平成30年 第3回定例会(9月定例会)-09月04日

平成30年 第3回定例会(9月定例会)-09月04日

◆小川利彦
皆さん、おはようございます。議席番号3番、小川利彦でございます。
まずは、会派代表質問の機会を与えてくださいました会派の諸先輩方に感謝を申し上げたいと思います。また、本日は両手に花というスタイルとなっておりまして、私なりにさらに緊張している状態でございます。
また、本日は台風の影響が出るような予報も出ております。自然災害が発生するおそれがありますが、被害が出ないことが一番ですけれども、被害が出たといたしましても最小限となることを望むものでございます。そしてまた、まさに今は実りの秋を迎えておりますことから、そちらの面からしても被害がないことを願うものであります。
それでは、質問に移りたいと思います。印西市議会会議規則第62条の規定に基づき、議長の許可を得ましたので、通告に従いまして会派代表質問を一問一答方式にて始めさせていただきます。
まず初めに、大きい1番に入ります。1番、シティプロモーションについて伺ってまいります。昨日もシティプロモーションの質問があり、重複しないように努めてまいりたいと考えます。
市役所内にシティプロモーション課が新設され、シティセールスに力を入れ、定期的な各種イベントにも出席していることは承知しております。そこで、印西市の担当課としての考え方や、4月より約半年経過しての実績及び今後について伺ってまいりたいと思います。
(1)、印西市主体の事業について伺います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
本年度実施を予定しております事業といたしましては、プロモーションコマーシャルの作成、イルミネーション、イルミライINZAIの実施、人口10万人突破記念オリジナル年賀状の作成のほか、柏レイソルホームタウンデーや大井競馬場コスモス賞で市のPR等を行っていく予定でございます。
以上です。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
印西市内外での大枠でのPRについては理解ができました。
続きまして、(2)のほうに入りますけれども、現在ここ印西市に居住されている方々への対応という部分になりますけれども、現在市民への愛着度向上についてはどうなのか、どのように考えているかを伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
市民の皆様の市に対する愛着度の向上は、定住の促進を図ることができるものと考えております。このようなことから、市民の皆様の愛着度向上が図られるよう、いんざいふるさとまつりやイルミライINZAIを実施してまいりたいと、こう考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
祭り事やイルミネーションということを理解できました。
旧地区は人口が少ないので仕方ないことかもしれませんが、全てのイベントがニュータウン地区に集中していることが判明したところで、市民の方の声を少しだけちょっとご紹介させていただきますが、「ニュータウンばかりでやっていて、こっちのほうのものは知らないよ、またはやっていることすら知っている者はいないよ」といった、ご高齢の方を中心としたこういったご意見を伺う機会がありました。個人的には、そうなのかなという、広報とか読んでいないのかなというふうには思ったのですけれども、そういう意見もあったということでご承知おきいただければなと思います。
こういうことも踏まえて再質問といたしますけれども、イベントが千葉ニュータウン地区に集中していることから、市内全域への周知方法についてはどのようになっているのか伺ってまいりたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
周知方法についてでございますが、広報紙やホームページのほか、チラシやポスターも活用して周知に努めてまいりたいと思っております。それとともに、各報道機関への発表や民間の情報誌への掲載依頼など、広く情報を発信してまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。さまざまなツールを使用して周知徹底していただきたいと考えます。
イベントの周知徹底はもちろんのことなのですが、印西市の物品といった部分について今度は入っていきたいと考えます。これぞ印西市というような物品を製作する考えは、印西市としてどうかについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
市といたしましては、マスコットキャラクターいんザイ君を活用いたしましたグッズの製作、販売をしてまいりたいと、こう考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。市民の方より伺った話をちょっとご紹介させていただきますけれども、いんザイ君のポロシャツ、職員さんも着ております。私も着ておりますけれども、いんザイ君のポロシャツはどこで買えるのかや、いんザイ君のピンバッジはどこで販売しているのかといったことも耳にしております。ぜひこれを商品として市民の方、市外の方にも購入できるような体制整備といったこともあわせてご検討いただけたらということを申し添えさせていただきます。
