令和2年 第1回定例会(3月定例会)- 3月25日

令和2年 第1回定例会(3月定例会)- 3月25日

○議長(板橋睦)
日程第2、一般質問の個人質問を行います。
昨日に引き続き個人質問を行います。
今回通告のありました質問内容に同じようなものが幾つかありますので、前の質問者の質問をよくお聞きになり、重複しないよう、また質問が通告内容から外れることがないようお願いします。
発言につきましては、地方自治法第132条及び会議規則第151条に規定されております品位の保持に努めていただきたいと思います。
なお、執行部において反問するときは、その旨を告げて私の許可を得た上で行ってください。
また、個人質問の質問時間は30分の申合せになっておりますので、議事進行にご協力をお願いします。
7番、小川利彦議員の発言を許します。
質問方式は一問一答です。
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
改めまして、皆様、こんにちは。令和2年第1回定例会、個人一般質問で初めてトップバッターとして質問させていただきます議席番号7番、小川利彦でございます。
さて、千葉県内はもとより、日本を含む世界中に発症しつつある新型コロナウイルスによる感染は終息の兆しもなく、どんどん広がりを見せております。この感染により肺炎で亡くなられた方々に対して心からお悔やみを申し上げますとともに、今、病と闘っている方々には心からお見舞いを申し上げさせていただきたいと思います。そして、この感染拡大が一刻も早く終息となることを願うものであり、これまでも言われておりますけれども、手洗い、うがい、アルコール消毒で感染しないようにそれぞれが努力していくしかありません。人によっては体内にアルコールを取り入れて感染を防いでいる方もおります。違うかもしれませんけれども、とにかく、目に見えないウイルスでありますから、各個人が注意していくしかないと思います。
それでは、印西市議会会議規則第62条に基づき、議長に許可を頂きましたので、通告に基づき、一問一答方式にて一般質問を始めさせていただきます。
大きい1番、自然災害発生後の対応について。昨年秋の台風や暴風雨、そして豪雨により印西市内でも多くの被害が発生したもので、前定例会においても多くの議員が一般質問で取り上げた項目でございます。今回も引き続きまして公助となる部分について伺いたいと思います。自然災害発生後の市の対応と、市の備えについて伺いたいと思います。
まずは、(1)、昨年秋の自然災害発生後の検証について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
板倉市長。

