭に置きまして質問させていただきます。
大きい1番、地域審議会からの意見について。
平成22年3月23日より本埜村及び印旛村を廃し、その区域を印西市に編入することに伴い、地域審議会が設置され、市町村の合併の特例等に関する法律に基づき設置されたものであり、当該地域の代表者から成る組織が市長からの諮問に対して答申することや、地域の諸問題について市長に意見を述べることができることとされておりますことから、印西市の考え方について伺います。
(1)、各地域への市長からの諮問に対しての答申はどうか。
(2)、その答申に対する市の対応はどうか。
(3)、地域審議会からの建議に対する市の考え方はどうか。
(4)、地域審議会の設置期間を平成31年度末、平成32年3月31日としているが、その後の組織を廃止するかどうか。
(5)、印西市として地域審議会という組織に対する見解はどうか。
続きましては、大きい2番になります。県道の整備を見据えた市道整備について。
この質問につきましては、平成30年第1回定例会において米井重行議員も質問されている部分でもありますが、あれから3カ月の時間経過で変化が出てきているものと思いますので、質問をさせていただきます。現在印西市内の各所において幹線道路となる県道整備が進められており、部分供用を含め、その開通時期が千葉県より公表された路線もあります。県道整備が進み、開通することは大変喜ばしいこととは思いますが、交通の軸となる県道だけでは沿線地域における交通網の利便性を向上させるために十分とは言えないと考えます。千葉県や印西市が整備する道路、千葉県と印西市といった両者の努力が地域住民や道路の利用をされる方々の利便性向上につながるのではないかという観点で質問させていただきます。
(1)、県道整備を見据えた市道の整備について。
①、県道の開通に合わせて整備を予定している市道はあるのか。
②、県道の開通などに伴い、交通の流れが変わる可能性等に配慮した道路の整備計画をつくっているのか。
(2)、地域幹線道路の進捗状況について。
印西市第2次基本計画にある地域幹線道路の進捗状況について伺いたいと思います。
①、市道00―031号線についてはどうか。
②、竜腹寺線についてはどうか。
③、市が計画し、未着手の道路についてはどうか。
続きまして、大きい3番に移ります。交通不便地域解消に関するバス運行について。
この交通問題に関しましても昨日の山田議員、松尾議員からも質問がなされておりますが、地元のことでございますので、当事者意識を持って私も質問させていただきます。交通不便地域に生活されている方々より意見を集約し、以前の定例会でも一般質問をさせていただきました。それから乗り合いタクシーやふれあいバスなどの運行、実証実験や運行ルートの見直しがなされるということで、地域の方々や利用される方々には大変喜ばしいことが見えてまいりました。そこで、現在の進捗状況等について伺いたいと思います。
(1)、ふれあいバスの運行状況はどうか。
(2)、本埜第二小学校周辺地域巡回車運行はどうか。
(3)、計画の巡回車をスクールバスとしての利用はどうか。
(4)、計画の巡回車の実証運行実施期日についてはどうか。
(5)、市内全域の交通弱者対策の考え方はどうか。
以上でございます。簡潔な答弁をお願い申し上げまして、最初の質問を終わらさせていただきます。
○議長(藤代武雄) 板倉市長。
〔市長、登壇〕
◎市長(板倉正直) 小川利彦議員の個人質問に答弁をいたします。1の(3)については私から、その他については担当部長から答弁をいたします。
お答えをいたします。本埜地区地域審議会からいただきました建議につきましては、印西市、印旛郡印旛村及び同郡本埜村の廃置分合に伴う地域審議会の設置に関する協議書第3条第2項の規定に基づくご意見として真摯に受けとめているものでございます。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
〔企画財政部長、登壇〕
◎企画財政部長(酒井和広) 1の(1)についてお答えいたします。
両地域審議会に対しましては、新市基本計画の執行状況を含めた市総合計画の策定及び進行管理につきまして諮問しております。両審議会からは、2年の委員任期ごとに答申といたしまして、総合計画における各施策の進捗状況や地域の課題等に対するご意見をいただいており、市政運営の参考とさせていただいているものでございます。
次に、(2)についてお答えいたします。地域審議会からの答申につきましては、可能な限り基本計画や実施計画に反映できるよう努めているところでございます。
次に、(4)についてお答えいたします。地域審議会につきましては、印西市、印旛郡印旛村及び同郡本埜村の廃置分合に伴う地域審議会の設置に関する協議書をその設置根拠としておりますことから、規定されている設置期間のとおり、平成32年3月31日までの設置と考えております。
次に、(5)についてお答えいたします。地域審議会は、3市村合併後の均衡あるまちづくりを進めていく上で地域住民の意見を施策に反映させ、きめ細やかな行政サービスを実現するための組織であると認識しております。
次に、3の(1)についてお答えいたします。ふれあいバスにつきましては、現在6ルートで運行しており、年度別の乗降客数を申し上げますと、平成27年度が23万8,356人、平成28年度が24万7,807人、平成29年度が24万6,424人となっておりまして、多くの皆様にご利用いただいている状況でございます。