さて、市内の方々へのPRも大事なことではありますけれども、市外の方々へのPRについてはどうされているのかという部分について伺ってまいりたいと思います。
(3)、市外へのPRについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
市外で開催されますイベントにおきまして、印西市の魅力を伝えるPR活動につきましても重要であると考えておりまして、11月10日に開催されます柏レイソルホームタウンデーや11月16日に開催されます大井競馬場コスモス賞で広く印西市をPRしてまいりたいと、こう考えております。また、マスコットキャラクターいんザイ君を活用いたしまして、4月22日には千葉こどもの国ご当地キャラクター大運動会、8月11日には筑波山がまレースといった市外で開催されましたイベントにも積極的に参加をしているところでございます。
今後の予定といたしましては、10月21日にアクアラインマラソン、11月24日に世界キャラクターサミットin羽生への参加を予定しておりまして、引き続き市外でのPRも積極的に行ってまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
市外への積極的な外交活動されているということがわかりました。
しかし、数多くのイベントに参加されましても、1回のメディアに出演しますと、数多くのイベント出場よりもはるかにPRができるかと思います。私は、そう考えております。そこで質問させていただきますけれども、いんザイ君のテレビ出演についてはどうでしょうか。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
昨年度、千葉テレビの「ダイヤモンドコレクション」や「ちばキャラ運動会」「市町村街かどクイズ」に出演させていただいておるところでございます。今後も機会がございましたら積極的に出演してまいりたいと、こう考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ぜひ引き続きそういった営業活動をしていただけたらと思います。また、CMやドラマ等の撮影で印西市内も最近はよく撮影場所となっていることもございますので、いんザイ君をひょっこり出すとか、ちらっと出演させるような営業活動もぜひご検討していただいて、そういった部分についても、後ろのほうでいんザイ君が見えたというような形でもいいので、出せるような、そんな活動もしていっていただけたらと思います。
それで、職員さんのシティプロモーションの取り組みについては今伺いましたけれども、市内には農業関係者の方も多く、数々の農畜産物が多数存在しております。先月私伺ったお話ではございますけれども、お隣の白井市さんの市長さんは東京の歌舞伎座にて白井市の梨を販売されていたと伺いました。市長がですね。みずから。白井市さんは白井市さんのやり方ですと言ってしまえばそれまでかもしれませんけれども、そこで伺いますけれども、市長がみずから地元の特産品のセールスを行うようなシティセールスも必要ではないでしょうかといったことについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
特産品等のトップセールスにつきましては、効果的な場所や相手等を今後各担当課とも調整いたしまして検討してまいりたいと、こう考えています。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ぜひよい方向となるような検討を期待したいと思います。
続きまして、(4)に入ってまいりますけれども、先ほどの質問とちょっと重複してしまうかもしれませんけれども、印西市の魅力度アップについて、これについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
市の魅力度が向上していくことは、移住、定住の促進や交流人口の増加につながり、新たな人の流れを呼び込むことができるものと考えております。市といたしましては、いんざいふるさとまつりやイルミライINZAIの実施、またプロモーションコマーシャルを制作すること等によりまして魅力度の向上やPRにつなげてまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。今印西に住まわれている方は、印西はすごいよとか、こちらに移り住んだ方々は住んでみたらよかったよ、そんな声が聞こえる自治体となればよいと私は考えますので、よりよい方向となるようなご検討をしていただければと思います。
続きまして、(5)番に入っていきますけれども、担当課の現状と課題についてということですが、行政が行うシティプロモーションのスタイルには限界があるやに聞いております。今現在はどうでしょうかという部分になりますが、(5)、担当課の現状と課題について伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