◎市長(板倉正直) お答えをいたします。
昨年の台風15号からの一連の災害により住宅の損壊や農作物などにも大きな被害がございました。この一連の災害の中で、印西市地域防災計画に基づきまして災害対策本部を立ち上げる等、避難所の開設や給水、道路パトロールや高齢者の安否確認など、全庁的な対応を行ったことから被害を最小限に食い止めることができたものと考えております。しかしながら、一部において長時間の停電に対する対策、気象状況の変化に応じた迅速な避難所体制の確立等の課題も明らかになりました。この経験や教訓を印西市地域防災計画等に反映いたしまして、今後の防災、減災等の対策に努めてまいりたいと、このように考えております。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。以前、市議会事務局より令和元年の台風15号から10月25日の大雨までの概要報告ということを頂いておりまして時系列的なことは分かりました。検証や反省なくして次の災害対応ができるものなのかというところなのですけれども、市役所の方々は日々の業務は多忙であり、いつ発生するか分からない災害に備えるための検証まではまだ至ってはいないかもしれませんけれども、そこで伺いたいと思いますが、今年の台風シーズンまでにこれらの検証について実施すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
現在、昨年の災害対応を踏まえまして、具体的な対応の基準となります個別対策マニュアルの見直しを行っておりまして、全庁的に、より充実した災害対応ができるよう準備をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
では、さらに伺いたいと思いますけれども、より充実した災害対応ができるように準備するという答弁が今ありましたけれども、その時期はいつ頃になるのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
今回、台風の関係ということでございますので、今年の台風シーズンに間に合うよう、個別対策マニュアルの見直し等を進めてまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。先ほども申し上げましたけれども、検証や反省することはないのかもしれませんけれども、その反省すること、そして検証することによりさらに充実した公助となるものだと思いますので、早い時期に全体の検証についてご協議いただきたいと思います。
続きまして、(2)に移ります。我が印西市で発生した災害ですから、印西市で対応すべきものと思いますけれども、やはり各方面との連携しての災害対応が望ましいものと思います。
そこで伺いたいと思いますけれども、(2)、国、県との連携について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
国、県との連携につきましては、応急活動においては、銚子地方気象台、利根川下流河川事務所、印旛土木事務所などから情報収集をするとともに、千葉県の応援職員や陸上自衛隊の連絡調整員等と連携し、対応してきたところでございます。応援派遣については、印西市地域防災計画において、孤立被災者の救助、行方不明者の捜索等の必要がある場合は速やかに自衛隊、県内消防機関、緊急消防援助隊等の応援派遣を要請することとなっております。また、復旧段階におきましては、それぞれの被害状況に応じて各担当部課が必要に応じて県と連携し、対応することとしているところでございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。連携することで、よりよい災害対応ができたものと思います。
さて、前回の定例会でも質問されていたと思いますけれども、市内の停電で千葉県の備蓄発電機の要請は印西市としては行ったのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
県で保有しております発電機の提供等につきましては、台風15号の停電に際し、特に要請はしていないところでございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。千葉県に備蓄の発電機があることを知らされていなかったのか、知っていても要請しなかったのか、ちょっとその部分については分かりませんけれども、個人に、印西市の市民に貸し出すことは目的外と言われるかもしれませんけれども、市内の公共施設においては、停電により通常業務に支障を来していたという部分も伺っております。ならば、公共施設に県から借用して、そこに配置するといったことをしても良かったのではないかというようにそのとき感じたものでございます。
さらに伺いますけれども、災害発生時のその連携は具体的にどうだったのかという部分について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
陸上自衛隊及び千葉県の職員につきましては、迅速な災害対応に万全を期すため、情報連絡員として派遣され、情報収集や倒木の処理などの対応をしていただいたところでございます。特に停電の復旧作業を優先させる必要がありましたことから、陸上自衛隊につきましては、東京電力と連携し処理に当たっていただいたところでございます。また、県道などの冠水箇所は、千葉県職員が印旛土木事務所と調整をいたしまして、早期の復旧を図り、対応したところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。自衛隊のバイクの方々が来ていただいていまして、そのバイク部隊の方々に感謝の気持ちを伝えるご挨拶をさせていただきましたけれども、服装が、当然ですが、自衛隊の活動服であったものですから、やはり地元の方も言っておりましたけれども、災害対応で来ておりますので、当然の話ではございますが、何となくどこか異様な感じがしたという、地元の方もそういうふうに、何か自衛隊の人が来てチェックしてくれているのだけれども、あの服で来られるとちょっとねというような方もいたということで、ちょっとここでご案内をさせていただきます。国、県からの派遣は、この印西市にとってはどのようなメリットがあったのかという部分について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
派遣されました連絡調整員等が状況を把握した上で、市からの要望等を踏まえ、対応する部署に直接情報を伝えることにより迅速な対応ができたことから、メリットはあったものと考えております。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。それはメリットがあったと言うしかないとは思うのですけれども、本当に印西市として要望していることと異なる対応ではなかったということを理解いたしました。
復旧の際、続いて再質問のほうに入りますけれども、復旧ですね、災害後の復旧、各個人で復旧はいろんな復旧があるのですけれども、総合窓口的な組織をつくり、一元的に市民への対応をすべきではないかという部分について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
災害時の相談窓口につきましては、印西市地域防災計画におきまして市民相談班を設置して対応することとしておりますので、被害状況等に応じた十分な対応ができるよう努めてまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。それぞれ被害の状況が、農家であれば農政課のほうに行ったり、防災課のほうに行ったり、いろいろするところもあります。また、個人の所有の山が崩れてしまって、それは農政課のほうで対応する、山を守るという補助のほうとか、いろいろやっぱり相談する部分が、防災だったり、農政だったり、都市部のほうであったりと、もういろいろあるわけですけれども、やっぱりどこかに1か所まずは窓口的にあるといいのかなという声もいろいろありましたので、そういった部分をちょっとご紹介というか、ご案内というか、お知らせということで聞いていただけたらと思います。
続きましては、(3)の公共施設の修繕状況について、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
公共施設の修繕状況につきましては、中央保健センターの軒の破損等は2月13日に終了いたしました。市道につきましては、現在3路線が通行止めとなっておりますが、これらの路線は施工方法の詳細な検討等が必要であるため、通行止めの解消にはまだ時間を要するものと考えているところでございます。また、松崎台公園につきましては、被災したのり面の復旧工事の契約を締結いたしまして、令和2年5月29日までの工期で工事を進めているところでございます。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。市内の公共施設において、台風や豪雨により、その後雨漏りが見受けられるという施設があるという情報もあります。そこは避難所にも指定されている小学校、中学校の体育館ということなのですけれども、その雨漏りについての市の認識を伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
市内の小・中学校において雨漏りが発生した際には、学校から雨漏りの状況やその対応について報告を受けております。その多くは台風や長雨などに起因した局部的、一時的なもので、学校において雨受けの設置や床拭き等によりまして対応しているところでございます。しかしながら、雨漏りの中には電気設備に影響を及ぼす可能性があるものや、屋根の防水機能の低下など建物自体の老朽化に起因するものもございますことから、適宜現地を確認し、必要性や緊急性を判断しまして、可能な限り修繕や改修工事等により対応しているところでございます。
学校施設の雨漏り対応につきましては、これまで同様に施設運用と設備整備の両面から可能な限り適切に対応してまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。今質問させていただいている部分は避難所として指定されていることもありまして、雨漏りに限らず学校施設の適正な施設管理を行うことは重要だと思います。教育委員会として学校施設の現況を把握するために何か対策をとっているのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
児童生徒の良好な学習環境を確保するためには、学校施設の適正な整備、管理が必要でございます。教育委員会といたしましては、毎年、教育長を筆頭に、教育部長の私と部内各課長により全ての教育施設を訪問し、施設管理に関する学校からの意見、要望を伺うとともに、現場の確認も行っており、施設の現況把握に努めているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。雨漏りしている体育館、ちょうどこれから卒業式、入学式等々、いろんな行事がありまして、その日がたまたま雨だったら、雨漏りの下でになってしまうかもしれませんので、早急にと言ってもなかなか、屋根ですので、厳しいとは思うのですけれども、状況を見ていただいて、よく把握していただけたらと思いますので、そちらのほう、学校に行っていただいてご確認をお願いしたいと思います。
続きまして、次は(4)の道路排水等の排水について伺ってまいりたいと思います。こちらのほうは、これまでもいろいろ質問ありました。金丸議員の代表質問でもあったのですけれども、やはり集水ますにより冠水がなくなるということでしたけれども、そこで以前も質問したと思うのですけれども、集水ますから流れた水はやっぱり低地に来るということで、その一連のことについて私のほうからちょっと伺ってまいりますが、まずは市道の道路排水について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
川嶋都市建設部長。