次に、(2)についてお答えいたします。本埜第二小学校周辺地域での乗り合いタクシー等の実証運行につきましては、平成29年度の印西市地域公共交通会議におきまして、本埜第二小学校周辺地域対策分科会を設置し、運行経路及び運行時間等についてご検討いただいたところでございます。
次に、(3)についてお答えいたします。この運行は、本埜第二小学校周辺地域を対象といたしました交通不便地域の解消を目的としたものでございまして、分科会でご検討いただきました実証運行は朝夕の定時定路線型の乗り合いタクシーは通勤、通学のために駅に向かう運行経路及び時間となっておりますことから、ご質問の小学校のスクールバスとしての活用は現時点では難しいものと考えております。
次に、(4)についてお答えいたします。実証運行の開始時期でございますが、年内12月の運行開始を目途に今後関係機関等との協議等を進めてまいりたいと考えております。
次に、(5)についてお答えいたします。ふれあいバスにつきましては、超低床で幅広の乗降口とするとともに、シルバーシートなども活用し、障がいのある方や高齢者の方にも配慮した運行をしているところでございます。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
〔都市建設部長、登壇〕
◎都市建設部長(川嶋一郎) 2の(1)、①についてお答えいたします。
現在市内で実施されている県道整備としましては、コスモス通り、印西・印旛線、鎌ケ谷・本埜線バイパス、八千代・宗像線がございます。このうちコスモス通りの北側約700メートル区間と鎌ケ谷・本埜線バイパスの開通目標が平成31年度とされております。また、コスモス通りの部分開通区間に接道する市道00―107号線の整備事業は開始されておりますが、開通時期は未定でございます。市といたしましては、県道の開通により市道に支障が生じることのないよう、千葉県と調整してまいりたいと考えております。
次に、②についてお答えいたします。市道整備につきましては、印西市第2次基本計画に位置づけられた路線等の整備を実施しておりまして、現時点では新たに開通する県道を反映した市道整備計画はございません。
次に、(2)の①についてお答えいたします。市道00―031号線につきましては、小林小学校から県道印西・印旛線に接続するまでの残り約450メートル区間において事業用地を確保するための交渉を進めております。
次に、②についてお答えいたします。市道竜腹寺線につきましては、平成24年に道路橋示方書が改正されたことに伴い、当初の橋梁設計を見直す等の作業を現在進めているところでございます。
次に、③についてお答えいたします。印西市第2次基本計画で計画しております地区幹線道路で未着手の路線としましては、市道笠神・中田切線、市道角田線、市道師戸・江川線などがございまして、他の市道整備との調整を図りながら順次着手する予定でございます。市といたしましては、既に着手している整備事業の早期完了に努めまして、新たな路線に着手できるよう道路整備を推進してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
それでは、一問一答方式にて再質問をさせていただきたいと思います。
まず、1の(1)のほうの再質問でございますけれども、地域審議会のほうの再質問で、答申にあらわれない審議会からの意見に対し、どのように対応しているかということで伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
審議会からの個別具体的なご意見等につきましては、その都度事務所管課において対応しているところでございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
所管課により対応ということで答弁いただきましたけれども、所管課から地域審議委員のほうにそういったことのどこの担当がするのだとか、ちゃんと報告するように、いったことを申し添えさせていただきまして、次の再質問をさせていただきたいと思うのですけれども、所管課に振り分けて対応していただいているということで、では具体的にはどのようなものを対応するのかお願いいたします。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
地域審議会からのご意見といたしましては、イノシシ等の有害鳥獣対策や道路の改修、交通不便地域の解消策などとなっております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。では、先ほど申し上げました担当課より地域審議委員のほうにきちんと報告することを申し添えさせていただきます。
続きまして、(2)、その答申に、地域審議会からの意見ということの(2)、答申に対する市の対応はどうかということについて再質問させていただきますけれども、新市基本計画における積み残し事業等についてはどのように対応していくことになるのか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
新市基本計画掲載事業の中で未着手または進捗がおくれている事業につきましては、改めて精査、検討していただいた上で次期総合計画等に引き続き位置づけていくなど対応してまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
