13 2月 令和4年 第3回定例会(9月定例会)- 9月7日
◆小川利彦
皆様こんにちは。議席番号7番、小川利彦です。
実りの秋を迎え、農家の皆さんが丹精込めて育てた稲の稲穂部分が黄金色となりまして、水田地帯では稲刈り作業が真っ盛りという状況でございます。本日はこのような悪天候ですからやってはいないと思いますけれども、今年は春から夏にかけて、市内の農作物には大変な年となりました。それは、ひょう被害や短い梅雨による畑への水不足や高温障害、水田においても高温障害による被害が出ております。農業とは自然環境と雑草、さらに病害虫及び有害鳥獣との闘いであると、改めて感じたものでございます。
それでは、通告に基づきまして、一問一答方式にて一般質問を行わせていただきます。先週から会派代表質問において、至誠の藤代議員、響の梶原議員、そして共産党の伊藤真一議員から農業について質問がありましたが、私の質問と内容的に重なっております。ですが、私なりに質問をしていきたいと思います。
大きい1番、印西市の農業政策について。
(1)、肥料価格高騰対策について。①、国では肥料価格の高騰による農業経営への影響緩和のための肥料価格高騰対策事業による支援を行うと発表し、令和4年6月から令和5年5月の購入分の肥料が支援の対象となるようであるが、印西市としてこの事業についてどのように周知していくのか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
岩井環境経済部長。
◎環境経済部長(岩井大治)
お答えいたします。
国では、肥料価格の高騰による農業経営の影響緩和のため、化学肥料の低減に向けて取り組む農業者の肥料費支援といたしまして、肥料価格高騰対策事業を令和4年7月に創設しまして、8月にその事業概要について、県や市町村の担当者向けの説明会が行われたところでございます。現時点では、まだ事業の詳細について不明な点も多い状況でございますので、市といたしましては今後具体的な事業内容が国や県から示され次第、市のホームページや広報紙等への掲載、またチラシの配布などにより各農家の皆様へ事業の周知を図ってまいりたいと考えております。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。
さらに伺います。今回このような質問を行いましたことにつきまして、少し説明をさせていただきたいと思います。先月の8月5日に農林水産省から発表されましたことからの質問となります。時期を同じくして自由民主党からも発表がありまして、分かりやすい表がインターネット上で確認することができました。また、新聞各紙にも掲載され、8月12日の公明新聞では1面に掲載されておりました。何を申し上げたいかといいますと、新聞報道等により多くの農家さんが情報を目にしており、注目してきている状況であると思います。私のところにも、このような話を聞いてこられた農家さんもおりました。では、国や県より身近な印西市ではどうなのかということになります。
ということで再質問をさせていただきますが、事業の詳細が不明な点が多いという答弁でありますけれども、市としてさらに調査研究をする予定についてはどうなっているか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
岩井環境経済部長。
◎環境経済部長(岩井大治)
お答えいたします。
県に確認したところ、9月中旬に事業の詳細を示す予定であるとのことでございますので、この示された内容を踏まえまして、市として対応してまいりたいと考えております。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。9月中旬ですから、間もなく詳細が発表されるかと思います。詳細が発表になりましたら情報を伺いたいと考えております。
続きましては、②のほうに移りたいと思います。②です。農家は、化学肥料低減計画書の作成が申請の条件になり、申請窓口は、農協や肥料販売店などが窓口となって一括して申請するとのことでありますが、現在市への問合せや相談状況はどうなっているでしょうか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
岩井環境経済部長。
◎環境経済部長(岩井大治)
お答えいたします。
肥料価格の高騰などに関する農家からの相談等は数件ございますけれども、肥料価格高騰対策事業について、具体的な問合せや相談などについては受けていない状況でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。関心はあるが、どうしたらよいか、試行錯誤の状態なのかもしれません。
さらに伺います。これまで、肥料の高騰の質問をさせていただいておりますけれども、なぜ肥料が高騰しているのかということになるのですが、皆様も報道でご存じかと思いますが、少し説明をさせていただきたいと思います。今年の春頃から化学肥料が高騰しています。農家にとってコスト増となり、販売価格に転嫁できなければ経営悪化につながるため、政府は化学肥料の使用量を減らす農家を支援するなどの対策を急いでおります。
