令和元年 第2回定例会(6月定例会)- 06月13日

令和元年 第2回定例会(6月定例会)- 06月13日

◆小川利彦 
皆さん、こんにちは。令和元年第2回定例会での一般質問でのトリを務めさせていただきます。議席番号7番、小川利彦でございます。改選後初の一般質問となり、この場において一般質問を行うチャンスをいただきましたことに感謝をするとともに、何よりも小さな声にも耳を傾け、目を注がせていただきまして、問題解決に向けて一生懸命取り組ませていただきたいと考えます。そして、一般質問も4日目となり、質問が重複していることから答弁も出尽くした感もございますけれども、板倉市長初め、執行部の職員の皆様方にも、もう少しのお時間でございますので、おつき合いをお願いしたいと思います。
  それでは、印西市議会会議規則第62条に基づき、議長の許可をいただきましたので、通告に基づきまして一般質問を行います。大きい1番、公共施設について。市内の公共施設の状況を見ますと老朽化をしており、修繕工事が必要な建物が見受けられ、また地域によっては新たな公共施設が必要であるという地域もあると伺っております。また、利用者減による再編という話も伺っておりますが、市の計画を含めて今後について伺いたいと思います。
  (1)、公共施設等総合管理計画は絶対的なものなのか。これは、市としての計画であり、変更することは難しいと思います。しかし、市民のための公共施設でありますから、計画というものだけでは片づけることができないものと思います。このことについての市の考え方を伺います。
  (2)、閉校となった学校施設について。これは、市内の3つの小学校の校舎についてとなります。先日の軍司議員の質問、答弁で理解した部分もございますけれども、今後の利活用について伺いたいと思います。
  (3)、地域の実情把握について。これは、地域の方々との意見交換を実施しているのかということを伺います。
  (4)、今後の公共施設のあり方について。これは、まず印西市の見解を伺いたいと思います。
  大きい2番、公共交通について。ふれあいバスや本埜地区のスワン号の実証運行が始まり、半年が経過する状況で、どのような状況となっているか。また、今後の検討課題という部分について伺ってまいりたいと思います。
  (1)、ふれあいバススワン号の利用状況について。これは、利用者の実績を伺いたいと思います。
  (2)、周知の対策について。これは、広報やホームページではない周知活動をされているという情報がありましたので、その活動について伺いたいと思います。
  (3)、スワン号の予約方法について。これは、現行は電話予約のみということだと思います。そのように認識しておりますが、それ以外に何かないものかということについて伺いたいと思います。
  (4)、スワン号の朝夕定時運行からフルデマンドの検討について。これは、実証運行期間中であることからさまざまな運行スタイルを検討されていることだと思いますけれども、利用者にとってよりよい運行スタイルはどういうものなのかということについて伺いたいと思います。
  (5)、今後の公共交通施策について。まずは、印西市としての基本的な考え方を伺いたいと思います。
  大きい3番、農地について。市内の耕作していない農地が多々見受けられるようになり、隣接農地や近隣住民とのトラブルの原因となっていることも伺っており、農地法に基づいて適正に管理されることがよいのですが、農地の管理ができない状況となっている現状を自治体として対応することについて伺ってまいります。
  (1)、耕作放棄地、遊休農地対策について。これは、これらの農地が発生しつつある状況であり、印西市としての対応について伺ってまいります。
  (2)、発送文書の効果について。こちらは、きょう現在でも雑草が繁茂している農地があり、先ほど申し上げましたけれども、隣接している農地の所有者とのトラブルも聞こえておりますので、農業委員会事務局としての対応について伺ってまいりたいと思います。
  (3)、所有者不明の農地の現状について。これは、発送文書で対応が見られない農地は、実は所有者不明の農地なのではという観点で伺いたいと思います。
  (4)、今後の課題について。これにつきましては、農地法では個人の農地は個人で管理することと明記されておりますし、理解もしております。しかし、現状はどうか。印西市としての考え方を伺いたいと思います。
  以上で私の最初の質問を終了させていただきます。簡潔で明快な答弁をお願い申し上げまして、最初の質問を終了させていただきます。