シティプロモーションを展開していくには、的確なターゲットに対しまして効果的、効率的に情報を発信していきまして、いかに興味を持っていただけるかが重要と考えております。このことから、市ではメーンターゲットを20代、30代の子育て世代に絞りシティプロモーションを展開しております。また、印西市のさまざまな地域資源を市民や企業、団体の皆様とともにより魅力的なものとして磨き上げ、まだ活用に至っていない潜在的な地域資源の発掘や新たな魅力の創出をしていくことが重要であると認識しております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。20代、30代といった若い子育て世代を中心にターゲットを絞ってという答弁ですけれども、どのような形での情報収集や集約となっているのでしょうかということについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
先ほど申し上げたターゲットからの情報の集約ということでございますが、印西市の認知度の向上や、移住、定住の促進に向けました情報を収集するため、平成29年度、1都6県の関東在住の方にインターネットによるアンケート、ウエブ調査を実施しております。今後とも定期的にこのようなウエブ調査を行ってまいりたいと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ぜひ今後とも継続的な調査を行っていただきたいと考えます。
さて、さまざまなシティプロモーション活動を行っていく上で、原課さんの業務内容を伺っておりますと、業務量がかなり多いように感じますが、シティプロモーションを行うに当たりまして、人員という点ではどうなのでしょうかという点について伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
シティプロモーションを実施していく上で、市が主体となって実施する業務に加え、他団体が主催するイベントの出演等が多くなっており、時期によってはイベントが重なる場合もございます。今後とも効率的、効果的なシティプロモーションを行ってまいりたいと、こう考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
なかなか部長の答弁の中で人が足りませんとは言えないのかなというふうには思いますけれども、やはりシティプロモーションというものは、性質上、人、お金、予算ですね、物だと私は考えております。ぜひその部分について含めましてご検討いただけたらと思います。
シティプロモーションについての最後の質問となりますけれども、市長に伺いたいと思います。昨日の会派至誠の小川義人議員の質問にも答弁されており、重複することのないように質問いたしますが、10万人突破、住みよさランキング7年連続1位ということで、非常にこの印西市が注目度が増しているということで、印西市をよりPRしていく必要がありますけれども、市長は市内ではいろいろと活動されております。市外でも市長みずからがトップセールスを行っていく考えはあるかについて市長に伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 板倉市長。
◎市長(板倉正直) お答えをいたします。
私といたしましても、柏レイソルホームタウンデーや大井競馬場コスモス賞など、市外でも市のPRに努めておりまして、今後とも積極的に印西市をPRしてまいりたいと、このように考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
公務多忙とは思いますけれども、時間的に余裕があり、その機会があれば積極的に市外でも活動を期待したいと思います。
続きまして、大きい2番のほうに入ってまいります。こちらは有害鳥獣でございます。有害鳥獣対策として、印西市内の猟友会との連携や、農作物被害軽減のため電気柵といった補助金交付事業を実施しておりますけれども、補助事業対策をしている場所以外での有害鳥獣による被害も出ている、頻発しているということもあり、現状や農地以外の場所に出没していることに対し、印西市としての見解を伺ってまいりたいと思います。
まずは、年々増加しているイノシシに対する考え方について伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 板倉市長。
◎市長(板倉正直) お答えをいたします。
近年、イノシシは農地や周辺の森林にとどまらず、集落や住宅地周辺にも出没しておりまして、今後は市街地や学校周辺への出没も予想されることから、市といたしましては、今後対応マニュアルを作成いたしまして、関係機関等と連携しまして対応してまいりたいと、このように考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
もはや市内の山林などにはどこにでもいるイノシシとなりつつあります。先日も地元の方より伺った話となりますけれども、犬と一緒に散歩をしていたら犬が急にほえ始め、茂みからイノシシが飛び出してきて、かまれるかと思いましたといったことを聞き、またご高齢の方からは、イノシシの餌をつくるようなものだから、もう畑はやらないよといったことも伺いました。ということから、もはやどこにでもいるというより、どこにでも存在する、どこにでも出没するといったこととなりつつあります。有害鳥獣としておりますことから、何らかの被害があるものだと思います。それで、印西市としてはどのように対応していくのかについて伺ってまいりたいと思います。
○議長(藤代武雄) 髙橋環境経済部長。
◎環境経済部長(髙橋政勝) お答えいたします。