化学肥料とは、化石燃料や鉱物資源を化学的に合成して作る肥料のことで、肥料の3要素である窒素、リン酸、カリウムのほとんどが化学肥料で賄われています。それぞれの原料のほぼ全量を輸入で調達、肥料の原料はほぼ輸入に頼っているため、国際動向に影響しやすい製品となるわけです。ロシアによるウクライナ侵攻により一気に高騰したとも伝えられています。価格高騰の理由について、JA全農ではベラルーシに対する経済制裁、中国の輸出規制、ロシアのウクライナ侵攻により世界有数の肥料輸出国からの輸出が停滞し、限られた代替ソースに世界中から需要が集中したためと説明をされています。ということで、化学肥料が高騰しているらしいのです。
また、肥料代金が高騰するならばまだよしという声も出ております。物があるなら高くても仕方ないということでございます。先ほども申し上げましたが、国際動向で不安定で、日本に輸入されないかもしれないという情報があるからでございます。市内の農家さんでは、高くてもあればいいよというご意見がありました。そして、その市内の農家さんの中には、来年の春に使用する肥料をもう既に購入している方もいる状況であります。
こうした状況でさらに伺いたいと思いますが、再質問になります。市内の農家さんより相談や問合せに対応できるような対策を準備すべきと思いますが、これについてはどのように考えておるか伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
岩井環境経済部長。
◎環境経済部長(岩井大治)
お答えいたします。
農家からの相談や問合せに対応できるよう準備してまいりたいと考えております。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。
続きまして、③のほうに移りたいと思います。令和4年8月に都道府県の組織をつくった上で、令和4年10月より秋肥料分の申請受付、令和4年12月より秋肥料分の支援金交付、令和5年2月より春肥料分の申請受付、令和5年3月より春肥料分の支援金交付予定という情報が農林水産省のほうから出ておりますが、印西市として今後どのようなスケジュールで対応していくのか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
岩井環境経済部長。
◎環境経済部長(岩井大治)
お答えいたします。
先ほども答弁させていただきましたが、まだ事業の詳細について不明な点も多い状況でございますので、今後具体的な内容が国、県から示され次第、スケジュール等も検討の上、市として取るべき対応については速やかに行いたいと考えております。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。情報が整いましたら、速やかに公表していただきたいと思います。
続きまして、さらに伺います。再質問となります。国や県からの情報待ちということかもしれませんけれども、印西市としても県や国に問合せをするなど情報収集をすべきかと思いますが、これについてはどのように考えていますでしょうか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
岩井環境経済部長。
◎環境経済部長(岩井大治)
お答えいたします。
既に農林水産省のホームページにおきまして、肥料価格高騰対策事業に関する資料が多く公表されております。市としても県に問合せをしたり、情報収集に努めておりますので、またJA西印旛などとも情報共有を図りながら、万全を期して対応してまいりたいと考えております。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。ぜひアンテナを高くしていただきまして情報収集に徹底していただき、しかるべき対応をお願いしたいと思います。
続きまして、(2)に移りたいと思います。物価高騰対策として、新たな支援策についてとなりますが、冒頭にも申し上げました市内の農家は大変な状況となりました。梨はひょう被害となったり、ハクビシンかアライグマと思われる小動物に食べられて売り物にならなくなったり、畑作では少雨と高温により生育不良や有害鳥獣被害、水田でも高温障害や有害鳥獣被害と、様々な被害を被っている状況があります。
令和4年度は、市内800軒の農家さんを対象とし、平均20万円となる支援金で、予算額では1億6,000万円の農家支援が印西市独自で行われ、市内の農家さんから喜びの声を伺っております。一方で、足りないからさらに支援してほしいという声も私のほうに寄せられておりますけれども、なかなか厳しいですよというお話はさせていただきました。
こうした状況の中で伺いたいと思いますが、(2)です。物価高騰対策として、新たな支援策について伺いたいと思います。令和4年度において、市では農業収入が減収している農家への支援事業を実施していました。現在ロシアによるウクライナ侵略等の影響により、燃料費や肥料価格の高騰など農業経営は厳しい状況にあることを踏まえ、印西市は改めて、物価高騰対策として新たな支援事業を実施する考えはございませんか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
板倉市長。
◎市長(板倉正直)
お答えをいたします。