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
道路排水等の排水の備えにつきましては、市の対応といたしまして、道路冠水の原因となる集水ますや道路側溝等の清掃など、状況を確認しながら実施しているところでございます。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
会派代表質問の藤江議員からもちょっと松虫川のことがありましたので、私からちょっと市が管理している河川の飛里橋落しという排水路、こちらについての質問をさせていただきたいと思いますけれども、この飛里橋落しという水路は千葉県が整備した水路であって、印西市に管理を移管されている水路ということなのですけれども、この飛里橋落し排水路について、県道と交差する飛里橋という橋があるのですが、それより下流部においては土砂等の堆積などが見受けられまして、今後の災害が懸念されますが、工事などについては行う予定はないのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
髙橋環境経済部長。

◎環境経済部長(髙橋政勝) お答えいたします。
市におきましても、しゅんせつ工事などの必要性を認識をしておりますので、工事の実施について検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。この質問、実は前回もさせていただいておりまして、ここの河川については10月の豪雨災害のときに河川の堤防から越水、水が越えまして、その川の脇にあふれてしまったり、そのときは水田なので入ったところは良かったのですけれども、堤防からも水が漏水している部分もありまして、切れてしまえば、近くに民家もあるわけで、やはりそういった部分についてもぜひ現場を確認していただけたらなというふうに考えております。
その排水の水路、河川ですけれども、小規模河川とはいえ、やはりそういった大水になることによって災害が特に懸念される箇所だけでも、この夏場、これからの今年の台風時期に備えまして緊急的な措置ができないかについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
髙橋環境経済部長。

