令和7年 第1回定例会(3月定例会)-02月19日

令和7年 第1回定例会(3月定例会)-02月19日

◆小川利彦
皆様、こんにちは。小川利彦でございます。我が家の庭にも梅の花が咲き、春を感じられる季節となりました。と同時に杉花粉や強風によりほこりが飛散して、私にとっては本当につらい季節となっております。市販薬ではございますが、薬漬けの日々となっております。また、本日のような北西の強風ではさらに花粉やほこりが飛散して、本当に春の暖かさを全く感じませんけれども、早々に温かさを感じる日々が続くことを願うものでございます。
さて、藤代市長が就任され、公約でもありました副市長の2名体制となることが一昨日に可決、決定され、令和7年度当初予算が可決となれば市長が思い描く印西市となるのではないかなと思います。令和7年度は第1次基本計画の最終年度となりまして、将来都市像の実現に向けた総括予算が編成されているものと思いますし、また印西市行政改革大綱も最終年度になりますので、各種計画など藤代市政に合わせ書換えを行っている最中であろうと思いますけれども、今現在と今後の印西市の現状について伺ってまいります。
それでは、通告に基づきまして、会派創進を代表し、補助席には両手に花という状況で一問一答方式にて一般質問を行わせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。まずは物価高騰となります。今現在、何もかもが物価高騰している昨今ではございますが、行政として何かできないものかと思うものであります。国や県からの支援はあるが、我が印西市として市民全体が恩恵を受けるような独自の支援が必要と考えますことから伺ってまいりたいと思います。
そこで伺います。大きい1番です。物価高騰対策について、国、県からの物価高騰対策としての事業はあるが、印西市独自の対策について伺います。
(1)、印西市独自の物価高騰対策費の考え方について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
藤代市長。