市では、令和4年度、新型コロナウイルス感染症の影響と、令和3年産米価の下落等を踏まえ、農業収入が減少した農家等に対し、要件に応じて、1経営体当たり最大40万円を交付する支援金給付事業を実施しているところでございます。議員ご指摘のとおり、現在燃油や肥料価格の高騰などの影響によりまして農業経営は厳しい状況に直面をしております。9月5日の会派共産党、伊藤真一議員の質問にもお答えいたしましたが、このような状況を踏まえ、改めて農家の活力になればと、新たな支援策を、令和5年度の実施に向けまして検討しているところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。先ほどの質問で、肥料の高騰の質問をさせていただきました中に、実は化学肥料を減らして営農することが条件ということがあるのです。堆肥を使用するなどの項目があるわけですが、こちらの堆肥をまくにも大型の機械が必要となります。しかも、様々な項目のうち2項目以上を実施をしないと該当しませんという項目もあるのです。それらを考えますと、個人経営農家では厳しい現実があると思います。だからこそ農家に支援をしていただき、離農者を増やさず、耕作放棄地、遊休農地と呼ばれる荒廃農地を増やさないことを考えていくべきと思います。ということから、さらに伺いたいと思います。
再質問です。具体的な検討はどのような調査に基づいて検討がなされているのでしょうか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
岩井環境経済部長。
◎環境経済部長(岩井大治)
お答えいたします。
営農類型ごと、例えば水田作、畑作、野菜作、果樹作、花卉作など、そういった類型ごとに農家から聞き取り調査を行うなどして現状の把握に努めながら、新しい取組については制度設計をしていきたいと、検討していきたいと考えております。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。
先ほどより農家の切実な思いを申し上げさせていただきました。荒廃農地が増えることによる有害鳥獣の生息地拡大、そして病害虫の異常繁殖地という悪影響となることのないようにご検討をいただきたいと思います。しっかりと調査研究を行い、印西市独自の支援に期待したいと思います。
続きましては、大きい2番のほうに移りたいと思います。
2番、印西市の交通政策について。
(1)、公共交通の現状と課題について。
①、6月定例会後のスワン号を含む公共交通の検討状況について伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
小林企画財政部長。
◎企画財政部長(小林正博)
お答えをいたします。
令和4年第2回定例会後のスワン号を含む公共交通の検討状況につきましては、印西市地域公共交通会議及び本埜第二小学校周辺地域対策分科会におきまして、令和5年度以降の運行方法などについて協議を実施したところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。分科会や公共交通会議の情報を得た、会議録からの情報を得たことを踏まえまして、さらに伺ってまいりたいと思います。
再質問です。具体的にはどのように進められていくのでしょうか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
小林企画財政部長。
◎企画財政部長(小林正博)
お答えをいたします。
スワン号につきましては、新たな運行方法の導入を検討しており、ふれあいバスにつきましては遅延対策としてのダイヤ改正及びバスの位置情報システムの導入を検討しておるところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。ふれあいバスの路線検討では、職員さんやバス会社の社員さんらが実際にバスを使用しまして、現地調査を行っている場面を拝見させていただきました。様々な検討をされているということが、実際に見てよく分かりました。
では、②に移りたいと思います。行政としての公共交通の在り方とは、これについて伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
小林企画財政部長。
◎企画財政部長(小林正博)
お答えをいたします。
行政としての公共交通の在り方でございますが、令和2年度に策定いたしました印西市地域公共交通計画に掲げる目指すべき将来像といたしまして、誰もが公共交通ネットワークを利用して便利で気軽に移動できるまちを目指すこととしております。具体的には、官民を問わず、それぞれの公共交通機関の持つ役割を明確化し、安全で利便性が高く、かつ効率的で持続可能な公共交通が理想であるものと考えておるところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦分かりました。では、具体的にはどういうことかというところで再質問させていただきますけれども、費用対効果を検証して、収支率が悪い場合であっても、行政サービスという観点で事業を実施していくものなのでしょうか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
小林企画財政部長。
◎企画財政部長(小林正博)
お答えをいたします。