◎環境経済部長(髙橋政勝) お答えいたします。
関係機関等と協議し、対応策を検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。先ほどもちょっと申し上げましたけれども、この河川は印西市が県から管理を移管されている以上、関係機関に相談するといっても、やっぱりこの印西市で対応しなければいけないのではないかなというふうに私は考えます。というのは、結局、なかなか予算的にも厳しいとか、いろいろあると思うのですけれども、県から移管されている以上、印西市に任されている、託されているわけですから、そこはやはり市民の生命、身体及び財産を守るためにも早急の対応が必要と考えますので、担当課を中心によく協議していただけたらと思います。
続きまして、(5)のほうに移りますけれども、これまで様々な質問をしてまいりましたけれども、結局は印西市の対応はどうかということが重要になると思います。(5)の今後の対応について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
昨年の秋の一連の風雨被害によりまして、長時間の停電や土砂災害、浸水等、様々な被害が発生しており、災害の想定から見直す必要性が出てきております。そのため、今回の一連の災害の教訓を生かしまして、防災アセスメント調査及び地域防災計画等の見直しを実施するとともに、市民の皆様が安心して生活いただけるよう、引き続き関係部署と連携し、対応に努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
続きまして、質問させていただきますが、前定例会において印旛沼、私のほうで質問した印旛沼ダム化というふうに考えて、水位を下げるようなことはできないものかなと、印西市から上げることはできないかなというような質問したときに、印西市としては今のところ考えていないということで答弁を頂いたところでございますが、去る2月13日、印旛沼の予備排水に関する会議が印旛沼の周辺市町で行われたと新聞に掲載をされておりました。これについては、市としての対応はどのようなものなのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
川嶋都市建設部長。

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
大雨が予想される際に行われる印旛沼の予備排水に関しまして、そのルールの見直し等につきまして、千葉県と独立行政法人水資源機構及び流域の市町などにより構成されました印旛沼に係る浸水被害軽減に向けた調整会議が行われたところでございます。市といたしましては、今後もこの調整会議を通じまして印旛沼の状況や予備排水等について情報を共有いたしまして、千葉県や他自治体等との連携を図ってまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。予備排水のルールの見直しが決まって千葉県が公表した場合は、この印西市としては市民に対しどのように周知するのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
川嶋都市建設部長。

◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
印旛沼の予備排水に関するルール等について、千葉県等により公表されました場合につきましては、市といたしましても千葉県と連携いたしまして市民に周知してまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
改めまして質問させていただきますけれども、昨年の災害の教訓を生かした対応マニュアル、こちらを今年の令和2年の台風シーズンに間に合わせるように作成していくのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
古川総務部長。