先ほど市長の答弁の中で対応マニュアルのお話がありましたので、対応マニュアルの内容としましては、市街地にイノシシが出没した際の被害の発生及び拡大の防止を図るための対応等を整理することを目的に、イノシシが市街地に出没する原因、基本的な対応手順、各機関等の役割、基本的な連絡体制、現場対応の基本、イノシシの出没時における関係機関との連絡体制などについてマニュアル化をすることとしているところでございます。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
マニュアル化するということで今ご答弁いただきました。
では、そのマニュアルの運用はいつからを予定しているのか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 髙橋環境経済部長。
◎環境経済部長(髙橋政勝) お答えいたします。
マニュアルにつきましては、本年度中に関係機関等と協議を終了し、平成31年4月から運用を開始する予定でございます。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
マニュアル化して来春より対応していくという答弁でございますけれども、こちら農政課さんの担当職員さんが主体となると思うのですけれども、担当職員さんではもうどうにもならない部分も出てくるのではないかなというふうに私は考えますが、そこで伺いたいと思います。農業被害及び農地以外での市街地等での被害に対応するために専門部署が必要と考えられますが、その辺についてはどのようにお考えなのか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 髙橋環境経済部長。
◎環境経済部長(髙橋政勝) お答えいたします。
専門部署の設置につきましては、必要性も含めまして関係部署と協議をしてまいりたいと考えているところでございます。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
ぜひ有害鳥獣対策部署ができることを私は考えます。というのは、なぜかといいますと、やっぱり有害鳥獣、農地だけではないです。市道にも民地にも学校にも、いろんなところに出ている現実もありますので、農地だから農政課、道路だからどこどこ課といって、結局割り振りがうまくいかないかな、それならば最初に担当する部署があって、割り振りをするような、そんな専門部署があったらいいのかなというふうに私は考えますので、ぜひその辺もご検討いただければなと思います。
続きまして、この有害鳥獣のジビエについての考え方に入ってまいりたいと思いますけれども、(2)のジビエについての考え方はどうかということについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 髙橋環境経済部長。
◎環境経済部長(髙橋政勝) お答えいたします。
ジビエとして活用するためには、食品衛生法及び千葉県野生鳥獣肉に係る衛生管理ガイドライン等に基づき適正な解体処理等を行うこととなっておりますので、専用の処理加工施設を確保または整備することが必要となり、出荷の際には全頭放射性物質検査を行うことが定められております。また、イノシシは個体により肉質に差があり、捕獲数も一定でないことから、県内6カ所で稼働しています処理施設においても安定出荷が難しい状況であると聞いております。今後、捕獲従事者や市内で事業として起業したい方等からジビエ利用についての機運が高まりました段階で、支援等につきまして検討をしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
近年、千葉県はもとより全国的にもちょっとジビエ料理なるものがはやりつつあると伺っております。千葉県の鋸南町は有害鳥獣たくさんとれるところですけれども、ことしの11月4日にジビエバーベキュー大会が予定されているとのことです。これはほんの一例ですけれども、あちこちでこのようなジビエ料理のイベントが開催されたり、また予定されているということがわかりました。
質問に戻りますけれども、イノシシの行動範囲は拡大するばかりで、予算を使って捕獲や駆除といったことをしておりますけれども、予算を使用して殺処分だけなのでしょうか。ジビエに取り組むことにより、少額かもしれませんけれども、印西市に収入となるものと思われます。では、担当課さんとかは聞いているかと思うのですけれども、千葉県ではどのような形でのジビエ振興策を図っているか、県との調整は聞いているか伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 髙橋環境経済部長。
◎環境経済部長(髙橋政勝) お答えいたします。
県では、県内で捕獲されたイノシシや鹿の肉を房総ジビエと銘打ち、房総ジビエフェアの開催や加工品レシピの開発を行うとともに、飲食店向けの講習会の開催、千葉県野生鳥獣肉に係る衛生管理ガイドラインの策定及び千葉県野生鳥獣肉処理衛生管理講習会の開催など、野生鳥獣対策の一環としてジビエの振興を図っているところでございます。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
今の答弁で千葉県の具体的な取り組み、振興策というものがわかりました。
では、ここ印西市としてはどのような対応していくのかということの部分について伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 髙橋環境経済部長。