○議長(板橋睦) 板倉市長
    〔市長、登壇〕

◎市長(板倉正直) 小川利彦議員の個人質問に対し、答弁をいたします。1の(4)については私から、その他については担当部長及び事務局長から答弁をいたします。
1の(4)についてお答えをいたします。本市におきましては、将来の人口減少や少子高齢化の進行等に伴う厳しい財政状況により、今ある公共施設の全てを維持することは困難になると予想されますことから、印西市公共施設等総合管理計画に基づき、施設保有量の縮減に取り組むこととしております。このような状況を踏まえまして、今後の公共施設につきましては既存施設の集約化や複合化とともに、社会情勢の変化等に対応した機能の転用なども検討する必要が生じるものと考えております。また、新たな施設の整備につきましても施設総量や管理運営コストなどに留意しつつ、経営的な視点を持って必要性を十分に検討していくべきものと考えております。
私からは以上でございます。

○議長(板橋睦) 酒井企画財政部長
    〔企画財政部長、登壇〕

◎企画財政部長(酒井和広) 
1の(1)についてお答えいたします。
本市におきましては、将来予想される厳しい財政状況を見据え、公共施設等総合管理計画を策定し、施設保有量の縮減に取り組むこととしております。市といたしましては、今後も適切な市民サービスを提供するため、総合管理計画で定めた考えた方のもと、引き続き公共施設マネジメントを推進してまいりたいと考えております。
次に、2の(1)についてお答えいたします。初めに、ふれあいバスの利用状況でございますが、平成29年度は24万6,424人、平成30年度は25万4,248人の利用がございました。また、スワン号につきましては平成30年12月から平成31年3月までの利用者数は164人という状況でございます。
次に、(2)についてお答えいたします。スワン号の周知につきましては、現在対象地域の高齢者クラブや地域の会合に職員が参加し、利用促進のための周知活動を行っているところでございます。
次に、(3)についてお答えいたします。スワン号のデマンド運行の予約方法につきましては、電話による予約方法となっております。
次に、(4)についてお答えいたします。4月に担当職員が本埜地区の高齢者クラブの会合に出席させていただき、スワン号運行地区の皆様にご意見を伺ったところ、定時定路線での運行について要望が多くございました。ご質問のフルデマンドにつきましては、現状の利用状況や費用対効果も考慮しながら地域公共交通会議の中で話し合ってまいりたいと考えております。
次に、(5)についてお答えいたします。現在印西市の公共交通に関する基本的な計画となります印西市地域公共交通網形成計画の策定に着手したところでございますので、この中で検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長
    〔教育部長、登壇〕

◎教育部長(伊藤哲之) 1の(2)についてお答えいたします。
閉校となっている3つの小学校のうち、永治小学校の跡地等につきましては現在資産経営課と連携してサウンディング調査を実施しているところでございます。また、宗像小学校と本埜第二小学校の跡地等につきましては、これまでの地域の皆様との話し合いの経緯なども踏まえ、教育委員会において現在その活用の可能性を検討しているところでございます。
次に、(3)についてお答えいたします。閉校となっている学校につきましては、地域の皆様のご意見も伺いながら実情把握に努めてまいりたいと考えております。
以上です。

○議長(板橋睦) 髙橋環境経済部長
    〔環境経済部長、登壇〕
環境経済部長(髙橋政勝)
◎環境経済部長(髙橋政勝) 3の(1)についてお答えいたします。
耕作放棄地、遊休農地の防止対策といたしまして、耕作を続けていけず農地管理が難しい方には、主なものとして農地を貸したい方と借りたい方をつなぐ農地中間管理事業による支援を行っているところでございます。また、各種補助金交付事業を活用して耕作放棄地の再生作業等に取り組む方への働きかけを行っているところでございます。
次に、(4)についてお答えいたします。農業従事者が高齢化し、また後継者がいないなどにより農地を管理していくことが難しいという方が今後ますます増加していくことが課題であると考えております。