公共交通機関の役割といたしまして、移動交通手段を持たない方の需要に応えるという面がございますので、費用対効果及び収支率のみをもって運行の基準とは考えてございません。一般論ではございますが、主に市街化区域を走る採算性のある路線につきましては民間事業者が運行し、市街化調整区域を走る路線につきましては、市が住民への行政サービスの一環において運行する路線であるものと考えております。
したがいまして、印西市地域公共交通計画の基本方針に基づきまして各種目標を達成できるよう、今後取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。民間経営と行政サービスということですみ分けをしているということは分かりました。
続きまして、③に移りたいと思います。審議会以外の情報収集について、利用者さんの情報収集について伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
小林企画財政部長。
◎企画財政部長(小林正博)
お答えをいたします。
情報収集につきましては、直接的なアンケートなどは実施してございませんが、約2年置きに実施しております市民満足度・重要度調査の結果により課題等を把握しているところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。
では、さらに伺いたいと思います。再質問です。その課題とはどのようなものなのか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
小林企画財政部長。
◎企画財政部長(小林正博)
お答えをいたします。
課題でございますが、まずふれあいバス運行の遅延対策及びルートの見直しについてが課題として挙げられているところでございます。また、公共交通不便地域におきましては、利用者ニーズを精査し、運行開始による交通不便地域の解消であると認識しているところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。ぜひ利用者のニーズの把握と高齢者等の声なき声を集めていただきまして、ご検討をいただきたいと申し添えさせていただきます。
さらに伺います。再質問です。その課題に対して、市としての対応についてはどうなのか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
小林企画財政部長。
◎企画財政部長(小林正博)
お答えをいたします。
諸課題につきましては、印西市地域公共交通会議及び各分科会におきまして、可能な限り対応できるよう協議検討してまいりたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。行政サービス向上となるように、よい方向となることに期待したいと思います。
続きまして、④に移りたいと思います。執行部内部で、教育委員会、福祉部、都市建設部での情報共有についてどのようになっているか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
小林企画財政部長。
◎企画財政部長(小林正博)
お答えをいたします。
公共交通に関するご意見、ご要望があった場合も含めまして、庁内関係部署とは連絡を密にし、可能な限り情報の共有を図っておるところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
執行部の幹部職員さんが使用しているタブレットを使用することで、情報が共有化されるのではないかということを考えました。私が今ここで使っております議会のタブレットとはつながらないかもしれませんけれども、職員さんは、グループで情報提供や情報共有ができるのではないでしょうか。会議室での会議ではなく、タブレット使用ということを考えてみました。ぜひこのことも含めて、情報の共有ということを考えていただけたらと思います。
続きまして、④の再質問となりますが、こちらの再質問です。政策会議における検討項目としているものはどのようなものがあるのでしょうか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
小林企画財政部長。
◎企画財政部長(小林正博)
お答えをいたします。
ご質問の政策会議でございますが、議員が意味しているところの庁内部課長会議につきましては現在設置していないのが現状でございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。大事なことだと思いますので、関係する部課長会議だけではなく、全庁での部課長会議として協議すべきものかと思います。先ほども申し上げましたけれども、会議室への会議が困難な状況であるならば、職員さんが持っているタブレットを使用しての会議を行うなど、全庁挙げて情報共有すべき事項かと思いますので、そちらにつきましてもご検討いただけたらと思います。
それでは、大きい3番に移りたいと思います。教育に関する問題です。教育に関しては、これでよいということはないと思います。こうした状況から、以下の教育政策を伺ってまいります。
大きい3番です。印西市の教育政策について。
(1)、市立幼稚園及び市立小・中学校の学習環境について。①、各園舎及び校舎のエアコン設置状況について伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