◎総務部長(古川正明) お答えいたします。
台風シーズンにできるだけ間に合うように努めてまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。自然災害いつ起こるか分からないので、早急な対応をお願いしたいと思います。
続きまして、大きい2番のほうの学校給食事業について質問をさせていただきたいと思います。これも前回も質問させていただいたのですが、続きとなる質問でございます。牧の原学校給食センターの改修工事期間中に給食提供に注目されつつある現状と、これからの学校給食センターについて伺いたいと思います。
(1)、牧の原学校給食センター改修工事の際の給食について、これについてまず伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
牧の原学校給食センターの改修工事につきましては、令和2年9月から11月上旬まで調理場が使用できず、給食の提供ができないことから、各小・中学校長及び学校給食センター運営委員会からの意見を踏まえまして、給食に代わる食事を提供する方向で準備を進めているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。牧の原学校給食センターですから、中学校の保護者がその食事どうなのというようなことをちょっといろいろな方から聞かれたものですから、こういったことをちょっと質問させていただいているのですけれども、今答弁の中で給食に代わる食事を提供するという方向で進めているということでございますけれども、ではその食事の部分で、これは食育という部分についてお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
給食に代わる食事を提供するに当たりまして、できる限り給食に近いものが望ましいと考えております。その際には栄養士の意見も取り入れながら、提供できる業者を選定していきたいと考えておるところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
食育という部分ですから、栄養士の先生がいるわけですけれども、その栄養士の先生の意見は、この給食に代わる食事の部分でどこまで聞き入れていただけるものなのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
給食に代わる食事が献立の内容、エネルギー、塩分など給食に近いものであるかどうかといった点で栄養士の意見を取り入れたいと考えているところでございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
その食事のほうなのですけれども、これアレルギー対応というのはどうなっているのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
給食に代わる食事を提供できる業者に対しまして、アレルゲンについての資料の提供を求め、対応してまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
中学校の給食に代わる食事ですから、中学生、食べ盛りでございます。総量に関してこれは十分と言えるものなのかという部分になります。中学生、食べ盛りですから、補食ということになる可能性を認識して食事を提供するのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
対象となる中学生の基準値に合った量を基に給食に代わる食事を検討しておりますので、現時点で補食の必要性は考えておりません。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
それはそうですよね。学校としては補食を出すということは、学校というか、印西市としてはそういうことは考えていない。要するに、中学生ですから、約800キロカロリーですか、になるように作っていくのだろうなというふうには考えておりますけれども、ぜひ十分な食事となることを願うものでございます。
続きまして、(3)のほうの防災食育センターについて伺ってまいりたいと思います。我が会派創進では、先月に東京都の福生市の防災食育センターに視察研修に行ってまいりました。そこは防災倉庫と避難所、学校給食センターが合体した施設であり、ここ印西市では給食センターは今後どのように考えていくのかという部分について伺ってまいりたいと思います。
まずは、防災食育センターについて、考えを伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
給食センターにおける防災への取組でございますが、近年の多発する自然災害などに対しまして、給食センターの機能を生かした対応は必要であると認識しております。しかしながら、災害時に対応するためには、電気、ガス、水道、備蓄倉庫などの非常用設備の整備が必要であると考えますので、今後防災課とも連携して、先進自治体の事例について情報収集を行うなど、調査研究してまいりたいと考えているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
福生市の防災教育センターでは、今の答弁にありました内容も含めてちょっと話をさせていただきますと、食育施設として、当然のことながら学校給食機能と食育学習機能がありました。一方、防災施設といいますと、停電時を想定して、プロパンガスで稼動する非常用発電機を備えており、ガスは通常都市ガスを使用しておりますが、災害時はプロパンガスを使用し、変換器を通して使用できるようになっているとのことです。また、断水時においては100トンの水の受水槽を設置しており、これで電気、ガス、水道は使用可能となります。そして、避難所施設としては会議室やホール部分、コスモス基地にも上から調理場見るところあるのですけれども、あのホール部分等を避難所といたしまして、こちら福生市の防災食育センターでは約310名の方々が避難ができる避難所として利用可能であるということでございました。屋外においても駐車場部分を使用してのマンホールトイレを設置したり、エアテントでの避難所と、駐車場にですね、エアテントでの避難場所になるということで、ということにも使用されるとのことでございました。そして、何よりも災害時の対応ですけれども、災害時の応急給食として応急用の備蓄米と、みそ汁用の乾燥具材を備蓄されており、また災害避難所へ持っていくためのおにぎりの形成機も配備するという施設でありました。おにぎり形成機ですから、自動的に御飯を入れると三角に握ってビニールで、コンビニのビニールのようにパックされる機械がありまして、それもセットされているということでございます。また、こちらの防災食育センターは総工費も補助金を活用するなどして、本当に工夫された食育センターでありました。印西市もそういった補助金をうまく上手に利用することですばらしい機能ができるのではないかなというふうに考えますので、ちょっとご案内をさせていただいたものでございます。
そこで伺いたいと思いますけれども、牧の原学校給食センターや印旛学校給食センター、この後更新工事の時期が来ると思いますが、今後防災食育センター方式にしていく方向で考えるべきと私は思うのですが、市の考え方はどうかについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
給食センターを将来更新する際には、防災機能を備えた給食センターにすることも一つの手法であると考えているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。ぜひ、こんな自然災害が多く発生している時期でございますので、その辺についても検討の一つとして考えていただけたらなというふうに思います。
続きまして、(4)のほうに移りますけれども、やはり行政の考え方でいろいろな方向に進んでいくものだと思いますけれども、印西市として、学校給食事業のこれからということで、(4)の今後の対応について、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
牧の原学校給食センター及び印旛学校給食センターは、ともに開設後20年以上経過しておりますので、令和2年度の牧の原学校給食センターの改修工事を含め計画的な改修等の工事を実施しなければならないと考えているところでございます。また、今後の児童生徒数の増や衛生基準への対応など、長期的な対応といたしまして学校給食センターの整備基本計画を改定いたしまして、安全、安心な学校給食の提供を進めてまいりたいと考えているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
では、給食関係の最後の質問となりますけれども、印西市として給食とは何か、これについてはどのような見解を持って給食を提供しているのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
学校給食は、適切な栄養の摂取による健康の保持、増進を図り、食に関する理解や関心を高め、食生活を改善し、豊かな人間形成のために寄与するものであると認識しているところでございます。学校給食を実施するに当たりましては、学校給食法に基づきまして、給食の実施基準、衛生管理基準の維持及び食に関する指導の推進、定期的な施設及び設備の更新等を行いながら、常に安全、安心な給食の提供に心がけているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。印西市として、取りあえず出しておけばいいというような感覚ではないということを理解しましたので、これからも常に安心、安全な給食提供にぜひ心がけていただきたいと思います。
続きましては、大きい3番のほうの救命指導、AEDの普及と実施率の向上について、こちらについて伺ってまいりたいと思いますけれども、小・中学生がAEDについて学習する機会や救命率向上となる学習をすることが増加傾向にありますけれども、今後印西市としての取組について伺ってまいりたいと思います。
(1)、AED設置の問題点について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
伊藤教育部長。