○議長(板橋睦) 渡邊農業委員会事務局長
    〔農業委員会事務局長、登壇〕
農業委員会事務局長(渡邊文秀)
◎農業委員会事務局長(渡邊文秀) 3の(2)についてお答えいたします。
農地パトロールにより管理されていない農地があった場合には、農業委員や農地利用最適化推進委員より農地の利用状況を確認した上、農地法に基づき所有者に対して適正に管理いただけるよう通知しているところでございます。平成30年度では14件の通知をいたしまして、おおむね対応いただいたものと考えております。
次に、(3)についてお答えいたします。農業委員会では、農地法に基づき農地情報及び農家情報を農地台帳としてデータ管理しております。また、情報の正確性を図るため、毎年6月に新たな情報を関係課の協力のもと、データ更新業務を行っておりますので、農業委員会が把握する農地台帳においては所有者不明の農地はございません。
以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
ただいま最初の質問の答弁をいただきましたので、これよりは一問一答方式にて再質問を行わせていただきます。
まずは、大きい1番の公共施設についての(1)となりますが、印西市としての考え方を伺いましたので、こちらについては再質問は行いません。
続きまして、(2)の閉校となった学校施設についてということで再質問等をさせていただきますけれども、近隣自治体の閉校した学校では、成田市では宿泊施設、栄町では県立特別支援学校と、それぞれの自治体で利活用がなされていることは以前にもこの場で発言させていただきましたけれども、印西市ではその後どのような利活用するかという検討をされたのか、その結果も含めまして再質問をさせていただきたいと思います。
それでは伺います。学校跡地の利活用について、他市などの近隣自治体の事例などを参考に研究はしておりますでしょうか、伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
お話しのように、成田市につきましてはサウンディング調査によりまして、民間事業者が活用いたしまして、また栄町につきましては千葉県立栄特別支援学校として活用されていることは承知しているところでございます。学校跡地の利活用につきましては、繰り返しとなりますが、印西市公共施設跡地等活用方針にのっとりまして進めてまいりたいと考えているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。
続きまして、私の地元であり、母校でもありました閉校となった学校施設の使用に関して再質問となりますけれども、(2)のほうです。通常避難場所というのは、学校となれば体育館のみとされておりますけれども、以前の一般質問において私は常総市の水害時の避難所の実例を申し上げさせていただきました。またここでちょっと改めて申し上げさせていただきますと、体育館も校庭も普通教室も特別教室も全て使用されておりました。先日の藤江議員の質問でも触れられておりましたけれども、校舎の普通教室も特別教室も避難所になるものだと思います。今質問しております校舎は閉校した校舎のことでありますから、授業にも影響がないものかと私は考えております。そこで伺います。閉校となった旧本埜第二小学校についても災害時などの緊急時避難場所として指定しておりますけれども、教室についても避難場所としては使用できるのか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
旧本埜第二小学校の教室を避難場所として使用することということは、現在のところは可能であるというところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。もしそういうときがあったら使えるようにしていただければと思います。使用することができることはわかりました。小さなお子さんや女性、とにかくプライバシーを守らなければならないということもあるかと思います。電気が通電されていれば各教室でエアコンを使用することもできますから、避難所生活となっても苦痛とはならないかもしれません。本当は、避難所は開設されないことが一番なのですけれども。
続きまして、伺いたいと思いますが、(3)番、地域の実情把握について再質問となります。今使用しなくなった校庭は、メンテナンスしていかなければ草だらけになってしまう可能性があります。きょうみたいに、外を見ていただきますとわかるように、きのうまで雨が降っていて湿気があり、きょうはこのように暑いとなると、まさに雑草にとっては本当に絶好の環境であるというふうに思います。もう本当にこの小学校の校庭も草も伸び放題になってしまうのかなというふうに感じておりまして、それらについてちょっと伺いたいと思いますけれども、旧本埜第二小学校の校庭などの跡地の管理はどのようになっているのでしょうか、伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
旧本埜第二小学校につきましては、4月中旬に本埜第二小学校を考える会のほうから校庭など校舎敷地内の除草作業をボランティアで実施したいとのお話をいただきましたので、5月から定期的に作業をしていただいているところでございます。
以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
この議場内にも草刈りのプロの方がいらっしゃいますけれども、ボランティアをされている方々は、こちらは農作業のプロの方々でありますから、除草作業なんかは本当にお手の物だと思います。ボランティアと申しましても、教育委員会のフォローは絶対必要だと思いますので、その部分についてもしっかりと対応していただけたらと思います。
続きまして伺いたいと思いますけれども、きのうの軍司議員が宗像小学校の体育館などの跡地活用について地元の意見を反映させるのかという質問をされておりまして、私といたしましても母校の本埜第二小学校について同じ質問をさせていただきたいと思います。伺いたいと思いますが、いかがでしょうか。