土屋教育部長。
◎教育部長(土屋茂巳)
お答えをいたします。
市立の幼稚園につきましては、園児が活動する保育室、それから遊戯室などにエアコンを設置しております。また、小・中学校につきましては、児童生徒が活動する普通教室や、特別支援の教室にはエアコンを設置しております。なお、特別教室につきましては、音楽室には設置しておりますが、それ以外の理科室や家庭科室などの特別教室につきましては設置されていない状況でございます。
以上でございます。
◆小川利彦
分かりました。
このエアコンの質問を出させていただいておりますが、ニュースで一昨日、通園バスの中で熱中症で亡くなられたという本当に痛ましい事故があり、心からご冥福をお祈りするとこところでございます。熱中症は、本当に危険なことだと思いますので、ちょっと伺ってまいりますが、公明党の浅沼議員の質問でも学校のエアコンに関して質問がございました。答弁の中で、熱中症の救急件数も答弁されておりまして、令和4年度は既に65件もの救急搬送がありました。私もちょっと調べてみたことを申し上げさせていただきます。令和4年の65件の救急搬送のうち2件が市内の小・中学校からの救急搬送でした。4月以降で、市内の小・中学校から熱中症と診断された救急搬送の事例として、6月30日に西の原小学校で7歳の児童が搬送され、軽症ということでした。また、7月1日には滝野中学校で14歳の生徒が救急搬送され、中等症という診断結果が出ているそうです。そのときの授業内容は確認取れておりませんが、学校で熱中症疑いまたは熱中症が発症しているのです。このようなことから、普通教室だけではなく特別教室にもエアコン設置が急務と考えます。そこで伺いたいと思います。
②です。普通教室や一部の特別教室には設置されているようでございますけれども、それ以外の特別教室等の学習環境についてはどのようにしていくのか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
土屋教育部長。
◎教育部長(土屋茂巳)
お答えをいたします。
普通教室と同様に、特別教室につきましても良好な学習環境の確保が必要と考えております。このようなことから、未整備の特別教室等につきましては、大規模改修時において順次整備してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。大規模改修時ですか、何年先になるかという感じがいたします。特別教室棟のエアコン設置状況の数字についてちょっと触れてみたいと思います。市内278教室のうち115教室にエアコンが設置されております。これ特別教室です。設置率は41.4%という数字を伺っております。この設置率を見て、どのように感じておりますか。私は、早急に設計予算の検討に入るべきものと思います。
さらに伺ってまいります。再質問です。大規模改修という答弁がございましたが、その改修より前に新規で設置すべきではないか。日々の授業で使用する特別教室にもエアコン設置という考えには至らないのか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
土屋教育部長。
◎教育部長(土屋茂巳)
お答えをいたします。
普通教室と同様に、日々の授業で使用する特別教室について、エアコン整備の重要性は十分認識しております。このようなことから、大規模改修等におけるエアコン整備だけでなく、そのほかの大型工事等の状況を含め、優先順位を考慮し、設置時期や設置方法などについて検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。コロナの関係もあり、窓を開けて換気をしながらのエアコンで、涼しくして授業を行っていると伺っております。また、エアコンが設置されていない特別教室では、扇風機を使用しながら授業したり、あまりにも暑過ぎて授業ができないような状況であれば、日課を変更して、特別教室を使用しない日課と変更していることもあるそうです。確かに年間で通してみれば、涼しい時期のタイミングでそれらの授業を行うことがよいのかもしれませんけれども、もはや精神論で授業を受けさせる時代なのでしょうか。キンキンに冷えた教室で授業を受けさせてくださいとは申しておりません。健康で快適な教室での学習環境にしてあげませんかということなのです。大規模改修時ということではなく、一刻も早く検討し、設置されることを願うばかりですし、何よりも児童生徒及び教職員の健康を重視していただきたいと思います。普通教室も特別教室も、そして体育館も設置されることを望みたいと思います。
続きまして、3の(2)、①に移りたいと思います。(2)の園児及び児童生徒の通園通学状況についてで、①です。通学路の安全対策について、警察が実施する部分は警察に依頼している状況で経過観察していると伺っておりますが、印西市が実施すべき対策についてはどうなのか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
土屋教育部長。
◎教育部長(土屋茂巳)
お答えをいたします。
市での対策が必要な箇所につきましては、毎月開催しています通学路安全対策検討連絡協議会において、進捗状況の確認や対策の検討を行っているところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。