◎市長(藤代健吾)
お答えをさせていただきます。
市では、これまで物価高騰対策としまして、地方創生臨時交付金を活用しながら低所得世帯への給付金のほか、国が示す推奨事業メニューに沿った事業としましてキャッシュレス決済ポイント還元事業や学校給食における賄材料費公費補填事業、保育所、幼稚園等に対する電気代、給食費の補助事業、介護サービス事業者や障がい福祉サービス事業者への支援給付金事業、営農継続特別給付金事業などの市独自事業を実施してきたところでございます。今後につきましても、国であるとか県の動向をしっかりと注視しながら、長引く物価高騰が市民生活や地域経済に与える影響に注視をしつつ、必要な支援策について引き続き検討してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
ただいまご答弁いただいた件については理解をしております。この給付金などの施策に該当しない多くの市民の方々にも、支援が必要ではないかなとも考えます。該当しない方々は高収入だから、支援が必要ではないと思われているかと考えますが、支援が必要と考えている方々の声なき声を聞ける行政であってほしいのです。個々の家庭それぞれで大なり小なりの問題があるものだと考えますし、給与所得が上がっても物価が高騰して買い控えしているという現実を知っていただきたいと思います。
少しご紹介したいことがございます。お隣の八千代市さんの物価高騰対策についてでございまして、ご紹介をさせていただきます。これは、新聞やネットにも出ておりましたので、皆様方もご存じかと思いますが、令和7年2月、3月検針分の水道基本料金を免除しますといったことでございました。物価高騰の影響による経済的な負担の軽減を目的に、官公署を除く全ての給水契約者の水道基本料金2月検針分と3月検針分を免除しますということでした。八千代市さんに確認しましたら、その数、約9万9,000件、予算規模は2億円だそうです。約2億円ということでございました。検針票の水道料金から基本料金を差し引きますといったことで、使用料はお支払いするかとは思うのですけれども、これこそが自治体独自の支援ではないでしょうか。全てのご家庭が水道給水契約者なのかは不明ではございましたが、給水契約者の基本料金だけでも支援されるのであるならばありがたいことだと思います。しかも、2か月分ですから、本当にこれはすばらしいことだなと思いました。
続きましては、市内で営農や商売をされている市民への行政サービス向上が必要ではないかと思いまして、伺ってまいりたいと思います。
そこで伺います。(2)番となります。農業、商工業及び市民への支援について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
農業者に対する物価高騰対策支援におきましては、令和6年度の営農継続特別給付金事業として、農業経営の安定に支障が生じている農業者486経営体に対し6,098万1,000円を支給したところでございます。令和7年度につきましては、米価等の状況を鑑み、物価高騰対策支援の実施の予定はございません。また、商工業事業者に対します支援につきましても実施の予定はございません。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
ただいまご答弁いただきました。農業者への支援につきまして、給付につきましては理解しておりますが、この給付は前年度の売上げの5%が給付されたものでございます。ですから、令和5年中の農業収入に対する5%ということで、令和6年度に支払われたということです。私は、この答弁にあった農業者486経営体には入っておりません。よって、先日私個人的に提出した確定申告用紙に雑収入としては計上しておりませんことを申し述べさせていただきます。
では、質問に戻ります。個々の判断によりまして申請するか、申請を行わないかとなるのですけれども、やはり市内の農家さんを離農させない施策を検討し、また農地を荒廃農地とさせない施策を検討すべきだと思います。農家も様々な問題があり、先ほども申し上げましたけれども、大なり小なり大変な状況なのです。これにつきましては、声を大にして申し上げたいと思います。
さて、商工業者です。もうかっている経営者はよいかもしれませんが、そうではない方もいらっしゃるのではないでしょうか。やはり物価高騰は、市内のあちこちで被害を受けている方もおります。該当される方々に対して、直接給付または間接給付をご検討いただきたいということを申し添えさせていただきたいと思います。
そこで、さらに伺います。昨今の情勢を踏まえ、ぜひとも市独自の農業者への支援策を実施すべきと考えるが、どうか伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
今後につきましては、国や県の動向、また米価等の状況も考慮し、必要な支援策について引き続き検討してまいりたいと考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
繰り返しとなってしまいますけれども、物価高騰に対する情報収集を含めて、支援策について検討していただきたいと思います。
では、さらに伺います。今度は商工業です。昨今の情勢を踏まえ、ぜひとも市独自の商工業者への支援策を実施すべきと考えるが、どうか伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
本市にとって効果的な商工業者への支援策について、引き続き市域の経済状況や事業者ニーズ等も踏まえまして検討を行ってまいりたいと考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
また繰り返しとなりますけれども、物価高騰に対する情報収集を含めて、支援策について本気で検討していただきたいと思います。農家もですが、事業者もです。大なり小なりの問題があるものと思います。
では、さらに伺ってまいりますけれども、さらなる地域経済発展ということを考え、ここ印西市がさらにさらに潤っていくことが重要であると考えます。市民税や固定資産税などの決まった収入ではなく、外からの来訪者によるさらなる収入を考えるべきと考えまして、伺ってまいりたいと思います。
そこで伺います。大きい2番です。印西市の観光産業について、我が印西市に来られる全ての方々に対する施策について伺います。
(1)、インバウンドを含む印西市に来られる方々に対する観光施策について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
本市には、桜の名所や水辺などの自然、伝統行事や文化財等の歴史的資源など様々な観光資源がございますが、市では市観光協会や関係団体等と連携を図りながら、本市を訪れる皆様への情報発信や受入れ態勢の整備などを行っております。また、広域的な取組として柏市、我孫子市と連携し、3市の周遊性を高めるためのデジタルスタンプラリーを開催するなど、各種観光施策を推進しております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
吉高の大桜、あと小林牧場の桜、昨日稲葉議員が質問をされておりましたし、桜に関してはどちらの桜もともに民地にあることから、印西市として積極的に関係することは困難かと思います。桜は市の天然記念木、お花として登録されているとはいうものの、やっぱり個人の民有地にあるものですから、なかなか困難かなと思うのですが、では我が印西市として何が観光資源となるのでしょうかと考えます。そこで伺います。印西市の独自の考え方、具体的な施策はないのでしょうか、伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
市では、これまでも様々な地域資源を活用し、各種観光施策を展開してまいりましたが、今後の新たな取組や具体的な施策等につきましては、来年度にかけて次期基本計画の策定を進める中で検討してまいりたいと考えているところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
印西市内にこれだという印西市を象徴するような観光資源はないかもしれませんが、伝統文化など地域で継承されているものがあると思います。また、印西市内には数か所の宿泊施設がありますので、これらと連携した施策も検討し、旅行代理店と連携することも含めまして具体的な検討をしてみてはいかがでしょうかということを申し添えさせていただきます。
では、さらに伺います。そもそも論として、市外から人が来られてお金を使っていただけなければ経済の好循環とはなりません。今以上に活気のある印西市とする施策が必要だと考えます。
そこで伺います。(2)です。人、物の流れによる経済循環について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
本市の特性といたしましては、現状としていわゆる観光地ではないことから、桜の名所や水辺などへの来訪者は一時的なものとなり、地域経済への波及効果は限定されているところではございますが、一方で千葉ニュータウンを中心に立地する大型商業施設等への来訪者は非常に多く、大きな経済効果を生んでいるものと認識しております。また、市では冬の風物詩として定着しているイルミライ★INZAIや今年度木下駅前にぎわい広場で初めて開催した印祭サマーフェスなどを実施し、新たな人、物の流れが生まれ、経済の好循環にもつながるよう地域の活性化や観光資源の創出にも取り組んでいるところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
今となれば昨年の夏です。テレビやCMで有名な女優さんらが市内の瀬戸地区の一本松揚水機場付近にて映画の撮影がありました。これまでも市内で映画やドラマ、CMなどのロケをされている場所が多くあります。こうしたロケ地の聖地巡礼のような通年通しての観光資源を売り出すなど、様々な観光資源についてご検討いただきたいと思います。
そこで、さらに伺いたいと思います。イルミライ★INZAIでの経済効果はどのような効果が得られたのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
イルミライ★INZAIにつきましては、点灯式イベントでのにぎわいに始まり、開催期間中を通して市内外から多くの皆様に訪れていただいたと思っております。ですので、周辺商業施設や飲食店などへの一定の経済効果はあったものと認識しております。また、今後につきましては、より一層の地域経済の波及効果が生まれるよう、市民や市民団体、市内事業者の皆様と連携した取組などを検討してまいりたいと考えているところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
ただいま答弁のありましたイルミライ★INZAIにつきましては、点灯式私も行きまして、その点灯中も会場に行ってまいりました。そのときに感じたことは、このイルミネーション点灯中は本当に市内外から多くの方々にご来場いただいており、経済効果があるように感じておりました。期間中、特に市内の業者が潤うような運営方法となることが望ましいと私は考えますので、こうしたことにつきましても内部でご検討いただきたいと思います。
続きましては、印西市立学校の教育環境となります。大きい3番です。市立学校の教育環境について。私が小学校や中学校に通っている頃は約40年前の話ですけれども、夏の気温が暑くても約30度前後だったと覚えております。今はどうでしょうか。今となれば、一昨年または昨年農作物に高温障害となってしまうほどの高温となっておりました。そんな中、教室で扇風機の風を浴びながらの学習環境がよい環境なのでしょうか。もはや精神論や根性論ではないと私は以前から申し上げていますように、時代と気候は変化しております。IT環境が進んでもそのほかの学習環境が伴わないのはどういうことなのかということから、教育委員会の考え方について伺ってまいります。
そこで伺います。(1)、市立小・中学校の特別教室へのエアコン設置について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
渡邉教育長。