今次期総合計画に引き続きということで答弁いただいたのですけれども、一時しのぎで先送りをすることがよいことなのかということも疑問に残るわけですけれども、その辺はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
未着手、進捗がおくれている事業につきましてはさまざまな要因が考えられると思います。担当課において精査していただいて、着手なり進捗の早期達成を促してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
では、地域審議会から地域振興策についていろいろなご意見等があるかと思うのですけれども、地域振興策についてはどのような対応をしていくのか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
地域振興策に関するご意見といたしまして、審議会の方からは、例えば印旛沼の観光資源としての活用や新旧地域の交流機会の拡大、高齢化や児童生徒数減少への適切な対応といったさまざまなご意見をいただいているところでございます。こういったご意見につきましては、市といたしましても調査研究を進めまして、地域の特色や課題を踏まえたまちづくりをさらに進めていけるよう努めてまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。それでは、地域審議会から建議という形で……本埜地区の地域審議会から市長宛てに建議という形で出されたと思いますけれども、建議を受けて市長としてはどのような対応をしたか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 板倉市長。
◎市長(板倉正直) お答えをいたします。
いただきました建議を踏まえ、学校設置者といたしまして教育委員会には本埜地区における学校配置のあり方について検討をいただきたい旨を伝えたものでございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました、市長。
続きまして、1の(5)です。印西市として地域審議会という組織に対する見解はどうかというところの再質問になりますけれども、地域審議会廃止後はどのように地域の意見を拾い上げていくことになるかということになると思いますが、そこで総合計画審議会委員に地域審議会の委員を選任してはどうかということについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
地域審議会廃止後につきましては、かねてより設置しております総合計画審議会におきまして市政運営に対する評価、ご意見等を伺ってまいりたいと考えております。そういった中で地域的な課題等を抽出していくことは引き続き地域の特色を生かした均衡あるまちづくりを進めていく上で非常に重要であると認識しておりますことから、総合計画審議会委員の構成、選任に当たりましては地域性という面にも十分配慮してまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。次年度以降の話ではございますけれども、地域審議会の委員を総合計画審議会委員にということは既にそういった検討段階に入っているのかどうかということを伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
地域審議会の委員につきましては、平成32年3月31日までの設置ということを考えてございますので、それまでの間に検討してまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員の質問の途中ですが、ここで休憩したいと思います。
午後1時まで休憩します。
休憩 午前11時57分
再開 午後1時
○議長(藤代武雄) 再開します。
休憩前に引き続き会議を開きます。
3番、小川利彦議員の質問の続きを行います。
3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
休憩前に引き続きまして、静かな午後のひとときと言われる時間帯ではございますが、しっかりと再質問させていただきたいと思います。
2番の(1)の①、県道開通に合わせ、整備を予定している市道はあるのかというところの再質問をさせていただきたいと思います。先ほど答弁の中で、市といたしましては県道の開通により市道に支障が生じることのないよう、千葉県と調整をしてまいりたいとの答弁がありましたけれども、印西市としても対策を講じなければならないのではないかということで再質問させていただきたいと思います。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
市といたしましては、県道の開通に伴う大型車の誤進入などにより市道の交通の安全が損なわれることがないよう、対策を検討する必要があると考え、先月より千葉県印旛土木事務所と打ち合わせを開始しておりまして、今後は県と市で協調して対応していく予定でございます。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
現に県道から市道のところを使って大型車の誤進入ということで、実際この第2次基本計画でいうところの師戸・江川線では入り口が双子橋、ピンクの大きな橋でそのまま入ってきてしまって、印旛支所の裏ぐらいまで誤進入しているのを見たことがあって、大型トラックの方は大変なことがあるので、結局そういうことが起こってしまうかなというふうに感じるわけなのですけれども、県道が整備されて、広い道路から中へ抜ければ入れるのではないかといって入ってしまう方もいらっしゃると思いますので、よくその辺は千葉県と調整を図っていただきたいと思います。