さらにちょっと伺いたいと思いますが、再質問です。協議会で検討されていることや進捗状況を確認していることは認識しておりますが、では印西市として何をしているのか、これについて伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
土屋教育部長。
◎教育部長(土屋茂巳)
お答えをいたします。
市では、市道における歩道整備や道路の拡幅、交通規制や指示を伴わない路面標示の設置や再塗装、注意看板の設置などを関係課により行っております。また、国道及び県道につきましては、関係課から千葉県印旛土木事務所に対策を依頼しております。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。
通学路の安全対策について相談を受けた場所がありました。これまで近藤議員も取り組まれておりましたし、また直前の軍司議員の質問にもありました白線についてでございます。道路ではございませんが、市役所の駐車場も停止線が引き直しとなり、安全が確保されたものと思います。そして、今回質問している市道です。市道の路面には白線でダイヤモンドが描かれている道路がありまして、その先には信号機のない横断歩道があるべきものですが、横断歩道が消えて30メートルと50メートル手前に白線のダイヤモンドだけが残っているような道路があり、このことから私のところに相談がございました。
そこで、関係機関と協議や地元選出の瀧田敏幸県議会議員と協議をさせていただきまして、何とか夏休み中に要望があった場所の横断歩道の修繕がなされないものかと考えておりました。先ほど軍司議員も申しておられましたが、横断歩道と停止線については8月末までに新設や修繕がなされたものでございます、全部ではないのですが。そして、注意喚起の看板が設置されていない場所もありました。ぜひ通学路の安全対策と歩行者の安全対策として早急な対応をご検討いただきたいと思います。
続きまして、②のほうに移ります。通学路の道路問題や大雨による冠水が見られるような不具合についてどのように対応していくのか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
土屋教育部長。
◎教育部長(土屋茂巳)
お答えをいたします。
道路問題や不具合があった場所などの情報につきましては、現地を確認した上で、通学路安全対策検討連絡協議会において共有し、対策を検討しているところでございます。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。市内には様々な通学路の状況があります。それぞれの場所に合った対応を求めたいと考えます。
それでは、さらに伺います。再質問です。具体的にはどのような対策を実施してきたのか伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介) 土屋教育部長。
◎教育部長(土屋茂巳) お答えをいたします。
令和3年度に実施した対策といたしまして、市道につきましては歩道の除草や樹木の剪定、土砂の除去、車止めポールの設置などを行っております。また、県道及び国道につきましては、千葉県印旛土木事務所に対策を依頼しております。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。引き続き良好な通学路環境となるように努めていただきたいと思います。
続きまして、③に移りたいと思います。登下校中の交通事故対策の考え方について伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
土屋教育部長。
◎教育部長(土屋茂巳)
お答えをいたします。
子供自身が自分の身を自分で守ることができるよう、学校での安全教育を行うこと、また家庭での注意喚起や地域での見守りを行うことなど、地域社会全体が連携して交通事故対策を行っていくことが大切だと考えております。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。通学路の問題、柿原さんも申し上げておりましたけれども、八街の事故の後、本当に注目しております。保護者はもちろんのこと、学校、教職員はもちろん、地域も全体的にそのように見ている状況でございますので、本当に環境をよくしていただけたらなと思っております。
再質問をさせていただきます。これまでも答弁にもありました、通学路安全対策検討連絡協議会で検討して、必要があれば都市建設部土木管理課が対応するものと思います。印西市として通学路というものをどのように考えているか、伺いたいと思います。
○議長(中澤俊介)
土屋教育部長。
◎教育部長(土屋茂巳)
お答えをいたします。
児童生徒の安全で安心な通学路を確保するためには、通学路の安全管理が不可欠であると、このように考えております。
以上でございます。
○議長(中澤俊介)
小川利彦議員。
◆小川利彦
分かりました。
児童生徒の通学路の安全確保のために、市内全域の通学路をしっかりと調査を行いまして、連絡協議会で協議をして、できることは全て実施すべきと思うことを申し添えさせていただきまして、私の一般質問を終わらさせていただきます。