◎教育長
お答えいたします。
特別教室のエアコン設置につきましては、令和6年度に実施設計を行っておりまして、令和8年度中の完了に向けて早期に設置可能な学校から順次工事を発注している状況でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
4月以降の2か年で全ての教室等が快適な環境で学習することができることは、本当によいことであると思います。とにかく子供ファーストでお考えをいただきたいと思います。また、同時に教職員さんの職場環境改善ということにもつながりますことから、2年間で全てが仕上がるようにご尽力をいただきたいと思います。特別教室の設置予定につきましては理解できました。では、そのほかの部分についてはどうかということになります。そこで伺います。会議室や多目的室にも設置されるのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
三門教育部長。

◎教育部長
お答えをいたします。
エアコンの整備につきましては、理科室、家庭科室と図工室などの特別教室のほか、配膳室や会議室、多目的室などの管理諸室にも設置する計画でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。学校によっては、普通教室ではない会議室等で3者面談が行われたそうでございます。夏場の面談では、皆が汗だくになりながらの面談となっていたことがあったそうです。こうしたことが起こらないように、早急にご対応を願いたいと思います。
では、さらに伺います。(2)番に入ります。昨日の稲葉議員、そして鈴木議員からも発言や質問がありましたが、学校の体育館のエアコン問題となります。通告しておりますので、私からも質問をさせていただきます。(2)、市立小・中学校の体育館へのエアコン設置について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
渡邉教育長。

◎教育長
お答えいたします。
体育館のエアコン設置につきましては、国の補助金を活用いたしまして、夏休みにも部活動がある中学校から設置を始めて、国の補助金対象期間であります令和15年度までに全校に設置してまいりたいと考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
昨日にも質問がありますので、理解はしますけれども、中学校から設置を始めるということでありました。中学校、体育館の大きさがまちまちでございますので、サイズが本当に大きいのから、小さいのからいろいろあるのですけれども、とにかく体育や部活動、そして夜間、休日の市民のスポーツ、あとまた避難所、いろいろな面で体育館は使われますので、本当に令和15年度までの補助金が出ているときにしっかりと全部対応していただけたらなと思います。
さらに伺いたいと思いますけれども、今後のスケジュールについてはどうなのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
三門教育部長。

◎教育部長
お答えをいたします。
令和15年度までに全校設置を予定しているところでございます。年3校から4校の学校で工事を行うことになると考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。ここからがちょっと本題的な部分となる質問になりますけれども、幾ら優秀ですばらしい職員さんであっても、個々のキャパというものには限界があります。少人数で限界値での仕事をするよりも、多人数で分散業務が効率よく仕事を進めることができるのではないかと考えます。何を申し上げたいかといいますと、人がいないから仕事が進められませんでした。この仕事とはエアコン設置です。進められませんでしたということのないようにしていただきたいのです。人員が確保され、また予算を確保することで、年間3から4校ではなく、さらに多くの学校で工事ができるのではないかと思います。児童生徒は成長していきます。あっという間に卒業してしまいますので、すばらしい学習環境で巣立ってもらいたいとは思いませんでしょうか。私ごとではありますが、毎朝児童生徒と挨拶をして触れ合っているからこそ、そういう思いをしているのかもしれませんが、とにかく一校でも多くの学校に設置できるようにぜひご検討いただきたいと思います。
そこで、さらに伺いたいと思います。体育館エアコン工事を実施することとなると、増築校舎や改修工事が実施されている中、担当職員の負担が大きくなるため、職員を増員して早期に体育館に設置することはできないか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
三門教育部長。

◎教育部長
お答えいたします。
現時点で複数の改修工事等を行っておりますが、令和7年度からは体育館エアコン工事のほか、西の原中学校の増築工事などを予定しておりますので、職員の増員は必要でありますことから、組織や人事の要望をしてまいりたいと考えているところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
今の部長からのご答弁で、人員不足ということが答弁に入っていると思います。結局は、人員不足で事業を進められないという状況だと思います。人員を増やして、児童生徒の学習環境改善に努めるべきと思います。印西市の宝である子供たちのために、大人が何とかしてあげましょうよ。そこは人員を増やして、ぜひご検討いただいて、予算を的確に確保して、担当職員さん本当に大変な思いをしていると思いますので、ぜひそこの人員増についてご検討いただきたいと思います。
続きましては、教員不足に関する問題でございます。もちろん教員につきましては、千葉県が採用等を行うことは理解しております。しかし、印西市としてもSDGs目標4の質の高い教育をみんなに、SDGs17の目標のうち、目標4が全ての人に包括的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進するとなっております。印西市として、このことについてしっかりと推し進めなければなりません。
そこで伺います。(3)です。技術・家庭科及び美術科の教職員または講師について、印西市の考え方を伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
渡邉教育長。