続きまして、今質問させていただいております県道の開通計画を見据えて、市として市道整備の計画を策定する考えはないのかについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
最近では、国道464号北千葉道路で印西市若萩から成田市北須賀間の暫定2車線による開通やコスモス通り南側約300メートル区間の開通などがございました。また、鎌ケ谷・本埜線バイパスやコスモス通り北側約700メートル区間の開通が予定されております。県道の開通計画を含めた市道整備計画により、地区の活性化や交通利便性の向上が図られることが考えられますので、まずは路線ごとの計画の有効性などを検証してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。一番初日のときにもありましたような、鎌ケ谷・本埜線の横道は路肩注意のポールを立てなければいけないような、そんな道路ばかりでございますので、しっかりと議論して検討していただきたいなと思っております。
それで、続きまして(1)のほうの②の再質問となりますけれども、開通は次年度ということであります。もうすぐのことですから、早急な検証をすべきと思いますが、そのことについてはどう思われておりますか。考えていますか。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
路線ごとの計画の有効性などを検証することにつきましては、次期の基本計画を作成する際に取り組んでまいりたいと、このように考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。では、続きまして設計の見直しの作業を進めているということですけれども、現在実施している内容が工事などという形で目に見えにくいようなことがあり、特に先ほど一番最初に答弁ありました竜腹寺線ではたびたび地元の方より問い合わせや、あとは進捗状況のおくれからお叱りを受けることが多々あるのですけれども、地元の方々、地域の方々にご説明をするような、地域説明、地元に入るようなことは検討はされてはいないのでしょうか。伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
市道整備につきましては、用地買収を始める段階や工事に着手する際など、節目ごとに地権者や地元の方のご理解、ご協力をいただけるよう、説明会等を開催しております。なお、市道竜腹寺線は現在実施している設計の見直し等の作業を終えた後、工事の実施となるわけでございますが、橋梁の建設は多額の工事費を必要とすることから、社会資本整備総合交付金を活用した整備が必須となっておりまして、最近では交付金の配分が要望額を下回っていることから、財源の確保が難しい状況でございます。市といたしましては、既に合併前より着手し、先行している継続事業の早期完成に努めまして、順次事業着手に努めてまいりたいと、このように考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
交付金がなかなか思った額がおりてこないということではございますけれども、交付金の確保に関する行動、さまざまな方面への陳情ということも行ってはおりますでしょうか。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
本年度では、先月の5月17日に道路整備促進期成同盟協議会の主催による命と暮らしを守る道づくり全国大会に市長が参加しており、長期安定的に道路整備、管理が進められるよう、新たな財源の創設を検討するとともに、平成31年度の道路関係予算は所要額を確保することを国に要望しているところでございます。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
それでは、市長のほうにちょっと伺いたいと思いますけれども、印西市民のため、リーダーとして、政治家として交付金について陳情を行うべきと私は考えます。市長もお忙しいとは思いますけれども、あらゆる方向に陳情に行っているのかどうかについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 板倉市長。
◎市長(板倉正直) お答えをいたします。
財源の確保が厳しい状況を鑑み、道路整備促進期成同盟協議会主催の要望活動につきましては私みずから出席をしております。今後もこのような要望活動につきましては積極的に参加してまいりたいと、このように考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
期成同盟とか、そういった公的な陳情だけではなく、ほかにもいろいろな手段を講じて検討していただけたらなということを申し添えさせていただきます。
続きまして、③のほうに移らさせていただきます。市が計画し、未着手の道路についてはどうかというところの再質問に入っていくわけですけれども、第2次基本計画とは平成28年度から32年度まで道路に関して着手または完了ということではないのでしょうかということについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