◎環境経済部長(髙橋政勝) お答えいたします。
県が行っておりますジビエ振興事業に関しまして、市としましてかかわることができることにつきましては参加をしていきたいと、このように考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
このジビエについて、私も私なりに千葉県にいろいろと確認しましたところ、千葉県北部にも有害鳥獣の解体処理施設があってもよいかもしれませんねといった、ちょっと前向きな県の担当者の方のご意見を伺いました。これは千葉県の答えではないとは思うのですけれども、一担当者の方ですけれども、そういったことも、南部だけではなく北部にもあってもいいのではないかということで伺いました。であれば、使用していない給食センターを使用して解体処理施設にするとか、ジビエについて前向きにご検討をいただきたいと思います。そうすることにより、より多くの有害鳥獣の捕獲が進むのではないかと、まさにもうたらればの話とはなってしまいますが、ぜひそういったことも民間事業者との連携も含めましていろいろとご検討いただけたらなと思います。
続きまして、(3)のほうを伺ってまいりますけれども、近隣自治体との連携ということについて伺ってまいりたいと思います。イノシシがいなかった地域にもイノシシが出没しており、それが印西市産ではないかといったようなことも耳にしたものであります。確かに印西市産のイノシシかもしれませんけれども、そのイノシシに名札がついているわけでもなく、確かにそうなのかというふうに思いますけれども、さらにさらにと広範囲に移動していくイノシシに対しまして、広域連携も必要ではないかということから質問させていただきます。
(3)の近隣自治体との連携について伺ってまいりたいと思います。
○議長(藤代武雄) 髙橋環境経済部長。
◎環境経済部長(髙橋政勝) お答えいたします。
近隣自治体におきましてイノシシの出没が確認されておりますことから、連携を図り、広域的な捕獲対策を図ることが必要であると認識をしているところでございます。今後は、必要に応じ近隣自治体と情報交換を図りつつ、連携に向けた方策等を検討してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。
それでは、ほかの地区とはどのような連携がとれているかということで、近隣自治体ということで質問をさせていただいていますけれども、先ほどジビエの質問の際にもちょっと触れたのですけれども、解体処理施設ではございますけれども、有害鳥獣解体処理施設で、ジビエは人の食べるお肉だと思いますけれども、また違って肉食動物の餌やペットフードの原材料といった加工場にするとか、広域での駆除をすることにより、または民間事業所との連携をするとかといった、あらゆることをご検討いただきたいというものであります。今現在、市内には試算しますと約3,000頭ものイノシシがいるとも言われております。これらを含めまして、全頭駆除を目標にして早急な対応をご検討いただけたらということを申し添えさせていただきます。
続きまして、大きな3番のほうに、空き校舎の利活用についてのほうに入ってまいりたいと思います。近年閉校した小学校や今後閉校となる可能性がある学校が数校発生する状況が見込まれます。今後は、機械警備だけで、そのままにして避難所となるときのみ開放するのか、または常日ごろより市民へ開放して災害時の避難所や投票所という使い方をするのか、または校舎を売却なのか解体なのか、空き校舎については賛否両論あると思いますけれども、印西市としての見解を伺いたいと思います。既にこの質問もされているように感じますけれども、通告しておりますので、違った点での質問とさせていただきます。
(1)、廃校となった校舎をどうするのかということを改めて伺います。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
廃校となった場合の校舎の跡地活用でございますけれども、他の公共施設と同様に、印西市公共施設等総合管理計画及び印西市公共施設跡地等活用方針に基づきまして検討することになります。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。
続きまして、こちらの今の答弁伺いまして再質問といたしますけれども、廃校となった校舎を一般の方や民間業者などへの貸し出しはすることは可能なのでしょうかということについて伺います。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
校舎の貸し出しにつきましては、基本的には可能と思いますが、具体的な内容につきまして十分な協議をし、判断をしなければならないものと考えております。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。箱物を建設すること、そして解体することは両方とも大変なことで、莫大な予算が伴うことは認識しております。ならば、利用される方よりその利用の料金、収入があるならば印西市にとってもよいことなのではないでしょうか。そんなことを考えております。
さらに伺いますが、この空き校舎利活用で売却ではなく貸し付けをした場合、公共施設の面積としては減らないと思いますけれども、この部分についてどのように考えているかを伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