◎教育長
お答えいたします。
市内中学校におきましては、技術家庭科や美術科の教員が不足しておりますことから、継続的に県教育委員会に対して適切に配置するよう要望しております。なお、具体的な対応につきましては、県への会計年度任用職員の配置依頼を行ったり、免許外申請制度の活用によって技術家庭科や美術科の授業ができる教員を確保しているところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
すみません。発言の訂正をお願いいたします。
先ほど私申し上げましたところで、「SDGs17の目標のうち、目標4が全ての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し」と申し上げるところを私は「全ての人に包括的かつ公平で質の高い教育を提供し」と申し上げましたので、訂正をお願いいたします。
それでは、ただいま部長からご答弁いただきましたことから始まります。実際に技術家庭科及び美術科の免許を持っている先生が少ないことで問題が発生していると伺っております。講師で授業が成り立つのならばよいかもしれませんが、教科担任がいないことにはどうにもなりません。過去に指導経験がある先生を教科担任にするようなこともされていると伺っております。生徒が中学校で学習する時間は3年間しかありません。繰り返しとなりますが、あっという間に卒業してしまいます。質のよいすばらしい教育環境を願うものでございます。そこで伺います。本年度中学校には適正に教員が配置されているのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
渡邉教育長。

◎教育長
お答えいたします。
市内の全ての中学校におきまして、定数どおりの教員が配置されまして、現在のところ不足は生じておりません。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
不足なく配置されている状況とのこと、安心しました。今年度ももうすぐ終わります。来年度の教員の配置についてはまだ内示前ですので、なかなか公表することはちょっとできないのかなと思いますけれども、中学校では今後クラス増が予定されていることがありますので、教員確保のために最大限の努力をお願いしたいと思います。
中学校についてはこれで終わりにしまして、次、これからは小学校の先生の質問となります。小学校の教員の配置についてはどうか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
渡邉教育長。

◎教育長
お答えいたします。
市内の小学校におきましては、学級担任については配置できておりますが、教科専科などの教員が不足している状況でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
やはり小学校の先生は不足しているとの答弁でございました。これについてもう少し伺いたいと思います。
(4)になります。教員不足に対する対策について、印西市教育委員会の考え方を伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
渡邉教育長。

◎教育長
お答えいたします。
教員不足に対する根本的な対策につきましては、教員を採用する県教育委員会が進めることとなりますが、市といたしましても退職された方々に依頼をしたり、再任用制度を終える職員に対して、引き続き講師として勤務してもらえるよう声かけなどを行って人材確保に努めているところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
やはり小学校の先生は不足しているということを理解いたしました。私がこの教員不足ということを質問通告した後に、2月11日の新聞で「ペーパー教員教壇へ」という見出しの記事を見つけました。内容は、ペーパーティーチャーの掘り起こしを千葉県が行っているというものでした。どれだけ教員不足なのでしょうかと思いながらこの記事を読んでおりまして、市内の学校でも教員不足であるとの答弁でした。小学校はクラス増が今後見込まれておりますので、千葉県教育委員会と連携して教員不足の解消にご尽力をいただきたいと考えます。何度も繰り返しますけれども、あっという間に子供は成長し、卒業してしまいますので、質の高い教育をぜひ教育委員会としてやっていただけるようにお願いしたいと思います。
続きましては、下水道に移りたいと思います。続きまして、下水道管の問題でございます。直前の大野議員の質問と重複しておりますが、通告しておりますし、また違う観点での質問をさせていただきます。大きい4番となります。下水道管に起因する道路陥没事故発生後の印西市の対応についてということで、1月28日、埼玉県八潮市の事故発生を受け、市としての行動と考え方について伺います。
(1)、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けて、印西市独自の下水道管対応策について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
髙平上下水道部長。

◎上下水道部長
お答えいたします。
国土交通省から要請のありました下水道管の緊急点検といたしましては、市の管理する施設に該当する下水道管はございませんが、規模の大きい下水道汚水管につきましては職員による自主点検を実施しているところでございます。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
先ほども申し上げましたように、大野議員の質問で理解をいたしました。対象については、30万立方以上で、2,000ミリ以上のみということで点検をするようにということと、また点検は地上とマンホールからのぞくということで、目視のみなのかなと先ほどちょっと質問を拝聴しながら思ったものでございます。修繕については、敷設替えとか内張り、内側の強化、これ農業用水等も一緒で内側にコーティングする仕組みであるということも理解しております。経年劣化からそういった事故があったり、硫化水素が汚水から発生して、その硫化水素が発生したことによる原因によるもので下水管が腐食して事故というか、そういったことが起こるというのも理解をいたしました。また、5年に1度定期点検的なものをしっかり行っているというのも理解しておりますが、私から申し上げたいのはインフラの整備や点検をしっかりやりましょうということであります。八潮市の下水管やその後大網白里市の水道管破裂、これは防げない事故だったかもしれませんが、点検で不具合を得られるのならば即工事をしてもらい、市民生活に支障が出ないように願いたいと思います。
続きましては、市民の方からご意見のありました質問となります。不安を払拭してもらうために伺ってまいりたいと思います。(1)終わりまして、(2)をさらに伺ってまいります。(2)、市内の道路においてマンホール蓋の部分の周囲に段差が生じている箇所があるが、印西市の対応について、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
髙平上下水道部長。