印西市第2次基本計画において整備に取り組むべき路線として位置づけられているものにつきましては、計画期間内の事業着手を目標に現在取り組んでいるところでございます。
以上です。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
実は、平成28年度第3回定例会において、9月の定例会において私は同様の質問をさせていただいておりました。そのとき元部長さんは、印西市総合計画の後期計画となり、第2次基本計画において整備に取り組むべき路線として位置づけておりますので、計画期間内の事業着手を目標に取り組んでまいりたいと考えておりますということで答弁をいただいております。せっかく計画に載っているのですから進めていただきたいというところではございますけれども、それで未着手となっている路線の中には通学路となっているものもあります。先ほど最初の答弁の中にあった角田線なのですけれども、旧行政区でいえば印旛の鎌苅地区のほうから印旛中学校に通う道路もそこを使われている角田線のところなのですけれども、早急な対応が必要と、通学路だからということではないのですけれども、通学路だからこそ早くやるべきではないかという意見もあるのですけれども、対応が必要と思うのですが、道路整備に関して未着手なのは予算の問題なのか、用地買収の問題なのかということについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
印西市第2次基本計画に位置づけられ、現在未着手となっている路線につきましては、先行している事業の早期完成に努めまして、順次事業着手してまいりたいと、このように考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
今の答弁の中に先行している事業というのがありました。先行している事業の中には、用地買収が難航して停滞しているという路線もあると伺ったことがあります。そういった場所は後回しというか、後ほどということにして、別の計画をしている道路に先もって着手するといった順番を入れかえるといったようなことを検討はされないのでしょうか。伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
道路整備事業の用地交渉につきましては、難航している路線でも関係地権者よりご理解、ご協力を得るための交渉を継続して行っており、事業自体が停滞している状況ではなく、用地交渉中の状態ですので、新たな路線に着手できるよう先行している継続事業の早期完成に努めてまいりたいと、このように考えております。
以上です。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
全く着手していなくて難航して、交渉しているから着手していると言えばそれまでかもしれないのですけれども、地元の人からしてみるとなかなかそういう目では見えていない、やっぱり何か動いていないと、例えば一番最初の草を刈ったり、何かをするといったような事業が始まっていないと地元の人にしてみれば何もやっていないのではないかというふうに見えてしまいますので、それもあるとは思うのですけれども、もし難航しているようだったらちょっと入れかえをするとか、そういったことも考えていただければなということを申し添えさせていただき、この大きい2番を終わらさせていただきます。
3番の交通不便地域解消に関するバス運行についてということで、こちらの大きい3番のほうに入らさせていただきます。先ほどの答弁で数字を出していただきました。人数の関係です。利用者の関係ですけれども、何かふぐあいがあって減ったのか、何か問題があったのかというのはちょっとわからないところなので、人口は増加しているのですけれども、平成29年度と対前年度比で利用者の減となっているが、この数字的にどのように見ているか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
平成29年度のふれあいバスの減少につきましては、主に南ルートの利用者の減少によるものでございまして、その理由といたしましてはバス利用者のニーズ等が少しずつ変わってきていることが主な要因というふうに考えているところでございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ニーズが少し変わってきているとのことですけれども、今の答弁で少し問題が見えているように感じました。そのままにせず、対応をするとか考えていただけたらなと思うのですけれども、ニーズについてもう少し詳しく説明をいただきたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
ふれあいバスにつきましては、1ルートの運行距離が長く、バス停も多いことから、主な目的地である駅等に到着するには必要以上に時間がかかり、さらに1日当たりの便数も少ない状況等でございまして、利用者の方につきましては他の交通機関を選択するようになったものではないかというふうに考えているところでございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
先ほどちょっと触れてみましたけれども、やっぱり少し問題があるのかなというふうに、便も少ない状況とか、あとほかの交通機関を利用するようになったということで、何かしらふぐあいが生じているのかなというふうに考えます。例えば5駅を中心とした5つの円を描くようなバスのスタイルにするとか、なかなか難しいと思いますけれども、そういった公共施設を回るバスの円のルートをして、目的地に早く着くとか、そんないろんな角度から調査研究していただけたらなということをお伝えさせていただきたいと思います。