本市の公共施設等総合管理計画では公共施設全体の延べ床面積の縮減を目指しておりますが、施設の維持管理を条件とするなど、結果としてコスト縮減が図られるものであれば貸し付けも一つの手法であると考えておるところでございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。コスト縮減が図れればということで、面積よりもコスト優先ということがわかりました。
では、(2)のほうに入らさせていただきますけれども、あいている箱物、何かに使用していくことが大事なことなのではないでしょうかという観点であります。お隣の栄町のような特別支援校などの学校施設としての利用はどうか、これについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
印西市の公共施設跡地活用の基本的な考え方や検討の流れを示した印西市公共施設跡地等活用方針では、検討の中で庁内における活用意向を把握することになっております。ご質問の栄町の栄特別支援学校につきましては、設置者が千葉県でございますので、千葉県より特別支援学校等の学校施設としての活用要望があれば、その時点で検討することになります。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。今質問している施設は学校であります。あいたからどうかなという千葉県への営業というか、そういったことも含めてぜひご検討いただきたいと思います。
それらは学校的なものなのでよいのかと思いますけれども、印西市の物件を貸し出しや売却するには公募することも検討もしていただくしかないのではと考えております。そこで伺いたいと思いますけれども、民間が経営するようなフリースクールのような考え方はどうでしょうか。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
フリースクール等、民間からの活用要望がございましたならば、その運営内容などをよくお聞きした上で、活用方針にのっとり庁内で検討していくことになります。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。
きのうもちょっと質問のほうで出ていたことではございますけれども、学校の施設の跡地利用として道の駅や宿泊施設といった箱物が、全国的に少子高齢化の流れに乗りまして生徒が減少し、全国的に広がりつつある状況にあります。8月31日の千葉日報にでも記事として出ておりましたが、お隣の成田市さんでは宿泊施設ということだそうでございます。
それでは、伺います。直売所や宿泊施設等での利用を検討することはできないかについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答え申し上げます。
先ほどのご質問と同様な答弁になってしまいますけれども、庁内における活用意向を踏まえた上で、直売所や宿泊施設等としての活用要望がございましたならば、その時点で検討することになります。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。
公共施設であったものが民間事業者に利活用され、第2の人生となることは、箱物にとっては喜ばしいことではないかなと考えます。印西市も民間との連携が必要だと考えますが、私としてそこで伺いたいと思います。成田市、長南町、茨城県行方市など、民間を取り入れた活用は印西市としての考えはないかについて改めて伺います。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えを申し上げます。
繰り返しになりますが、活用要望があった時点で検討していくことになります。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
印西市が民間に貸し出すといったことは積極的には行わないかということなのです。建物を民間から来るということではなく貸し出すといったことについては、学校であれば教育部さんですけれども、貸し出すということについてはどのように考えているか。
○議長(藤代武雄) 山﨑教育部長。
◎教育部長(山﨑正之) お答えいたします。
施設を貸し出すとなりますと、学校につきましては教育財産でございますので、教育の使用の許可になってしまいますので、貸し出す場合は一旦普通財産にしませんと貸し出しできませんので、教育部内で検討した結果、部内での活用がないということになれば市長部局のほうに移りまして、市長部局のほうでまた活用方針などを検討した上で、さらにそういう貸し出しの意向等があれば市長部局のほうから貸し出すと、そういうことになろうかと思います。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。庁内で検討した段階で、そういった壊すのではなくて貸し出そうという意向がありましたら、積極的にそういった営業も考えていただけたらと思いますけれども、企画財政部長はどうでしょうか、その辺は。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
民間活力といいますか、民間の力をかりてということで、ランニングコストの削減ということは非常に理にかなっているものと考えておりますけれども、そういった民間事業者に貸し出す面におきましては、やはり市場調査等、十分検討していく必要があるものと認識しております。