◎上下水道部長
お答えいたします。
道路上の下水道マンホールの蓋周辺部につきましては、車両が繰り返し通行することで道路面の不等沈下が起こる場合がございまして、段差等が発生しやすい箇所であると認識しておるところでございます。市では、このような状態が直ちに埼玉県八潮市で発生しました道路陥没事故のような状況につながるものではないと考えておりますが、道路管理者が行っている日々の道路パトロールや計画的に実施している下水道施設の点検等によりまして、車両の通行に支障を及ぼすおそれのある箇所につきましては随時補修等を行っているところでございます。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
マンホール蓋周囲の段差は、下水管の不具合による道路陥没の前兆ではないかという声をいただきましての質問をさせていただいております。マンホールや消火栓、そして河川や水路の橋の部分においても段差が生じております。こうした状況もありますが、八潮市の事故の後、市民の方は下水のマンホールの周りに陥没……陥没まではいかないですけれども、段差が生じていることは本当にそういった前触れなのではないのというふうに言っている方もおりますので、そうしたことがないということを今答弁で分かりましたので、これについて道路の不具合があるならば市道を含め、道路を安心、安全に通行するためにも、市内全域の確認をお願いしたいと思います。
では、さらに伺ってまいります。市道のことは今申し上げましたが、国県道の場合はどのように対応するのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
髙平上下水道部長。

◎上下水道部長
お答えいたします。
市道と同様に、下水道マンホールに起因する道路面の異常につきましては、基本的には下水道管理者が補修等を行っていくものとなりますが、道路の損傷状況によりましては道路管理者との連携が必要となることもございますので、協議、調整を図りつつ対応してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
しっかりと印旛土木事務所維持課と連携して、安心、安全な道路環境としていただきたいと思います。
では、続きましては千葉県が印西市内に設置する印旛児童相談所の質問となります。もちろん千葉県が管理運営することを理解しておりますが、印西市内に設置されることで印西市との連携はどうかという観点で伺ってまいります。
そこで伺います。大きい5番です。印西市内に設置される児童相談所について。(1)、児童相談所の配置計画と進行状況について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
田口健康子ども部長。

◎健康子ども部長
お答えいたします。
児童相談所の配置計画につきましては、令和8年度中に印旛郡市を管轄します(仮称)印旛児童相談所と、松戸市と鎌ケ谷市を管轄する(仮称)東葛飾児童相談所の新設整備を進めております。また、既存施設の老朽化等から、令和9年度までに柏児童相談所及び銚子児童相談所の建て替えを進めていると伺っております。なお、印西市内に設置されます(仮称)印旛児童相談所の進捗状況につきましては、予定どおり進んでいると伺っております。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
予定どおりに進行されているということが分かりました。
では、さらに伺います。児童虐待対応以外に市民にとって利便性が向上することはないかを伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
田口健康子ども部長。

◎健康子ども部長
お答えいたします。
18歳未満の療育手帳の申請の手続につきましては、現在千葉県中央児童相談所まで行く必要があるため、市内に児童相談所が設置されることによりまして、市民にとって利便性が向上すると考えております。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
必要な方にとっては、市内に施設ができることでよいことであるということを理解いたしました。
では、さらに伺います。(仮称)印旛児童相談所にも一時保護所が整備されるのかを伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
田口健康子ども部長。

◎健康子ども部長
お答えいたします。
定員34名の一時保護所が整備されると伺っております。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
34名の方が一時保護される場所が市内にできるということを理解いたしました。
では、もう少し伺いたいと思います。一時保護から家庭復帰させる場合に、市として子供たちのためにどのようなことができると考えているか伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
田口健康子ども部長。

◎健康子ども部長
お答えいたします。
家庭復帰後の支援につきましては、面接や訪問等の方法によりまして子供や家庭の状況を把握しつつ、保護者に適切な助言を行うなど、必要な支援につなげることができると考えております。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。児童相談所の質問で、これからが本題の部分となって伺ってまいりたいと思いますけれども、(2)です。印西市と児童相談所の連携について、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
田口健康子ども部長。

◎健康子ども部長
お答えいたします。
現状におきましても、千葉県中央児童相談所との連携を図りまして児童虐待の対応をしているところでございますが、市内に児童相談所が設置されることで、市民にとって児童相談所の相談窓口が近くなり、また相談しやすい体制が構築されるようになることや、児童虐待の通告から安全確認まで迅速な対応が可能になることが考えられるため、連携の強化に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
必要な方に即対応できるように、印西市としても連携強化をしていただきたいと思います。全ては子供ファーストのためです。
続きましては、里親についてとなります。私この質問、児童相談所を考えたときに思い出したことがありました。少し前となりますが、私が市内の映画館で映画を見ました。日本の映画でございます。主人公は髪型はオールバック、眉間にしわを寄せている方で、黒いコートを着ているイメージのある方でございます。その方は、警察幹部という仕事を退職されて里山にて生活をされているときに、主人公の方が児童相談所から小学生と高校生の里親になるというシーンがありました。思い出した部分は、児童相談所と里親とはこうしてなっていくものなのだということを思い出したのです。では、質問に戻りますが、そこで伺います。印西市内では、里親家庭はどのくらいあるのか、市では把握されているか伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
田口健康子ども部長。