続きまして、大きい3番の(2)のバスのほうについては、あちらのタクシーについてはわかりました。
(3)のスクールバスというのもなかなか状況によって難しいということがわかりました。
それで、(4)のほうの計画のいわゆる本埜第二小学校のほうの実証実験の期日についての再質問に入らさせていただきますけれども、先ほどの答弁で12月をめどに運行開始とのことですが、もう少し早く運行を開始することはできないものなのでしょうか。伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
実際に運行を行うためには、関係機関等との協議等が必要となってきますので、こうした手続の関係から12月の運行開始を目標といたしまして進めさせていただいているところでございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
普通に考えて、ちょっと時間がかかるのかなというふうには思うのですけれども、やはり乗りたい方も、利用したいという方もいるわけですから、3月、第1回定例会において予算通過したときにちょっとある方にお話ししまして、そのときは早く乗れるようになるといいねということで、地元の方なのですが、喜んでいただいた事実がありました。ただ、しかし最近ちょっとお名前が長くなってしまうようなことがありまして、非常にうちのほうはそういった超高齢者が多い状況でございますので、何とか少しでも早く、12月というものの、ちょっと考えていただけたらなということを申し添えさせていただきます。
関係機関等との協議を実施していくようですけれども、具体的にどのように進めていくのかについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
今後につきましては、現時点での運行計画案を踏まえまして、早急に関係する自治会等と調整を行いまして、さらには警察や道路管理者、印西市地域公共交通会議の承認を受けまして、運行事業者の選定、国土交通省への路線認可申請を進めてまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。
それでは、続きまして実証運行に際して今考えられる課題というものはどういうものなのか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
一番重要なことは、対象となる地区の皆様に長くご利用していただくことであると考えておりますが、この地区には道路が狭隘な場所も多いため、車のすれ違いや方向転換に時間を要してしまうことが懸念されております。特に農繁期などは道路の通行が難しくなることも予想されておりますので、対応等を検討してまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
今答弁の中にいい言葉が入っていました。狭隘という場所が多いと。土木管理課さんとよく協議していただきまして、やっていただきたいと思います。
それで次に、この実証運行の結果を今後どのように生かしていくのでしょうかということを伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
今回の実証運行によりまして、定時定路線型乗り合いタクシー及びデマンド型乗り合いタクシーの有効性、運行ルートやバス停の変更、さらには公共交通の必要性など、さまざまな角度から研究、検討いたしまして、市内バス交通の充実に向け取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
実証運行のほうはわかりました。よく協議していただいて、皆さんが納得いくようなスタイルから始まっていただけるように協議していただきたいと思います。
続きまして、(5)の市内全域の交通弱者対策の考えはどうかということの再質問となりますけれども、印西市内全域高齢者はどこにでもいらっしゃって、ドア・ツー・ドアではないとだめだといったこともあるかとは思うのですけれども、そうではなくて今回公共交通という観点でちょっと伺っておりますので、本埜第一小学区のほうはふれあいバスがあったりしております。第二小学校のほうは、これから実証運行ということになっております。また、師戸のほうはバスの検討もされるようでございます。そして、今回再質問で入れさせていただくのは、高齢者の多い吉田地区、吉田でございます。その吉田地区、交通不便地域とされておりまして、吉田地区は地区で地元の自治会で買い物バスを運行するといった形で交通不便を解消しようとしております。今後吉田地区にも高齢者がいますので、路線バス等の公共交通はどのようになるのかということを伺いまして、私の一般質問を終わらさせていただきます。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
師戸地区の路線バス実証運行、これまでも何度か申し上げていますけれども、これの検討に際しましては説明会を開催してまいりますので、こうした中でご意見等を伺いまして研究、検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○議長(藤代武雄) これで小川利彦議員の個人質問を終わります。