○議長(板橋睦) 伊藤教育部長

◎教育部長(伊藤哲之) お答えいたします。
本埜第二小学校の体育館などの活用につきましても、教育部といたしましては地元の方々のご意見を伺いながら進めてまいりたいと、このように考えております。
以上です。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。
続きまして、(4)のほうの今後の公共施設のあり方への再質問とさせていただきたいと思いますけれども、将来予想される厳しい財政状況等々のことから、将来予測からの歳出削減という観点で施設保有量の縮減に取り組むという答弁がありました。幾つか私なりにちょっと考え方を述べさせていただきますと、時間的に余裕のある世代の方々が施設利用者の増となること、今後数年間は市税の収入増が見込まれること、防災面での避難施設となること、これらの観点からすると、私の見解ですけれども、ただ解体するということにはならないのではないかなというふうに考えます。きのうの答弁の中にもありましたが、学校校舎は47年、自治体の縛りですと50年、鉄筋コンクリート建築物は60年とも言われております。これは、改修工事が必要とされる年数をただ今申し上げたところですけれども、この年数で壊れるということはないものの、法律や条例の範囲内であれば柔軟な対応という考えはないものかということでございます。
そこで伺いたいと思います。予算的なことのみで公共施設を廃止または統合していくものなのでしょうか。これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 酒井企画財政部長

◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
本市の公共施設等総合管理計画では、施設の統合や廃止の推進方針といたしまして、老朽化し、更新時期を迎える施設、市民ニーズの変化等により利用が見込めない施設、借地を利用している施設などにつきましては原則として統廃合を検討することとしておりますことから、この方針に基づきまして施設保有量の縮減に取り組むことが必要であると認識しております。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
ちょっと寂しい感じもございますが、わかりました。
旧本埜第二小学校に併設しておりました本埜学校給食センターが解体され、今現在では更地となっております。次は校舎だ、体育館などが解体されてしまうのではというようなうわさ話がひとり歩きしていることもございます。まだまだ使用できる校舎であり、エアコンも設置されておりますので、何かしらの利活用ということで使用していただけたらなと考えております。
続きましては、2番のほうの公共交通のほうについて入りますけれども、(1)のふれあいバススワン号の利用状況について、(2)、周知の対策について、(3)、スワン号の予約方法についてにつきましては、これ以上深掘りはちょっと難しいと考えまして、再質問は行いません。
次に、(4)のスワン号の朝夕定時運行からフルデマンドの検討についての部分の再質問となりますけれども、私が聞いております状況と先ほどの答弁の内容に若干違いがあり、私的にちょっと驚いている状況ではありますけれども、定時運行やフルデマンド運行という両面の要望があるというのが理解できました。地域公共交通会議においてご検討いただきたいと思いますけれども、以前に市長、そして担当部長、担当課長、担当職員さんと私はスワン号に同乗させていただきまして、栄町まで往復乗車させていただいたときに感じたのは、地元だからわかるのですけれども、距離の割に時間がかかっているなというふうに感じました。そこで、伺いますけれども、スワン号の定時定路線型の運行時間は実際どのくらいかかっているのか伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 酒井企画財政部長

◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
旧本埜第二小学校から安食駅経由北総栄病院間では約45分、北総栄病院から安食駅経由小林駅間では35分ほどの時間がかかっている状況でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。この時間の長さというものが利用者増にならない要因ではないかなと私は考えます。私が言うまでもなくさまざまな検討されていると思いますし、このスワン号は印西市内の一部と栄町をつなぐ交通手段でありまして、その印西市内の一部の場所には本埜支所という重要性の高い施設があるのになぜ走らないのかという疑問もあるのですけれども、そこでちょっと伺いたいと思いますけれども、利用しやすい公共交通とするには現在の運行の見直し、改善が必要と考えます。ルートや時間、例えば起点を本埜支所とし、利用のないようなバス停は考えるなどして運行時間の短縮を試みてはどうかなと思うのですが、いかがでしょうか。

○議長(板橋睦) 酒井企画財政部長

◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
バス交通に対します意見等につきましては、職員が高齢者クラブや地域の会合に参加させていただきまして、さまざまなご意見をいただいているところでございます。ただいま議員からご指摘の点等も踏まえまして、今後につきましては、予定しております市民アンケート調査等によりましてさらに意見等を集約いたしまして、地域公共交通会議の中で研究、検討してまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。ぜひよりよい方向にご検討いただきたいと思います。
続きまして、(5)の今後の公共交通施策についての再質問となります。これまでの答弁で公共交通施策は市役所だけでは決定できないことは理解しております。市民や利用者の声というのを反映できないものかと考えているところではございますけれども、そこで伺いたいと思いますが、地域の公共交通網形成計画の策定作業に着手していると答弁がありましたけれども、市としてはどのように考えているかを伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 酒井企画財政部長

◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
今後、地域公共交通網形成計画を策定していく中でアンケート調査等の実施を予定しておりますことから、これらを踏まえまして地域公共交通会議の中で印西市に望ましい公共交通につきまして検討してまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。
では次、もう一点、今後の公共交通政策のところの再質問ですけれども、ちょっと私地元なので、スワン号に限定した質問をさせていただきますけれども、スワン号はやっぱり利用者は少ないかもしれません。でも、地域にとっては本当に必要である方もいらっしゃいます。それに乗って病院に行かれている方も近所の方でいて、よかったよというふうに言っていただいているその数少ない利用者の中の一人かもしれませんけれども、とにかく必要な方はやっぱり必要だというふうに認識していて、時間もかかっているということも言っているのですけれども、スワン号については、本当に何度も言いますけれども、利用者は少ないかもしれませんが、地域には必要なものであると私は考えております。印西市としてはどのように考えているか伺いたいと思います。位置づけについてお願いいたします。

○議長(板橋睦) 酒井企画財政部長

◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
スワン号の実証運行につきましては、人口が点在する交通不便地域での運行でございますことから、現在のところ利用者数は少ない状況ではございます。しかしながら、ある程度の利用者数の確保は必要でないかと考えておりますことから、先ほど議員にご指摘いただきましたような起点の変更ですとか、そういったルートの改善も検討しながら地域の皆様の足となれるよう努めてまいりたいと考えております。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
ぜひ利用者増となって、皆さんに愛されるような、そんな公共交通となるようなバスにしていただけたらなと思います。
続きましては、大きい3番の農地についてのほうに入らせていただきます。(1)の耕作放棄地、遊休農地対策についての質問は、再質問はありません。
(2)のほうから入らせていただきます。(2)の発送文書の効果についての再質問に入らせていただきますけれども、先ほどの答弁では、おおむね対応していただいているものと答弁がありました。しかし、現状農地はどうでしょうか。そこで伺いたいと思います。通知後の適正管理は全て行っていただいているのかということを伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 渡邊農業委員会事務局長