◎健康子ども部長
お答えいたします。
千葉県に確認したところ、里親家庭の人数の公表については行っていないと伺っております。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。里親探しの協力依頼が千葉県からありましたら、印西市としても連携してください。何度も申し上げますが、子供ファーストです。
では、里親についてさらに伺ってまいります。児童相談所が委託している里親との連携について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
田口健康子ども部長。

◎健康子ども部長
お答えいたします。
里親が地域支援を受けながら円滑に里子の養育を行えるよう、里親の生活する地域の関係機関が集まり、里親応援ミーティングを行うなど連携を図っているところでございます。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
印西市としてもさらなる連携強化を願います。
では、もう少し伺いたいと思います。里親制度について、広報や勉強会などへの協力についてはどうか伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
田口健康子ども部長。

◎健康子ども部長
お答えいたします。
千葉県から委託を受けて里親制度説明会を実施している子ども家庭サポートセンターちばからの依頼を受けまして、説明会の開催についてのお知らせを「広報いんざい」で周知をしているところでございます。
以上でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
千葉県との連携等を理解いたしました。もしものときの児童相談所が印旛児童相談所として市内に設置されます。保護されないことが望ましいことは言うまでもありません。しかし、万が一のための施設です。県から依頼等があるならば、市としても最大限の努力を願うものであります。あと、先ほど映画のワンシーンですが、ぜひ児童相談所と里親のことが映像で理解できるものと思いますので、皆様方もぜひ御覧になっていただきたいことも申し添えさせていただきます。
続きましては、自治体連携でございます。6番、印西市とほかの自治体との関係について。以前から質問しておりますが、我が印西市と他市町村との連携や協働ということが必要だと考えます。そこで、市の考え方について伺いたいと思います。
(1)、近隣自治体との連携について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
米井企画財政部長。

◎企画財政部長
お答えいたします。
近隣自治体との連携につきましては、これまで我孫子市・印西市まちづくり連絡協議会や手賀沼・手賀川活用推進協議会、印旛沼関連事業市町連絡会議などによります横断的な連携のほか、各部署、分野に応じ、近隣自治体と様々な枠組みや方法により連携を図っているところでございます。今後につきましては、広域の観点では成田空港の機能強化も進められる中で、印旛郡市、北総地域の視点でまちづくりを進める上で近隣自治体との連携が不可欠になると考えております。また、印西市は近隣自治体と一体で生活圏を形成する地区が多数あります。行政課題も多様化する中で、こうした生活圏ごとにきめ細やかな行政サービスを提供するためにも、近隣自治体との連携強化が必要と考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。近隣自治体との連携強化が必要と考えているという答弁をいただきまして、さらに伺ってまいります。
成田空港の機能強化について、ほかの自治体と具体的に進められていることはあるのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
米井企画財政部長。

◎企画財政部長
お答えをいたします。
印西市を含む7市2町で構成します印旛郡市広域市町村圏事務組合において、成田空港を核とする印旛地域との広域連携についての研修が予定されてございます。今後印旛地域の特性を生かし、地域全体の活性化に向けた取組につなげていければと考えているところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
先日印西市文化ホールにて熊谷知事、そして藤代印西市長、笠井白井市長、橋本栄町長での対談でも空港に関する話題がありました。印西市にも空港関係者の居住がなされるのではないかという話でしたが、まさに地域連携をしていかなければならない案件かと思います。ぜひ首長レベル、事務方レベルで関係強化に努めていただきたいと考えます。
続きまして、以前から質問させていただいていることとなります。(2)です。姉妹都市または友好都市について、印西市の考え方を伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
米井企画財政部長。

◎企画財政部長
お答えをいたします。
現在印西市には、国内外を問わず姉妹都市または友好都市はございませんが、他の自治体の例ではそれぞれの背景や目的、機運の高まりなどに応じ姉妹都市を結ぶなど、文化交流や親善活動を行っているものと考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。私が令和元年第4回定例会において、印西市内で災害が発生したとき、支援物資が北海道の北竜町から本埜支所へ送られてきたことから、旧本埜村での友好都市だったこともあって、印西市としても遠隔地との友好都市として締結してはどうかとの質問をしております。そのときの答弁といたしましては、「遠隔地の災害協定につきましては、災害時の復興につきまして有効なものと考えておりますが、協定を結ぶ自治体の地域や協定を交わす内容など、様々な点において考慮していくべきものと考えております。以上でございます」と、さっぱりとした答弁をいただいております。あれから数年経過しまして、市長も替わりました。これを機にご検討いただけないかとして質問をさせていただいております。
そこで伺います。遠隔地との連携として、北海道の北竜町と友好都市を締結する考えはないか伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
米井企画財政部長。

◎企画財政部長
お答えをいたします。
他の自治体との友好都市の締結につきましては、先ほど申し上げましたとおり、背景をはじめ目的、機運の高まりなどが重要でありますことから、現在のところ考えてはございませんが、災害の激甚化やカーボンニュートラルへの取組など、様々なケースにおいて遠隔地との連携につきましても検討していく必要があると考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
何度も北竜町と申し上げておりますが、なぜここまで北竜町にこだわるのかと申し上げますと、私が本埜地区出身であることもありますが、北竜町から広報紙が秘書広報課に送られてきているのはご存じかと思います。何年たってもあちらから送られてきておりますし、北竜町のホームページを見れば、今この時代、広報の記事は読めると思います。でも、何年も郵送で送られてきています。もちろん印西市からも広報紙を送っていると伺っておりますが、こうしたことからも友好都市として締結しませんかというご提案でございます。遠隔地との防災協定など、あらゆる面でご検討いただきたいと申し添えさせていただきます。ぜひこの友好都市しっかりと、市長はいろいろ首長さんお友達いるかと思いますけれども、やっぱり印西市だけで事が進まないこともあると思いますので、そういったご友人の方々も含め、北竜町も含めて、いろいろと友好都市というところをご検討いただきたいということを改めて申し上げさせていただきます。以上で友好都市のほうは終わります。