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
現在、市内の小・中学校のAEDにつきましては、管理面を考慮いたしまして、学校の授業時間内及び学校体育施設の開放利用団体が活動している時間に使用できるよう、体育館などの屋内に設置しておりまして、早朝や夜間、休日など学校が開いていない時間帯はAEDを使用できない状態となっているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。学校施設に設置されているAEDは使用できないことは分かっていますし、またほかの部署でコンビニ等に今設置しているのも分かりますが、台数的にはまだまだ足りないとは思いますけれども、設置されているのだなというふうには考えております。
続きまして、(2)のほうに入りますけれども、このAEDを含む救命指導、講習の在り方についてこれから入っていきたいと思いますので、そちらの救命指導、講習の在り方について伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
大木教育長。

◎教育長(大木弘) お答えいたします。
新しい学習指導要領の中学校保健体育科保健分野において、心肺蘇生法や包帯法、止血法について、実習を通して応急手当てができるようにすることが示されておりまして、各中学校では技能としての実技指導を行うことが必須となります。教育委員会といたしましては、実技指導を行うときには、保健体育科教員に加え、養護教諭とのチームティーチングや、消防、医療等関係機関のゲストティーチャーを招くなど、指導の充実に向けた工夫が必要になると考えているところでございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。「広報いんざい」でも1月1日号で掲載をされておりましたけれども、本埜小学校の6年生と、その後、本埜中学校の1年生が各学校において日本医科大学千葉北総病院の医師と印西地区消防組合の救命士の指導員の下、プッシュコースというAEDを用いたAEDの講習を授業を受けております。両校とも私それぞれ見学をさせていただきましたけれども、こちらは動画を見ながら学習するといった形で、本当によい勉強だったのかなというふうに見受けられます。教育委員会の職員も、それと市内のただいま教育長のほうから答弁ありました各学校の養護教員の先生も来られておりまして、本当に良い体験学習だったなというふうに私は見ておりました。
そこで伺いたいと思いますけれども、AEDの指導は、教職員の先生方の指導が良いのか、または今申し上げたような病院の医師や看護師、そして消防の救命士という外部講師の指導が望ましいのか、これについてどのように考えているか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
大木教育長。

◎教育長(大木弘) AEDの指導ということで、子供への指導ということでお答えさせていただきます。
まず、学校の授業は教員免許状を有する教員が行うものということがまず大前提でございますが、中学校における心肺蘇生法の実技指導が令和3年度より初めて必須となりますことから、実施の初期段階におきましては外部講師を招聘して指導の充実につなげ、徐々に教職員の指導へと移行していくことを考えているところでございます。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。学校の先生方が皆さん指導員講習を受けていただきまして、指導員という資格を取って、それで指導していただくことが本当に外部講師、ゲストの都合に合わせることなく学校の進め方でできると思いますので、ぜひ来年度、令和3年度からの指導要領に加わってきますので、よくご検討いただけたらなと思います。
続きまして、(3)のほうに移りますけれども、人は突然心肺停止になることもあります。心疾患により1年間で7万人もの方が亡くなると言われて、心臓停止状態、心肺停止状態になるというふうに言われておりますけれども、病気発症ということでもありますけれども、そのときそばにいる人が即対応することで社会復帰につながるものだと思います。
そこで伺いたいと思いますけれども、(3)、児童生徒の命を守るための指導について、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
大木教育長。