◎農業委員会事務局長(渡邊文秀) お答えいたします。
通知した所有者の中には、高齢や後継者が不在などの理由から対応いただけない方もございますが、その場合には現地の状況や時期を見きわめて改めて通知をしております。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。引き続き粘り強く注視をしていただけたらなと思います。
続きまして、(3)のほうの所有者不明の農地の現状についての再質問となりますが、今の答弁の中で現地の状況や時期を見きわめて改めて通知をしておりますということで、通知文出しても対応いただけない場合というのはそこのうちは留守だったりするわけで、当然なのですけれども、名義が先々代であったままだとか先代だったり、私が孫で本当は私の名義になっていなければいけないのに先々代のままだったとか、そういったことで実はその孫は全然違うところに住んでいたりということで、実際はどうなっているかわからないというのも多分役所でも把握し切れていない部分があると思います。実は、これ地域の人に聞いてもやっぱりそういう言葉が聞かれました。あそこのうちの孫のはずなのだけれども、今どこに住んでいるかわからないのだよねというような意見も、この質問通告した後いろんな方に聞いたらあったものですから、やはりそうなのだろうなというふうに感じているものもあるのですけれども、ちょっと再質問させていただきますけれども、印西市の農業委員会として相続が済んでいない農地はどのように扱われているか、これについて伺いたいと思います。

○議長(板橋睦) 渡邊農業委員会事務局長

◎農業委員会事務局長(渡邊文秀) お答えいたします。
相続が完了していない農地があった場合には、相続が完了するまでの間は連絡が可能な方の確認に努めるとともに、手続完了後は農業委員会に届け出いただくようお願いすることとなります。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
わかりました。個人の問題であり、農業委員会の事務局さんとしても強制力を持った対応は難しいということは認識しました。本当に地域で農業をやっている人がちゃんと事務局届けろよとか、そういう紙で回してもなかなか読んでもらえない、目が見えない、前にも話したと思うのですけれども、そういった方々が相続、書きかえとかやっていないわけですから、推進委員さんとかにちょっとお話をしていただくとか、そんな形で人と人の対話で農業委員会さんのほうにちゃんと手続をしてくださいというような、そういった話もしていただけるように、情報をもらうのもそうかもしれないですけれども、逆に情報提供するというのも一つの手かなというふうに私は考えますので、ぜひその辺も含めてご検討いただけたらなと思います。
(4)の今後の課題についてのほうに再質問等させていただきますが、これも私以前より言われておりますが、私もそう思っているのですけれども、農家も人手不足の悩みが押し寄せております。後継者不足、担い手不足と言われている状況で、農業従事者の高齢化も深刻化しております。そうしますと、農家が離農していく現状となり、農地が荒れ果て、小動物やイノシシの楽園となってしまうことも考えられます。そこで、伺いたいと思います。今後農地の管理が厳しくなってくる方々が増加するとのことでありますが、その対応については印西市としては今後どのように対応していくのかを伺います。お願いします。

○議長(板橋睦) 髙橋環境経済部長

◎環境経済部長(髙橋政勝) お答えいたします。
市といたしましては、現在作成しております人・農地プランの実質化に向け、各地域における農地利用の意向を把握するとともに、後継者の確保状況等を落とし込んだ地図を作成し、地域の話し合いを深めることによって農地の集積、集約化を加速化させてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。

○議長(板橋睦) 小川利彦議員

◆小川利彦
先ほどもちょっと話しましたけれども、本当に農業を営む方々が高齢化を迎えて、なかなかそういうのにちょっと疎い方々もいらっしゃいます。ぜひできる範囲で、行政が農業にかかわれる範囲でかかわっていただいて農業を盛り上げていただき、そしてまた耕作放棄地のないような、そんな印西市の農地になっていただくことを願いまして私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。

○議長(板橋睦) これで小川利彦議員の個人質問を終わります。
自席にお戻りください。
これで個人質問を終わります。