○議長(海老原作一)
会派創進、小川利彦議員の質問の途中ですが、ここで休憩したいと思います。
午後1時まで休憩いたします。

休憩午前11時54分

再開午後1時

○議長(海老原作一)
再開します。
休憩前に引き続き会議を開きます。
会派創進、小川利彦議員の質問の続きを行います。
小川利彦議員。

◆小川利彦
続きましては、道路問題について伺ってまいりたいと思います。
今回は、県道と市道の交差する道路についてということで伺ってまいります。大きい7番です。市内の県道及び市道について、県管理道路と印西市道の交差部分の協議についてお伺いいます。
(1)、竜腹寺線と県道の交差に関する進捗状況について伺ってまいりたいと思います。よろしくお願いします。

○議長(海老原作一)
藤﨑都市建設部長。

◎都市建設部長
お答えいたします。
主要地方道佐倉印西線と市道竜腹寺線との交差点につきましては、信号機の設置を踏まえた交差点形状について、千葉県公安委員会及び千葉県印旛土木事務所との協議を進めるための予備設計を進めているところでございます。引き続き、関係機関との協議に向けて予備設計業務を進捗させ、交差点の安全対策に取り組んでまいりたいと考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
県道と竜腹寺線の交差点の質問は、私も板橋議員も何度も行っております。やっとここができたかという気持ちでございます。遅れた数十年を取り戻すため、しっかりと事業を進めていただきたいと思います。
では、さらに伺ってまいります。この予備設計業務の内容について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
藤﨑都市建設部長。

◎都市建設部長
お答えいたします。
予備設計の内容につきましては、現在の暫定形の交差点形状について、信号機の設置を踏まえた交差点改良を行うための設計でございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
信号機の設置を踏まえた交差点改良を行うための設計ということが分かりました。
では、さらに伺います。この予備設計業務の進捗について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
藤﨑都市建設部長。

◎都市建設部長
お答えいたします。
現在関係機関との協議のための資料作成を進めているところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
今資料作成をしているということでございまして、関係機関と密に連携を取っていただき、進めていただきたいと思います。この竜腹寺線と県道の交差点部分についてはこれで終わりにいたしまして、続きまして(2)に入ります。
続きましては別な路線です。平岡自然公園入り口交差点改良工事について、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
藤﨑都市建設部長。

◎都市建設部長
お答えいたします。
市道00―031号線と主要地方道千葉臼井印西線とが交差する平岡自然公園入り口交差点につきましては、千葉臼井印西線の用地買収の状況から暫定的な交差点形状となっており、交通渋滞が発生していることから、千葉県に対して整備要望を行っているところでございます。用地買収に当たっては市も協力し、未買収地の取得を促進してまいりたいと考えておりますので、引き続き交通渋滞の解消に向けて取り組んでまいります。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。今渋滞の答弁もありました。とにかくここは、渋滞がひどい路線です。特に私たちも夕方通りますともう本当にひどい状態で、職員さんも帰宅時の渋滞は本当にひどい状況であると思います。こちらにつきましても、印旛土木事務所と連携を図っていただきたいと思います。
では、さらに伺います。今後の市の動きについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
藤﨑都市建設部長。