以上です。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。よりよい方向でご検討いただきたいと思います。
それでは、最後の4番のほうに入らさせていただきます。大きい4番です。こちらの合併から10年を迎えることについてということで質問をさせていただきますけれども、これは以前にも質問をさせていただいたこともありますけれども、今回も質問をさせていただきます。
(1)、印西市総合計画から第2次基本計画に進み、積み残した事業について、これについて伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 酒井企画財政部長。
◎企画財政部長(酒井和広) お答えいたします。
市の総合計画及び合併協議時に策定されました新市基本計画の進行管理といたしましては、毎年度行政評価といたしまして実施計画事業等の評価、検証を行っておりまして、本年7月には平成29年度実施分の評価結果を取りまとめたところでございます。その中で、ご質問の積み残した事業ということでございますが、新市基本計画掲載事業につきましては、おおむね計画どおりに着手、推進が図られておりますものの、生活環境分野におけます緑の基本計画の見直し事業、産業振興分野におけます特産品づくり事業につきましては、現時点で取り組みがややおくれているところであり、また都市基盤分野におけます地域幹線道路等の新設改良事業につきましては、一部整備着手に至っていない路線もあるといった状況でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。
今回は、また道路を中心にちょっと伺ってまいりたいと思いますけれども、地域幹線道路等の新設改良事業で着手に至っていない路線について伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
新市基本計画掲載事業の地域幹線道路等の新設改良事業のうち着手に至っていない路線は、市道師戸・江川線、市道笠神・中田切線、市道角田線の計3路線となっております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
3路線ということで、今着手に至っていないということでありました。これはどこも大事な路線であるということは認識されていると思いますけれども、このうちの1路線が今後千葉県が整備する道路と接続していくこととなるということが考えられます。総合計画でも基本計画でも合併時の約束事からできているものだと考えます。だからこそ第2次基本計画の期間内に着手や完成が必要なものではないでしょうか。合併から間もなく10年がたちます。早急な対応が必要と考えますが、これについてさらに質問を続けてまいります。
最近、千葉県が印西市と栄町を集め、若草大橋延伸線に関する会議を開いたとの情報を得ました。この若草大橋延伸線は、お隣、栄町から印西市に入ってくるものですけれども、若草大橋から鎌ケ谷本埜バイパスに向かうルートで、現在印西市と栄町が千葉県に要望していたと記憶しております。もしこのルートの整備が進みますと、先ほども申し上げました現在未着手となっている3路線のうちの一つの市道笠神・中田切線には大きな交通量の負荷が生じることが懸念されていることからも、早急な整備が必要と考えますが、市の考え方を伺いたいと思います。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
市道笠神・中田切線につきましては、第2次基本計画において整備に取り組むべき路線として位置づけられておりますので、計画期間内の事業着手を目標に取り組んでまいりたいと、このように考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
今の答弁で事業着手を目標にということでありますけれども、本当に前も質問させていただきましたけれども、もう県がつくってしまって、整備して、その道路が市道と接続するわけで、結局迷って入ってしまったとかいうことで、交通障害というか、地域の人にも迷惑かかってしまうようなこともあるかもしれないので、ぜひ千葉県とかそういったところともよく協議していただいて、進めていっていただけたらなと思います。
続きまして、地域の幹線道路等の新設改良事業でいまだに未着手となっている3路線はいつごろから着手していくかについて伺ってまいりたいと思います。
○議長(藤代武雄) 川嶋都市建設部長。
◎都市建設部長(川嶋一郎) お答えいたします。
市といたしましては、既に着手しております市道00―026号線などの先行している継続事業の早期完成に努めまして、現在未着手となっている路線についても順次着手してまいりたいと、このように考えております。
以上でございます。
○議長(藤代武雄) 3番、小川利彦議員。
◆小川利彦
わかりました。早急な対応が必要だと私は考えておりますので、ぜひそのような方向でご検討いただけたらと思います。
さらに、やはりこういった道路の問題に関しましては市長の判断も必要な部分と私は考えます。市長に伺いたいと思います。新市基本計画における事業の取り組みについて、市長としてはどう考えるか、これについて伺いまして私の質問を終わらさせていただきます。