◎教育長(大木弘) お答えいたします。
教職員に対してのAEDの実技研修につきましては、毎年全小・中学校で実施をし、事故が発生した際に迅速な判断と適切な対応ができるように備えているところでございます。なお、児童生徒につきましては、現段階で小学校18校のうち5校、中学校9校のうち6校でAEDの使用を含めた1次救命処置について学習をしたところでございます。
以上でございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
このAED、消防が行う救命講習と、病院が、日医大ですね、日本医科大学千葉北総病院が行うプッシュコースでは、内容的には両方ともAEDを用いた学習ではありますが、市の方向性としてはどちらが望ましいか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
大木教育長。

◎教育長(大木弘) お答えいたします。
どちらが望ましいかということは一概に申し上げられないことでございますが、日程調整や使用教材等の状況、条件を鑑みますと、教職員に対しての実技研修は消防機関に、生徒に対しての実技指導については医療機関に講師を依頼することがそれぞれ学習効果が高いのではないかなというふうに考えているところでございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
この学習要領、今後はどうするのかという部分になりますけれども、(4)の今後の対応について、印西市としての見解を伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
大木教育長。

◎教育長(大木弘) お答えいたします。
教育委員会といたしまして、指導資料や実技講習会、消防、医療等関係機関のゲストティーチャーに関する情報を収集するとともに、各学校への情報提供に努め、指導の充実につなげていく考えでございます。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
この対応について今ご答弁いただきましたけれども、教材として訓練用の人形、皆さん、AEDの講習、救急講習を受けたことがある方はご存じかと思うのですけれども、いわゆる訓練人形がありますが、その人形と、プッシュコースはシートに絵が描いてあって、押すと音が鳴るような、心臓部分に三角の押すと音が鳴るものを置いて心臓マッサージのトレーニングをする機械があるのですけれども、訓練用人形とプッシュコース用のキット、どちらを選定して教材として使うのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
大木教育長。

◎教育長(大木弘) お答えいたします。
生徒を対象とした実技指導については、先ほど申しましたように医療機関へ依頼することが効果的であると考えておりますから、必要な場合にはプッシュコース用のキットを選定するものと考えているところでございます。

○議長(板橋睦)
 残り時間を考慮の上、質問を行ってください。
7番、小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。
この使用教材の購入について、教育委員会としての今検討しているスケジュールというのはどういうふうになっているのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦)
大木教育長。

◎教育長(大木弘) お答えいたします。
関係医療機関によりますと、ある程度の人数を指導するだけのキットは貸出しすることができるとのお話を伺ってございまして、現時点で教材購入予定はございません。

○議長(板橋睦)
小川利彦議員。

◆小川利彦
分かりました。私もその講習のときに日医大のドクター、医師の方とちょっとお話をさせてもらいましたら、100セットぐらいは貸出しができるよということですので、2人1組となったとしても200人が同時にできるくらいの貸出しはできますということもおっしゃっておりましたので、ぜひそういった部分を活用することもご検討いただけたらなというふうに考えております。
それでは、このAEDのほうの質問について、最後の質問をさせていただきますけれども、今度、令和3年度からの新学習指導要領において救急救命の指導というところが必須科目ということで入ってきますけれども、救急救命の実技指導については、生徒に対しどのような力を身につけさせたいと考えているのか、これ印西市の教育委員会の見解を伺いまして私の一般質問を終了させていただきます。

○議長(板橋睦)
大木教育長。

◎教育長(大木弘) お答えいたします。
限られた授業時間での実技指導になりますことから、学習したことがスキルとして確実に身につき、即実践に結びつくものとは考えてございません。心肺蘇生やAEDの知識が少しでも定着し、命の大切さや共助の精神を考え、いざというときに何らかの行動を起こすことのできる力を子供たちには身につけさせたいと考えているところでございます。
以上でございます。