◎都市建設部長
お答えいたします。
まずは、未買収地の取得に協力し、用地取得を促進していくことが重要であると考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
今印西市ができることを最大限連携していただきまして、快適な道路環境にしていただきたいということを申し添えさせていただきます。また、いろいろな意味で今がチャンスだと思います。6月までいろいろな面で印西市のためになることができるかと思います。6月以降も可能でしょうけれども、千葉県と印西市の交渉事で間に入っていただける方がいますので、ぜひ相談をしていただきまして、それらも含めてご検討いただけたらなと思います。
さて、大項目の8、最後の質問となります。こちらは農業問題となります。大きい8番、印西市の農業施策について、市内の農業者への施策について伺います。
(1)、印西市内の農家への支援策について、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
農業を取り巻く問題は、高齢化の進展や後継者の不足、生産コストの上昇、鳥獣被害、圃場の条件が悪く効率化が進まないといった要因が絡んでおり、離農者の増加や新規就農者の減少につながっていると考えております。現在進めております地域計画策定の協議の場において、各地域の状況を農業者の皆様から伺い、改めて厳しい状況にあると感じております。この状況において進めるべき支援は、農地を守り、未来へとつなげることだと考えております。複数の問題が関連するため、一朝一夕にとはいきませんが、地域の担い手となる認定農業者の皆様に対しては、農業機械の導入補助を通じて規模拡大を支援するとともに、離農される方には耕作放棄地の発生を抑制するため、農業委員会などの関係機関と協力し、引き続き農地の集積、集約化を支援してまいりたいと考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
農業委員会などの関係機関と協力して、引き続き農地集積、集約を支援してまいりたいということでご答弁いただきました。先ほどもちょっと申し上げましたけれども、農家はそれぞれ大なり小なりの問題があります。個々の全てに対応するには厳しい現実もあると思います。しかし、若手農業者の会の方々など、連携をして問題解決に向けて行っていただきたいと思います。
それでは、さらに伺ってまいりますが、認定農家以外の農家への支援策はないのでしょうか。これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
認定農業者以外の農家の皆様におかれましても、営農を継続していただくことは農地を守る上で非常に重要であると認識しております。農業者の数が多く、個々の経営規模に大きな差があるため、解決すべき課題や必要な支援も多岐にわたってまいります。そのため、認定農業者以外への支援につきましては、農業者のニーズを踏まえた上で慎重に検討する必要があると考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
市内の農家は、大規模的に農業を営む認定農家だけではございません。市長もこれまでいろいろ小さな地元の農家さんとも対話していると思うのですけれども、小規模の一般農家も市内にはおります。こうした方々がいるからこそ、農地が荒廃せず、耕作放棄地とならず、農地は農地として保たれているものだと思います。何度も繰り返しますけれども、市内には大きな農家だけではない、これはしっかりとお伝えをいたしたいと思います。
続きまして、市内で生産された農作物についてとなります。(2)です。地産地消の取組について、印西市の考えを伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
地産地消の取組については、補助事業として販売促進に係る資材や加工機械等の導入を支援しているところでございます。また、市内農産物の学校給食への利用拡大を目指し、学校給食課及び市内農業者団体との意見交換を開始したところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
ただいまの答弁の中にもありましたように、農業者団体の方と意見交換を開始したところということで、私もちょっとお話を伺っておりますので、理解はしておりますが、今回はこの後ちょっとさらに伺うのは地産地消の農作物の給食の取組というところに特化して伺ってまいりたいと思います。学校給食を活用した地産地消の取組について、市として今後どのように進めていくのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
三門教育部長。

◎教育部長
お答えいたします。
現在の学校給食における地産地消の取組の一例といたしましては、米は全て印西市産を使用しております。今後につきましては、先ほど申し上げました意見交換など前向きな対話を継続していくとともに、他自治体の地産地消の取組事例などを参考にしながら、学校給食センターとして市内産農産物の利用促進につながる新たな取組を見いだせるよう努めてまいりたいと考えているところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
市内での生産品で、お米は別として、野菜等を全ての給食に使用するには厳しいと思います。やはり給食センターごとや、または各給食センターの使用率を上げるしかないのかなというふうに考えます。これらを含めましてさらに伺ってまいりますが、市の施策である地産地消の拡大についてどのように取り組んでいくのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
地産地消の取組については、市民の皆様に農業への理解と関心を深めていただくため、いんざいふるさと産業まつりの開催や児童生徒が農業に親しむ農業体験教室などを通して、引き続き推進してまいりたいと思います。また、市内農産物のさらなる消費拡大が図れるよう、農産物直売所の位置を市のホームページ等で分かりやすく紹介するとともに、農業者団体や関係機関と連携し取り組んでいきたいと考えております。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
地産地消を推し進めていただきたいと思います。市内の生産者が、消費者となるニュータウンの方も、またそのほかの方もいます。やはり地元でできたもの、安心、安全なものを食べていただいて元気になっていただければなと思いますので、そこの部分を進めていただきたいということを改めて申し上げたいと思います。
さて、続きましては農業の根本の部分について伺ってまいります。(3)です。地域計画の進捗状況について伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
地域計画は、農業者の減少や耕作放棄地の増加、鳥獣被害など、農村地域が抱える課題や農地の集約に向けた方針を地域で話し合い、地域農業の将来目標を定めることとなります。現在の進捗状況につきましては、各地区の協議を経て作成した地域計画案を改めてそれぞれの地区で説明させていただいているところでございます。現在は、千葉県や関係機関への意見照会に進んでおり、今後はこの地域計画案の公告、縦覧を経て、令和7年3月に策定完了となる見込みでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
この地域計画案、もう間もなく完成とのこと理解いたしました。中身的には、現実的に厳しい感じなのではないかなと思っております。私たち地元の農家、地域も連携して、しっかりと農地を守り、農業をしていかなければいけないと考えているところでございます。
では、さらに伺います。地域計画策定に農林業センサスのデータを活用しているのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(海老原作一)
伊藤環境経済部長。

◎環境経済部長
お答えします。
農林業センサスについては、農業や林業を営む方の生産構造や就業構造を明らかにするために5年ごとに行われる調査となっております。調査項目には、耕作面積や作物の生産状況をはじめ、農林業に携わる経営体や従事者の数、雇用状態などが含まれておりますので、調査結果は国や地方公共団体の農業施策の推進などに活用されております。本市においても、現在進めております地域計画の策定において、経営体の減少や従事者の高齢化を把握するために活用したところでございます。

○議長(海老原作一)
小川利彦議員。

◆小川利彦
この農業問題は、本当に私ずっと取り組まさせていただいております。確かに何度も申し上げます、各農家、小規模農家は大なり小なりの問題はあります。農地を守り、そして荒廃農地を減らすことが有害鳥獣対策にもつながるのではないかなと私も考えておりまして、そういった部分においても市として何ができるかというのを、市長が生まれ育った地域でよく見て分かっていると思いますので、ぜひその辺も含めまして、この農地、農業問題、しっかりと市としても取り組んでいただきたいということを申し添えさせていただきまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。